ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

圓徳院のライトアップ

2006-11-12 04:42:15 | ぶらり都めぐり
霊山歴史館で日が暮れてきて、帰りがけに高台寺の傍らにある圓徳院にも寄ってみました。
ここは秀吉の妻ねねが58歳から77歳で没するまで19年間住んだ地で、ねねの没後にねねの兄木下家定とその次男利房によって木下家の菩提寺として開かれ、高台寺の塔頭とされました。

ちょうどライトアップの始まりの時間でまだあまり人も多くなくてよかったです。

門前のツワブキが見頃できれいでした。


「語らいの南庭」


「沈黙の北庭」
ねねが伏見城化粧御殿と前庭を移したものですが、御殿のほうは焼失してしまい、庭だけが当時の原型をほぼそのままに留めて残り、国の名勝指定を受けています。賢庭作で後に小堀遠州が手を加え、多数の巨石を豪放に配置した桃山時代の豪華、豪胆を表している庭園です。


ねねの着ていた打掛を復元したもの。

「宗旦狐」の像がありました。
千宗旦(利休の孫)に化けて夜な夜な現われてはあちこちの茶会によばれていたお狐様。人々は狐だということを知りながら親しみをもって迎えていたそうですw。


夜間ライトアップは12月3日まで、日没から9時半までの受付です。
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霊山歴史館

2006-11-12 04:14:18 | ぶらり都めぐり
建仁寺、魔利支天の次に幕末維新ミュージアム霊山(りょうざん)歴史館に行きました。

最近全館リニューアルオープンされたらしいけれど、訪ねたのは初めてです。
11月26日まで海援隊結成140年記念特別展「龍馬と新撰組の時代」をやっています。

龍馬、黒船、新撰組から明治維新まで、幕末維新の専門歴史博物館ということで、その時代のことは何でもありという感じ。
龍馬を斬った刀とか、龍馬暗殺の指揮をした佐々木只三郎が鳥羽伏見の戦いで着ていた血染めの鎖帷子とかあって、とにかく血なまぐさい時代やったんですなあ。

開館 10:00~16:30(入館は16:00まで)
月曜日休館
常設展500円 特別展開催中は700円です。


見終わって帰り際、「維新の道」の急坂を下りて来ると、八坂の塔一帯が暮れなずんでいく様子。
近くには、桂小五郎や井上馨を始めとする討幕派の志士達がたびたび密議を行っていたという公家の邸宅「翠紅館」(今は「京大和」という料亭になっている)や、新撰組伊東甲子太郎らがいた高台寺月真院等があり、実際この辺りが歴史の舞台だったんやなあと実感されました。
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雨の摩利支尊天堂

2006-11-12 01:16:33 | ぶらり都めぐり
続いて、建仁寺の塔頭の一つ、禅居庵(摩利支尊天堂) に行きました。
建仁寺から南の八坂通りに一旦出て、西側に門があります。


本尊摩利支天は七頭の猪の上に座る形ですが、毎年10月に1日だけ開帳される秘仏です。

それで、境内には猪さんがたくさんいました。

狛猪。

ちょっと改良種らしきのもありました。



境内にはサザンカの木が多く、きれいな花がたくさん見られました。




来年の福を招くために「福猪(ふくい)」さんを連れて帰りました。
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雨の建仁寺

2006-11-12 01:14:51 | ぶらり都めぐり
超有名で超便利な場所にありながら未だに行ったことのなかった建仁寺に行ってきました。
12月3日までは高台寺と共催で「大桃山展」を開催しているのです。

「○△□の庭」と書いてあるのでふざけているのかと思ったら、本当に丸と三角と四角の形で構成されている庭でした。庭を通して向うに「潮音庭」が見えます。


「潮音庭」

小雨の降る中、苔がしっとりとして心洗われるようでした。
石組みが東西の渡り廊下を越えて配され、大きな渦潮を表しているそうです。

訪れる人もそれほど多くなく、ゆっくりと庭を楽しむことができました。


方丈(重要文化財)の南側には小川治兵衛作の「大雄苑(だいおうえん)」という庭が広がり、向うに法堂が借景になって見えています。

大雄苑には織田有楽斎が兄信長を弔うために建てた十三重石塔が配されています。

方丈の北側の庭には山茶花が散り敷いていました。

「雲龍図」(重要文化財)を始めとする海北友松の大作が特別展示されていました。海北友松は浅井長政の家臣の家に生まれた武士の出身で、その絵も武士らしい雄渾、鋭利さを持った水墨画で、圧倒されてしまう凄さを感じました。
方丈の部屋部屋の襖絵は橋本関雪の絵、法堂天井の小泉淳作2002年筆の「双龍図」も見事でした。

これは俵屋宗達筆の「風神雷神図」のレプリカ。


境内には日本にお茶を伝えた栄西禅師にちなんで、お茶の生垣が連なっています。
お茶の花と、

これはお茶の実。

少しだけ紅葉し始めた建仁寺の境内でした。
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