京都市立新道(しんみち)小学校の跡はホテルになろうとしています。
2021年2月6日、元新道小学校をウォッチングに行きました。
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新道小学校は四条通りの南座の東側一筋目の大和大路を下がった所にあります。1869(明治2)年に開校、2011(平成11)年に閉校し、開晴小中学校に統合されました。
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京都市はその跡地を東京のNTT都市開発を契約候補事業者に選定、今後同社と60年間の貸付契約を結び、地上4階、地下2階、89室のホテルを建てる予定、市には年1億円程度の貸付料が入ることになります。
しかし、住民に対する説明は、学区の25町の町内会長などに限定し、新型コロナ感染拡大を理由に質疑応答なしで行われました。(2020年10月30日)
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ホテルは学校の敷地いっぱいに建てられ、グラウンドはなくなってしまいます。グラウンドでは閉校後も住民が運動会や夏祭り、餅つき大会をはじめ、地域の防災・消防分団の訓練、ソフトボールの練習なども行われ、地域コミュニティーの核となっていました。
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校舎では学区民交流のための文化教室「ふれあいサロン」などが開催されてきました。学校の敷地約4000平方メートルのうち、消防分団詰め所と新たに設置される地域交流スペースの合計で約120平方メートルだけが地域のために残されます。
グラウンドを使った催しやふれあいサロンでの社会教育の場は失われてしまいます。ここでも京都市は小学校跡地を儲けのために提供し、ホテルに変えてしまって地域の絆を奪い去ってしまおうとしているのです。
ホテルと隣の歌舞練場ともに2025年夏頃に営業を始めるとされています。