奇跡の自然と言われている「小網代の森」に行ってきました(2016年5月21日)。
以前からずっと気になっていた場所でしたが、ようやく家族で行ってきました。小網代(こあじろ)の森は、源流から、干潟、海までの連続した流域がまるごと残る関東唯一の森という貴重な自然の領域であり、2014年7月に一般開放されました。三浦半島の油壷の近くにあり、京急久里浜線の終点である三崎口からバスに乗ってすぐの引橋で下車、そこから歩いて3分で着きます。わずか1.2㎞の浦の川を中心とした70ヘクタール、東京ドーム15個分の森ですが、湿原は尾瀬を連想させるし、河口近くの湾は石垣島を思い出させるような素晴らしい景観を作りだしています。自然とはいっても手つかずの原生林ではなくて、人の手で保全することでここまでの自然が再生されたということです。絶滅危惧種も含めて2000種以上の生物が生息しているそうです。行ったのが夏の前だったせいか、生物であふれかえっているというほどではありませんでしたが、いろいろな生き物に出会うことはできました。
引橋のバス停から歩いていく道。
向う側の尾根が見えます。その手前はけっこう深い谷になっていることがうかがわれます。
小網代の森の引橋入口。ここの標高が47.9m。
階段をどんどん下りていきます。
階段を下りきったこのあたりに、水が少し見えるので源流に近いようです。なぜか太いパイプが通っています。
このあたりはシダ類が多いです。
トンボ。上のと下のとで種類が違います。
中央の谷を歩く。
このあたりはハンノキという木が多いそうです。
上流から下流への植生の変化の説明図。
現在地。
まんなか湿地に入るあたりに来ました。ずっと散策路が完備しています。
少し視界が開けてきました。
やなぎテラス。
湿原に入ってきました。
湿原の中。右はえのきテラス。
海が見えてきました。
小網代湾の河口付近。
湾の向うに見えるのは漁港とヨットハーバー。
湾から湿原方向を見る。
湾ではカヌーを漕ぐ人も。
海岸にはヤドカリや小さい巻貝がたくさん見られます。
ここではアカテガニというカニが有名ですが、これはなんというカニでしょうか。
河口のあたり。
河口のあたりから湿原方向を見る。
河口近くの湾。
宮ノ前峠入口から森を出て少し歩いたあたりから小網代の森を見る。
湾内のヨットハーバー。
小網代の森は、ほんとうにすごいところでした。流域全体の自然を再生するにはまだ20年ほどかかるそうですが、大切に見守っていきたいと思います。
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