去年福岡県展で知遇を得たうきは市の写真家Tさんからうきは、筑後吉井の第二十八回小さな美術館巡りの案内ハガキをいただいていた。そのTさんを紹介してくださった娘婿の母君RSさんから3日のTさんなどが出品しておられる写真展へ出席するかどうかの電話をいただいていた。
パソコンで調べてみると吉井地区の喫茶店や画廊、コミセン、あるいは協賛企業もふくめて29か所の会場で絵画、書道、写真など地元の芸術愛好家の作品が展示される。
うきは市観光協会がおしすすめている地域振興策の一環、28回目の歴史がある催しのようだ。
1日2日が雨模様で雨が続くなら今一つという気分ではあったが幸い晴れてくれたので8時半家をでる。今日は帰省のピークとかいっていたがスムースに写団「うきは」の会場になっている農業運搬具メーカーの築水キャニコム社に到着、半年ぶりに懐かしのTさんと再会。築水キャニコム社はものづくりは演歌だと主張してるユニークな中堅企業。ゴールデンウイークの3,4,5は地域の為に会場を提供しておられる。
10時開始だが次から次へと千客万来。RSさんご夫妻もやってこられれ会場は一挙ににぎやかに。7名の写真家のグループだがすばらしい写真が40数枚展示されている。各種コンテストの入選入賞経験者ばかりでレベルが非常に高い。おおいに参考になる写真ばかりだ。刺激されましたね。
12時前、ひとまずこの会場を失礼して歩いて4~5分の喫茶えくぼにお邪魔する。ここは同じ写団のメンバーのひとりMさんが10年にわたり個展のように常設展示しておられる。
マッキントッシュのアンプなどがおいてあるなつかしの喫茶店。店主の奥様がRSさんの学校の先輩、しばらくしてMさんの奥様もこられて幼馴染の女性たちの再会。大都会にはないローカルの昔ながらの人のつながりというかほのぼのと感銘をうけた。
マッキントッシュ コーヒーの香や ともがき来
Mさんの写真も独学らしいがすばらしい作品。こういう喫茶店と写真愛好家のつながりっていいもんだなとしみじみ思う。RSさんの夫君も中学生時代の同級生8人と月1飲み会や年1回の旅行など楽しんでい入るとか。うらやましいね。私は小中高と大阪、大学は京都、25歳で九州に来て以来、学友との交流はさっぱり。同窓会をやれるひとがうらやましい限りではある。おいしいカレーをいただいたあと市内中心部の会場に徒歩で向かう。
5月のさわやかな風をうけ歩いていても気持ちが良い。
生涯学習の水彩画仲間展を見る。RSさんの旅友達がメンバーらしい。何かにとりくんでいる女性たちは元気はつらつ。
白壁の街として有名な筑後吉井。しゃれたカフェや食事処もあちこちにある。
ここみらい&プロジェクトT展。障害を持ちながらも仕事に芸術に頑張っているメンバーのチャレンジ展。なかなかもってユニークな作品が並んでいる。たいしたもんだ。
加藤美術館をへて身延山本佛寺の元寇パノラマ画をみにゆく。
矢田いっしょうという人が描いた20枚の元寇パノラマ画。はじめてみるなまなましい描写の迫力ある絵ですね。こんなすごい絵がなぜ日蓮宗のお寺に所蔵されているのか不思議だったがすごい絵でしたね。5000歩くらい歩いて小さな美術館巡り、結構な人との出会い、芸術との出会いをさせていただきました。RSさんご夫妻やTさん、いろいろお世話様でした。ありがとうございました。出会い感謝の一日でした!!