折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

柳色新たなり 雷雨

2006年06月25日 17時33分33秒 | 夏至
 
日曜日の昼下がり、郵便局への用事があって、デジカメ片手に車を走らせました。
用事が済んだ頃から、ずいぶん暗くなってきまして、そのうちにピカッと光るし、雨が本降りに・・・・。

          

プラタナス並木かどうかもよくわからないくらい、どしゃぶりの雨、雷雨(あぁ、こわっ!)。

◇◇◇ 

デジカメ持参のお目当ては、どこにでもある「柳」 
このさらさらした緑が大好きです。

        

明るい緑が、この時期一番に映えますね。
しかもこの雨で、緑が一際明るく見えます。

                       

◇◇◇

実はここで唐詩をと思ったのです。
王維の「送元二使安西」(元二の安西に使いするを送る)です。
しかし、用意されていない漢字があるのに気がつきましたので、漢詩部分のアップは断念しました。


  

(una poesia di oggi)

    元二の安西に使いするを送る  王維

  渭城の朝雨軽塵をうるおし

  客舎青青柳色新なり

  君に勧む更に尽くせ一杯の酒

  西のかた陽関を出づれば故人無からん


送別の詩の代表格と言ってもいいですね。
「陽関三畳」 送別のときは、この詩を三度繰り返すのが慣しだったそうです。

          

柳の緑、青青(せいせい)、さぞかし、みずみずしい緑でしたでしょう。

柳の木の根元がまた明るくにぎやかでよかったのです。

          

◇◇◇

おとといの朝、それまで蕾だったクレマチスが開花しました。
これがなんという名前か、よくわからなくなりました。
この頃、どうも栽培が雑になってきた印象です。

他にも蕾がありますが、この時期になると増えてくるのでしょうか。

          

強い雨に打たれながら、太い指でささえて撮りました。
それくらい美しいのです。


◇◇◇

そして、締めくくりは、レオナルド・ダ・ビンチ(AT/CL)です。

          

あいかわらず、私のうちでは一番の花数です。
しかも花が長くもって、とてもしっかりしている印象です。
最後までくずれません。
これは見習わなくては・・・・。



コメント (12)
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