年2回中型バスをチャーターして撮影ツアーを実施する。秋の撮影ツアーは私が企画する役回り。いつも天気には悩ませられる。親睦と割り切って雨でも敢行する。なんと撮影日だけが雨予想、うらめしいね。雨の中ミニストップに集合。それでも面々、表情は明るい。今回は行ったことのない豊後高田、国東方面。山と神社仏閣、神仏習合、六郷満山文化、仏の旅。別の写真愛好グループも合流してくれて18名の参加。バスは28人乗り中型、参加者が多いほど一人当たり割安になる。晴れ男のいる我々のグループだが今回はパワーがたりなかったようだ。7時過ぎ出発、筑後小郡から大分道にのる。由布岳SAでトイレ休憩。紅葉はダイブすすんでいる。
一番目の目的地、熊野磨崖仏は天候不良、足場が悪く年寄りにはあぶないので中止。入り口の胎蔵寺の名物和尚も今日はやめとかれたほうがいいでしょうとのアドバイス。国東半島を代表する紅葉名所、六郷満山文化の中心地、双子寺をめざす。今回はメンバーの奥様二人も参加いただいて紅3点、美人モデルに不足なしであり男性陣気合十分。各人自己紹介、それぞれキャラがあらわれて面白い。
10時半到着。雨はやまない。各人雨武装して紅葉の寺に入ってゆく。しかしベストは1週間後だね。完全に赤に染まっているわけではない。紅い傘とアノラックの奥様を点景にして撮影。
しかし赤がよく目立ちますね。無明橋から山門への階段をいれてとる。
(ペンタックスK3、レンズ、タムロン18-200、ISO400,F5.6、13分の1秒、三脚、HB、K5000)
雨で足場が悪い。私のウオーキングシューズも履き古して溝がない。つるっと滑って三脚がたおれ透明傘の柄がおれ、折れた金属部で指を切った。幸いバッグに救急バンをいれていたのでそれで止血。カメラも無事でよかった。皆に注意していた自分がすべったのだからどうしようもないね。まわりに誰もいなかったので自分で処理。雨の傘をさしての撮影は大変だね
書院客殿の紅葉。おいてあった竹材をいれて撮る
一部は真っ赤になっている
背景を水玉にして撮る
ホワイトバランスを電灯にすると背景が青くなりおもしろい
12時まで撮影。食事スポットで予定していた並石ダムグリーンランドのスコット村が月曜日定休が判明。前日に紅葉確認食事確認したが月曜日休みの話は出なかった。天念寺の鬼会の里に目的地変更、食堂のおばさんに18名予約。うどんとソバ。今、新そばの季節、評判らしい。3人のおばさんががんばって作ってくれたが大分またされた。確かに新そばは香りや若干の甘さなど感じられおいしかった、700円也。
すぐ近くの川中不動の磨崖仏を撮って、次の目的地、長安寺に向かう。
雨模様のなか三脚を担いで傘をさしての撮影。紅葉も今一で昭和の町に向かう。
昭和ロマン蔵。昭和30~40年代、私は10歳から二十歳くらいあたりの世相を再現した町。なつかしいダイハツミゼットや年代物の車、ボンネット型のバスなどならんでいた。
高速道路が霧のため湯布院から日出ジャンクションあたりが通行止め。した道をとおると2時間ほど余計に時間がかかる。最後の目的地、日本夕日100景のひとつ真玉海岸もとりあえず場所だけ確認するつもりで向かう。しかしその方面の空があかるくなり雨はやんでいる。16時到着。私は2回目。14時半の干潮で干潟がでてきれい。雨もやっとやんでくれてメンバー歓声。奥様がひとり干潟に降りて行ってくれた。
太陽も厚い雲間から光をもらしてくれている。
皆、夢中でシャッターをきる。ここでもホワイトバランスを電灯にして遊ぶ
16時半、予定より二時間弱前倒しにして帰還の途につく。恒例の高速に乗る前のコンビニでの酒肴を調達して玖珠インターをめざす。最後の目的地が晴れてくれて参加者みなご機嫌。それぞれ酒、ビールを片手に懇親を深める。こちとらは風邪気味のなか幹事役で少々疲れましたが終わりよければすべて良しでした。しかし元気なメンバーもいるけれど概して足腰はヨタレソツネナラムだね。動きが俊敏にいかない。筑紫野に20時半到着、無事に帰還できました。みなさんお疲れ様でした。雨の中の撮影、しっとりとした味わいのある写真がとれましたでしょうか。12月の例会での合評が楽しみです・・・・