ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

出町商店街で蒔絵体験

2014-01-26 23:31:49 | ぶらり都めぐり
今日はこちらへ。




出町桝形商店街で1月25日と26日の二日間、「第三回こだわりマルシェ」が開かれ、美山町、京丹波町、京丹後久美浜・大宮、福井県鯖江市など各地から野菜や魚、木工品などの産物が販売されいろいろなイベントも行われていました。




鯖江市の漆器職人さんの指導で漆の蒔絵体験ができるコーナーがありました。奥が体験コーナーです。
体験料1500円で自分で蒔絵マグカップが作れるというので、次々と体験する人がきていました。




先ず、器に地の黒い漆を塗るところです。本当は自分の作る器に塗るといいのですが、それだと塗ったあと乾燥するまでに時間がかかるので、今回は別のお皿に塗る体験をして、自分の器は予め塗られたものを使うことになっていました。
これは漆塗りの職人さんがお手本を見せてくれているところ。体験者は漆にかぶれないように手袋をはめて塗りました。




次に紙に自分の書きたい図案の下絵を書きます。
自分で書けない時は美術専攻の大学生が横で書いてくれました。



器の上にトレーシングぺーパーと下絵の紙を重ねて、上から線をなぞって器に下絵の線を写します。この作業はこの人にはちょっと無理と思われたのか、蒔絵の職人さんがやってくれました。




線の上を茶色い漆で塗ります。小さい筆で線を引くのは難しくて、失敗の連続、線がどんどん大きくなってしまいました。


ここで、塗った漆が乾くまで30分程かかるので、しばらくお茶を飲んだり、商店街で買い物したりして待ちました。



30分後、また職人さんがやってくれました。
布に金粉、銀粉、赤い粉をつけて先程書いた線の上に擦り付けます。




黒い漆の上に金銀赤で東洋蘭(のつもり)の絵が浮き上がって来て、出来上がり。
結局、ほとんどみんな職人さんにやってもらいましたね。





紙の箱に入れて持って帰りましたが、何と「漆は湿気を吸って乾燥する」のだそうで、箱の中に朝晩水をスプレーして器を入れておくことを3日位繰り返しておくのだそうです。初めて知った貴重な体験でした。




出来上がりはどうもみっともない、蒔絵ってもっと繊細なものだと思うのですが。

でもこれでお茶を飲むのが楽しみです。
焼酎を飲むのにもいいそうです(ムヒヒ)。






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釜座町町家で掘り出し物市

2014-01-26 00:55:34 | 建物(京大以外の京都府の)
釜座町町家(かまんざちょうちょういえ)でいろいろな町家の蔵や押し入れから出てきた掘り出し物を販売する市が1月25日(土)と26日(日)に開かれているので、見に行ってきました。



三条通り新町西入ル北側にあります。
木造2階建、明治初期に建てられたもので、二階は虫籠窓図子の江戸期京町家の特徴を残しています。
この「町家」を「ちょういえ」と読むのは、明治20年頃に釜座町役に家が託された後、代々町内会所有の町家として寄り合いや地蔵盆など地域の伝統的催事場所として使われてきたためです。




近年、京町家netが改修工事を行い、京町家作事組・京町家情報センターとしても使われています。





入ったところは「みせ」の間の土間になっていて、




通り庭(土間)の上は火袋の吹き抜けになっています。
修復でできるだけ当初の形に復元されています。




前栽の向こう側には「はなれ」があります。





「掘り出し物市」では1階の間やはなれに食器や着物、掛軸などいろいろな品が展示されていて、たくさんのお客さんでごったがえしていました。
売り上げは町家を紹介するイベント「楽町楽家」の運営費に充てられるそうです。

26日も午前10時~午後4時開催されます。
どんどん売れているようですが、後から補充もあるそうです。

「京町家net」について詳しくはこちらで
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