□ ヘリテージ(Heritage/ER/1984)
クレマチスを添わせたいバラ。
「ダッチェス・オブ・エディンバラ」かなぁ…。
株元にも、淡いピンクの草花などを…。
◇ バラの中でも、最初に手掛けた株たちが、地植え二年目でまた一段と生長した。
まだ一輪ずつだが、隣りのバラの株へ、また隣りの株へと開花が移って行く。
ピンクのイングリッシュローズ、秋の西日を浴びた直後の黄色いしべが美しい。
真白のイングリッシュローズも、黄色いしべを競っている~バラ園芸の喜び。
□ ウィンチェスター・キャシードラル(Winchester Cathedral/1988)
◇ 明日は、黄色いイングリッシュローズの開花が見られるだろう。
少しずつ、ゆったりと、秋をかみしめるように咲き上がる。
気がついたら、少しずつ蕾が増えている。
この真っ赤な「秋」のバラにも、蕾がたくさん見えて来た。
□ シャルロット(Charlotte/ER/1993)
鉄腕アトムの「お茶の水博士」みたい…。
この株元には、黄色い草花を主に添えよう。
□ ノック・アウト(Knock Out/F/1999)
葉の色の違いで、かすかに広がりがわかる。
鉢には、いただいたオキザリスの葉もアクセントに。
いつの間にか、蕾がたくさん、才色兼備なバラの代表。
◇ バラの周りにも花を添える、株元に季節を感じる花を添える。
数種のイングリッシュローズには、この「添える」を自分のテーマにしている。
テーマといっても、いたって単純、「そ」ばに植「える」から「添える」
□ クレマチスがバラに寄り添うように咲いている。
そんな光景が夢の一つになっている。
そう言えば、高校生の頃、こんな歌が流行った。
(una poesia di oggi)
みんな夢の中
◇ 不思議なもので、自分だけ自由な時間には、バラの夢が絡み合ってかけめぐる。
バラの美しさの一端に触れた喜び、今度はバラに添えた花と分かち合いたい。
花の秋、読書の秋、いつもより速度を上げて季節は進んでゆく気がしてならない。
□ 読書の秋の「今」 読みたい本に巡り合えた。
「風の琴~二十四の絵の物語~」 辻邦生 (文春文庫)
この文庫本は絶版になっていて、古書を買い求めた。
右は「美しきフェロニエール」(レオナルド・ダ・ヴィンチ)
ブリューゲル、レンブラント、セザンヌ…、西洋美術史を
キラ星のごとく飾る24の名画。その色と形が呼び起こす感
興を、その強度のまま、短編小説で再現するとどうなるか?
二つの芸術ジャンルの間で白熱する感動の変電実験。こう
して炉辺の語りの楽しさを堪能させる24の物語が生まれた。
(裏表紙の概説から)