ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

2013年青春18冬の旅(4)和歌山市加太 淡嶋神社

2014-01-02 10:10:19 | 遠出(国内)
加太駅から歩いて約30分、海岸のすぐ側に淡嶋神社があります。


元は友ヶ島にあったと言われる淡嶋神社。ご祭神は少彦名命、大己貴命と神功皇后。
本殿は1585(天正13)年、豊臣秀吉の紀州征伐で全焼した後、浅野幸長が再建、紀州徳川家初代・徳川頼宣が修復、江戸時代末期に第十代・徳川治宝が造営したものです。
1979(昭和54)年には傷みが目立つようになった社殿を覆うような形で新社殿が造営されています。

年末からすでにお雛様が飾られていました。




そして、驚いたことは、

お堂の中にも、



外縁の下にも、



お雛様や日本人形がいっぱい!



さらに、庭には博多武士の人形やシーサーや、



木彫熊や信楽焼タヌキがぎっしり。
ものすごい数の人形や置物が供えられています。
人形の数は2万体ともいわれ、3月3日にはお雛様を舟に乗せて海に流す雛流しの神事が行われます。




社務所の横にはこんな巫女さん募集の看板もありました。
風光明媚、暖かな海の側での巫女さん体験はいかがでしょう。




赤い鳥居の参道横に3軒の茶店があり、



海産物のお土産や食事ができるようになっていました。



サザエの壷焼きをいただきました。


14:53に加太駅を出発して、和歌山市、和歌山、大阪と乗換えて、18:29に京都に帰ってきました。
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2013年青春18冬の旅(3)和歌山市加太 中村邸(旧加太警察署)

2014-01-02 01:21:25 | 建物(和歌山県)
加太駅から徒歩5分程のところに素敵な建物がありました。


中村邸。

1964(昭和39)年まで加太警察署として使われていました。
この地域は、昭和36年に和歌山市に合併されるまで加太町として町制を敷いており、かつては、深山・加太砲台、友ヶ島と大阪湾を守る重要な要塞地域でもあり、自由に出入りできないものの活気のある町でした。そのため警察署としての存在は大きく、建物も実に立派なものでした。300坪あまりの敷地には本館・取調室・留置場・道場・会議室・署長官舎など必要な物は全て揃っていたそうですが、現在は本館と署長室があった棟が残っています。



明治末期、もしくは大正初期の築。木造2階建。
設計者:松田茂樹
施工者:大彦組

下見板張りの外壁が特徴的で、警察署にしては、優しい雰囲気がします。




登録有形文化財に指定されています。




昭和38年頃に県の公示入札を通して中村清文氏が取得し、以来、住友金属が繁栄をなした時代には独身寮に、海水浴が大盛況だった時代には民宿に、と用途を変えながら今日まで大切に使い続けてこられています。
現在もきれいに外壁が塗りなおされ、大切に保存されている様子がわかりました。

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