今年のゴールデンウィークの茨城への帰省時(2023年5月3~5日)、最後に行ったところは渡良瀬遊水地です。帰省先から帰る途中、JR古河駅で下車しました。そこから約20分歩いて、渡良瀬川の堤防に着きました。そこは、とても広大な渡良瀬遊水地の縁になります。
足尾鉱毒事件による鉱毒を沈殿させ無害化することを目的に、渡良瀬川下流に作られた日本最大の遊水地(遊水池)とされています。
渡良瀬川の堤防の上を歩いています。河原にはゴルフ場が作られています。
下流側の三国橋に向かいます。
三国橋を渡ります。
歩道脇の手摺の高さが低いのでちょっとこわいです。
上流側に水門が見えます。そちらに向かって歩いていきます。
河原には見慣れぬ植物が多いです。
空には、トビのような鳥がよく見られます。
さっき見えていた水門です。
水門は、右側の谷中湖、いわゆる渡良瀬貯水池からの流れと、左側の谷田川からの流れを仕切っています。
谷中湖の南端に、渡良瀬貯水池機場という施設があって、ここから谷中湖の水が出て、さっきの水門に流れていきます。
谷中湖の南ブロック。広いです。
水の透明度は高くありません。
谷中湖の西側にはこのような整備された道路があって、
道路と谷中湖の間にあるエリアはジャングル状になっていて、様々な植物や鳥たちが生息しています。
トビがまた飛んでいます。
釣りをしている人がいるので何か釣れるのでしょうね。ただし、鉱毒を含んでいると思うと、食べられないですね。
すこし波も立っています。
湖の真ん中を仕切る堤防と遊歩道が見えてきました。しかし、古河駅からは1時間以上、けっこう歩いたので、このあたりで引き返します。
綿状のものが付いている木。種でしょうか。
綿は風であおられると舞います。
草原にたまに高木が生えていて、アフリカのサバンナのようです。
このあたりには知らない植物が多いのですが、これはアカツメクサ。
渡良瀬貯水池機場まで戻ってきました。ここで、銅などの重金属や、有害な藻類のろ過を行っているのかもしれません。
お知らせ板には、コウノトリのひなの誕生が紹介されています。コウノトリが営巣しているのは、ここよりだいぶ北にある湿原地帯です。
この左下にあるのが、渡良瀬遊水地の全体図。水色のハート形をした部分が谷中湖で、真ん中に拡大図で示されています。今回見たのは、この谷中湖の南のあたりだけです。渡良瀬遊水地の全体はとても広くて、1回の訪問ではとうてい把握できません。またの機会に、違う場所にも行ってみたいと思います。
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