ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

180514 妻の誕生日、母の日をかねて息子夫婦からアジサイの花!高齢社会日本を考える(その1)

2018年05月14日 | アフターセブンティ

12日は妻の誕生日。母の日をかねて息子夫婦からアジサイがおくられてきた。娘からは小さな財布をもらったようだ。親友のMMさんには恒例の誕生ランチを10日にすませている。

 そして12日、寿しをとろうかと妻に声かけたら、体調良くないからいいという。結局、夕食は妻が作ったカレーですませる。孫たちからはラインで誕生メール。

まあきっちり覚えてくれている家族がいるということは高齢者にとってはうれしいこと。しかし健康をそこねていると喜びも半減する。

 五木寛之さんの「新老人の思想」幻冬舎新書を内田康夫ミステリーと一緒に図書館から借りてきて読んだ。少子高齢化と言われて久しいが今や日本は大変な高齢社会になってしまった。この本の紹介とともに高齢問題を考えてみたい。

1、      日本はとんでもない超老人大国になった。

(1)世界が注目・・老人問題と使用済み核燃料の処理

(2)病院は老人ばかり。今や老人は敬われるべき存在ではない。敬老の日などナンセンスではないかと思える。紅白まんじゅうをもらっても少しもうれしくないのではないか

(3)65歳以上の高齢者はH27年9月現在3384万人、総人口12683万人の26.7%。男は1462万人(70歳以上995万人。75歳以上の後期高齢者は633万人、80歳以上は351万人、90歳以上は42万人、100歳以上は1万人)65歳以上の女性は1921万人、100歳以上は5万人。2016年調査で一人暮らし高齢者は655万人。

(4)75歳以上の後期高齢者で元気で自立できている人は1637万人の内、何%くらいだろうか?自立:座って立てて、歩けて、食事出来て、判断力あり、困窮していない人。

(5)団塊世代を軸とした年金勝ち組高齢者は小金をもち、やる気満々の人も多いがこの本には書いてなかったが、世代間格差はともかく、高齢者同世代間格差も大きいのではないか?

(6)H26年度の生命保険も含めた高齢者二人以上の世帯の平均貯蓄額は2499万円。

月平均の消費支出は平均で29万円。高齢無職世帯は24.2万円。年金収入平均は普通のサラリーマンで40年近く勤務した人で月25万円くらいあるのだろうか?なんとか年金内でやりくりしているのか、収入との差額は当然貯蓄取り崩しとなる。

65歳以上になっても働きたいという人が非常に多いらしいがその理由は生きがいのためというより生活費稼ぎの人が増えているらしい

(7)老化はシビアで残酷。どんなに元気そうであっても確実に視力、聴力、筋力、内臓力、判断力、睡眠力、瞬発力など落ちてくる。というわけで

<高齢者の3つの難関、不安>

①   病気(80になったら8つの病気を持っていると覚悟すべき?)

②   介護されることへの不安

③   経済的な問題。年金と預貯金だけで乗り切れるのか

(8)高齢者階層というより、老人階級は他の階級に迷惑をかけないためには階級内相互扶助で自立すべく心身の養生を心がけねばならないしかし日本の1億円以上の金融資産をもつ富裕層には同階層支援を含めた福祉発想をもつ人は少ないのではないか。要するにカネの使い方がわかっていない。

 1億総活躍社会などしらじらしいことをいう安倍内閣、この3300万高齢階級の実態把握をやって世界が注目する高齢化対策で世界をリードすべき時だね

コメント
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