ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

何有荘(かいうそう)

2004-05-25 23:53:20 | お庭
何有荘は南禅寺塔頭の跡地でしたが、1905(明治38)年に稲畑勝太郎所有の別荘となり「和楽庵」と称されました。その後二代目の所有者、大宮庫吉が「何か有る様で何も無い。何も無い様で何か有る」という禅の言葉から「何有荘」と改名しました。
庭園は七代目小川治兵衛(植治)が作庭しました。


門の近くに建つ洋館は、1916(大正5)年に武田五一が設計したものです。



母屋は大きな和風家屋です。



滝や広い池があり、ショベルカーが入って、庭の改装をしていました。






起伏のある地形の上の方に草堂が建っていました。そこから下方につながるトンネルもあり、明治天皇がお忍びで来られたという言い伝えもあります。



庭の一番上部には水を引き入れている疎水が流れていました。

何有荘はこの時ある宗教法人の所有で公開されていたのですが、その後いろいろごたごたして裁判沙汰があったりした後、今はアメリカ人の所有になっているようです。

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