昨日は現役時代、一緒に仕事をしたSさんと坂出で再会、1.5歳の子供をともなって母親らしいやさしさが全身ににじみでている。現役コンサル時代は男性相手にがんがんやっていたキャリアがールだったが専業主婦でゆとり、幸せ感がいっぱい。
その日はこんぴらさんにいったが天候急変、大雨で断念、石鎚山ふもとの道の駅をめざす。しかしすごい雨で先がみえず、怖いくらい。ファミマで小休止。
今治近辺、あの大王製紙の製紙プラント前を通過、格好の工場被写体だったがあっという間に通り抜ける。今日もコンビニ夕食、道の駅着6時半、温泉椿の湯にはいる。気温がさがり今宵はねむれそう。
目覚めると外はあかるい。でかい空が印象的、カメラを取り出し斜光を撮る。
尾の道にむけ、西瀬戸自動車道を走り抜ける予定だったが途中、世界の巨匠、平山郁夫美術館があるということでたちよる。こんな瀬戸内の片田舎に生まれそだった男がいかにしてシルクロードはじめ仏教伝来の足跡を夫婦であるいて確かめ作品にしあげてゆく、すごい人間の足跡を美術館でまのあたりにして大感激。単に車で日本一周るだけの自分とはおおちがい。感性、努力、技術、すべてがあいまって平山作品に凝縮している感じ。
さてどうするか、とりあえず広島周辺の道の駅にナビ設定して移動。途中のPAでたこ天うどんをたべる。四国にはいってはじめてのうどんだったがうまかった。尾道美術館かちょっと戻ることになる井原田中美術館かまよったが気力の継続ならず広島にむかう。
そして走行150キロ、やってきました宮島へ。駐車場1000円、JRフェリーそのたの確認をして、今宮島湾近くの公園無料駐車場のベンチでブログをしたためている。この穴場情報は車中泊ガイド本。公園では父親が将来のマーちゃんを夢見て子供を特訓、海沿いでは女性がルアーでつり、中学生らしい野球クラブの特訓、日本の幸せの縮図がここにある。
そして俺。下関198キロの道路標識、無性にわが家が懐かしくなる。放浪と旅の違いは帰るところがあるかないかの違いだと誰かが言っていた。明日は早朝、厳島にわたり写真をとり、夜には関門付近のどこかにいるだろう。そして当初の計画通り10日に帰還となる予定だ