ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

間もなく壊される旧春日小学校

2014-11-06 23:57:15 | 建物(京大以外の京都府の)
上京区河原町丸太町西北角にある旧春日小学校校舎。





春日小学校は創立が1869(明治2)年で、明治10年にこの地に移転してきました。
現在の建物は昭和初期の建物ですが、平成7年に廃校となり、現在は校舎を使ってデイケアセンターや学童クラブが行われています。

左側が昭和の校舎、右側が後で増築された部分ですが、中でも繋がっているそうです。鉄筋コンクリート造り、3階建て。設計は京都市営繕課。

河原町丸太町を通る度に、昭和初期の小学校建物に心惹かれていいなあと思っていました。ところが、統合先の御所南小学校の児童数増加による過密問題の対策として、春日小学校跡地に新校舎を建設することになり、11月にこの校舎が壊されることになったそうで、その前に真近に見ておきたいと思って、行ってきました。



平日の昼間だったせいか、門が開いていて、校庭に入ることができました。





縦長の窓とアーチ窓が特徴的な外観です。




正面一番高い所に、校章でしょうか、丸に「春」の字が掲げられています。





校庭の隅にはプールがあり、子供達がいた時のままに水を湛えていました。
壁には子供達が描いた絵が。





校舎の中をちょっと覗いてみると、学童クラブの製作途中のかぼちゃのお化け等がありました。
校舎が壊されたら学童クラブやデイケアセンターはどうなるのだろう?


京都市中心部の小中学校は統廃合でどんどん少なくなっていて、校舎も壊されていくのが多くてもったいないことです。いくつかの学校は別の用途ででも活用されて残されているのですが、この辺りの風景のシンボル的存在だったこの学校、何とか残せなかったものかと残念です。

そもそも、統合しておいて、そちらに児童が増えたからまたこちらに戻すなんて、どういうこと!?


コメント (2)
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