ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

町家とペルシャ絨毯

2009-08-13 02:25:05 | ぶらり都めぐり
新町通り六角下ル西側にある町家、無名舎(吉田家住宅)で5月23日-25日、『織物文化の十字路「京都」-ペルシャ絨毯・丹後ちりめん』という展覧会が開催されていました。



無名舎は祇園祭の時の屏風祭でも立派なしつらえを覗かせていただいている間口の大きな最も京都らしい町家です。



草木染ペルシャ絨毯のミーリー工房と、丹後のちりめん・螺鈿製作団体のコラボレーションで、シルクロードの始点と終点の作品が並び展示されていました。



町家の前面に掛けられたペルシャ絨毯。





画面が暗くてわかりにくいですが、町家のみせの間にも奥の座敷や二階の間にもペルシャ絨毯が敷かれていて、とても似合っています。






これがペルシャ絨毯の染料です。


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山ばな平八茶屋

2009-08-09 21:45:40 | ぶらり都めぐり
岩倉を散策した後、京都バスに乗って少し戻り、「山ばな平八茶屋」でお昼にしました。



バス停「平八茶屋前」のすぐ前にあります。

平安初期に比叡山延暦寺の第二祖慈覚が休息された時に、湯と果物を差し上げたことに始まるとされていますが、主人の名が確認できる1576年(天正年間)をもって創業時期としています。



主屋の建築は1797(寛政9)年です。



この特徴的な騎牛門をくぐって入ります。



お庭も広くてきれいです。



お食事は和室広間で椅子式で、窓の外には高野川が流れて涼しげです。



「麦飯とろろ膳」、二段重ねのお弁当に名物の麦飯とろろ汁、小吸物、果物がついて3,150円のです。

お食事または宿泊されると、かま風呂(1.050円)にも入ることができるようです。


山ばな平八茶屋というと、思い出すのはインドネシアからの留学生で広島で被爆し、帰国途中で京都で亡くなったオマールさんのお墓を一乗寺円光寺に建ててあげようと声をあげたのがこの平八茶屋のご主人だったということ、多分もう先代のお話なんでしょうが、平八茶屋、その心意気に打たれるお話です。
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岩倉村散策

2009-08-09 20:16:30 | ぶらり都めぐり
5月5日、岩倉方面を散策してきました。


先ずは、春の特別拝観期間中の岩倉実相院へ。
松ヶ崎村からだと、北山通りの松ヶ崎橋から京都バスに乗って10分くらい、すぐに着きました。

実相院の秋の紅葉の「床もみじ」は有名になってきましたが、新緑の「床みどり」も見応えがありました。しかし、室内の撮影は禁止です。

玄関近くに蓮の鉢がたくさんあったので、今頃は花が見頃になっているかもしれません。




次は、岩倉具視の幽棲旧宅。
岩倉具視が1862(文久2)年から1867(慶応3)年までの5年間あまり、蟄居していた家です。

茅葺平屋建ての主屋内部は書院形式で造られ、式台のある玄関を持つなど通常の農家建築とは異なる政治家の対面の場として特徴を持っています。
このガラス障子は1873(明治5)年に大宮御所から拝領したものだそうです。

最初大工藤吉から購入した付属屋は築150年以上、この主屋も築145年を経て老朽化が著しいので、2008年度から2012年度にかけて解体大修理されることになっています。



岩倉具視旧宅の敷地内に1028(昭和3)年に建てられた対岳文庫。岩倉具視の遺品が保管されていて、設計者は武田五一、国の登録建造物です。

中には、あの江戸城総攻撃の前に和宮が攻撃中止を要請して書かれた手紙も展示されていました。

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サルスベリ咲く京都御苑

2009-08-09 13:14:42 | ぶらり都めぐり
8月5日、暑さ最高潮の昼間に京都御苑に行きました。


丸太町通りに面した門から入ってすぐの所にあるサルスベリの大木、花はまだこれから咲き揃ってくるのでしょう。


「拾翠亭」と九条池のサルスベリ。




宮内庁京都事務所に行って、修学院離宮の11月参観を申し込もうとしましたが、「すでに満員です」とすげなく却下されました。1日から始まるネット申し込みも落選なので、次は9月1日に往復はがきで12月の申し込みをするしかないようです。



