ヨコハマトリエンナーレ2020(2020年7月17日~10月11日)の2つ目の会場「プロット48」で見た展示を紹介します(2020年10月3日)。
プロット48です。以前、アンパンマン・ミュージアムがあったところに近いのですが、この建物はなんなのでしょうか。このあたりは、開発が進んでいてどんどん新しいビルが建っています。
エノナ・ノックス「ヴォルカナ・ブレインストーム(ホット・ラーバ・バージョン)」。このあたりには、エビの生殖に取りつかれた作者の偏執狂的なモノたちで溢れています。
アリュアーイ・プリダン(武 玉玲)「満開」
アントン・ヴィドクル「宇宙市民」。人類を死から解放せよと主張する人々を描いた映像作品。
オスカー・サンティラン「チューインガム・コデックス」。未来的なカプセルなのに、植物の鉢植えというアナログな物が付いています。
ハイグ・アイヴァジアン「1、2、3 ソレイユ!(2020)」。白黒の写真に白色光を当てると、モノクロの世界になります。
ラス・リグタス「プラネット・ブルー」。趣味で集めたちょっとグロテスクなコレクション品を披露したような、この人のプライベートをさらけ出したような作品。
こうやって見たものを後で振り返ってみると、みんないろんなことを考えていて、どこからアイデアがわいてくるんだろうということや、技術的にどうやって作ってるのだろうということなど、びっくり面白いですよ。
そして、帰ってから調べたら、やっぱりここはアンパンマン・ミュージアムだったところでした(現在は別のところに移転しています)。娘がまだ幼かったころに何度も来ていたはずですが、わかりませんでした。アンパンマンの世界のデコレーションをはがしたら、まったく違う現代アートの世界が現れたというのが、私にとって今回のトリエンナーレ最大の収穫かもしれません。目に入りやすいキャッチーな表層しか記憶に残らないということですね。やっぱり目で見ているものはイリュージョンなのです。
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