どっと疲れが出たので、休憩所で休んで帰りました。
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大徳寺高桐院

2009-08-03 23:01:25 | ぶらり都めぐり
得浄明院に続いては、連休に訪ねてきた遠来の友人を案内するのに最も京都らしい所と思われる場所、大徳寺高桐院にバスで移動しました。


門から玄関に通じるこの道はいつもはひっきりなしに通る観光客のおかげで、人影なしの写真撮影が非常に難しいのですが、この日は意外に人が少なくて、人の途切れた時にうまく撮ることができました。



高桐院は細川忠興(三斎)によって1601(慶長6)年に建立された大徳寺の塔頭の一つです。境内に忠興とガラシャ夫人の灯籠型お墓があります。


一面の苔の庭と、それを取り囲む竹ともみじの木、静かな本堂に座って見つめていると自然と心が落ち着きます。



屋内からの竹林の眺めもいいですが、裏側のお庭に降りて、細川家の墓所や、道中いつも持ち歩いたというつくばい等を見て回るのもまた楽しいものです。










秋には紅葉が見事ですが、この季節の青葉もまた見逃せません。
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得浄明院の一初

2009-08-03 06:29:17 | ぶらり都めぐり
蹴上浄水場の次に向かったのは、知恩院前の得浄明院。(5月3日)
信州善光寺別院の尼寺です。

4月29日~5月13日の間、「戒壇めぐりと一初鑑賞会」として特別公開されていました。


知恩院前のバス停から東へ歩いていくと、華頂短期大学と華頂高校の間の道を入ってすぐのところにあります。



本堂の前庭に一初がたくさん咲いていました。


アヤメ類の中で一番早く咲くので一初というそうです。



アヤメ科だけれど、乾いた土に育つのが特徴です。



白い一初もあり、




ジャーマンアイリスも豪華に咲いていました。





本堂の下の真っ暗の戒壇を一周すると、功徳が得られるというので、恐る恐る入ってみました。
本当に全く光のない闇の世界で、周りの板壁を手で触りながら進まないと、どう進んでいいのかもわかりません。通常では体験できない暗闇の世界だったので、ちょっとあせってしまいました。あまり功徳も得られなかったかも。
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蹴上浄水場の近代建築

2009-08-01 06:43:37 | 建物(京大以外の京都府の)
今頃5月の連休の記事?とあきれられそうですが。

5月3日、蹴上浄水場の一般公開の日に初めて浄水場の中に入って見学しました。




ツツジはまだ5分咲きというところでした。




それでも、ツツジはきれいっ。




山の藤も咲いていました。


栽培されていたレンゲツツジ。


キリシマツツジの赤が鮮やか。




一番高い所にあった第一高区配水池の建物は浄水場ができた1912(明治45)年の建物です。設計は田邊朔郎等。

ろ過池でろ過した後、塩素で消毒した安全な飲み水を一旦貯めておくところで、9,000立方米の水を貯めることができます。ここから山科北部、東山、稲荷および丸太町以南、四条通り以北の区域に配水されていきます。






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「珈琲工房てらまち」のカップはすごい!

2009-08-01 01:56:57 | ぶらり都めぐり
続いて、お気に入りのカフェをもう一軒。

三条会商店街の中にある「珈琲工房てらまち」は町家を改装したコーヒー専門店です。

お店は三条通り大宮西入ルにあって、前に行ったことのあるカフェ「らん布袋」のすぐ近くです。

お店の写真が撮れなかったのは残念だけど、ぽのこさんのブログに「モーニングセット」の回「ケーキランチ」の回が出ているので、そちらに丸投げします。

町家を上手に改装されて、とても居心地よく落ち着けるお店になっています。

でも、お店の名前がどこにも見当たらなかったので、私はぽのこさんの記事で初めてわかりました。トホホ。



一階のカウンターに座ったら、目の前の棚にはコーヒーカップがずらりと並んでいて、コーヒーはその中のどれかで入れてもらえます。



何と!私の好きなカトレアのカップが出てきました

お店の方、聞かないでも私の好みがわかったのかしらん

カップは販売もしているらしくて、そのお値段を見てびっくり、2万円を超える京焼の名家の作品なんですもの。

お気に入りのカップでも買って帰るわけにはいかず、これはこちらに足繁く通うしかないですね。
コメント (2)
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