折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

みんな夢の中

2008年10月18日 21時32分45秒 | 寒露

               □ ヘリテージ(Heritage/ER/1984)
                 クレマチスを添わせたいバラ。
                「ダッチェス・オブ・エディンバラ」かなぁ…。
                 株元にも、淡いピンクの草花などを…。


◇ バラの中でも、最初に手掛けた株たちが、地植え二年目でまた一段と生長した。
  まだ一輪ずつだが、隣りのバラの株へ、また隣りの株へと開花が移って行く。
  ピンクのイングリッシュローズ、秋の西日を浴びた直後の黄色いしべが美しい。
  真白のイングリッシュローズも、黄色いしべを競っている~バラ園芸の喜び。

     
    □ ウィンチェスター・キャシードラル(Winchester Cathedral/1988)


◇ 明日は、黄色いイングリッシュローズの開花が見られるだろう。
  少しずつ、ゆったりと、秋をかみしめるように咲き上がる。
  気がついたら、少しずつ蕾が増えている。
  この真っ赤な「秋」のバラにも、蕾がたくさん見えて来た。

     
          □ シャルロット(Charlotte/ER/1993)
           鉄腕アトムの「お茶の水博士」みたい…。
           この株元には、黄色い草花を主に添えよう。

     
        □ ノック・アウト(Knock Out/F/1999)
          葉の色の違いで、かすかに広がりがわかる。
          鉢には、いただいたオキザリスの葉もアクセントに。
          いつの間にか、蕾がたくさん、才色兼備なバラの代表。


◇ バラの周りにも花を添える、株元に季節を感じる花を添える。
  数種のイングリッシュローズには、この「添える」を自分のテーマにしている。
  テーマといっても、いたって単純、「そ」ばに植「える」から「添える」

     
       □ クレマチスがバラに寄り添うように咲いている。
           そんな光景が夢の一つになっている。
         そう言えば、高校生の頃、こんな歌が流行った。


(una poesia di oggi)

          みんな夢の中
  


◇ 不思議なもので、自分だけ自由な時間には、バラの夢が絡み合ってかけめぐる。
  バラの美しさの一端に触れた喜び、今度はバラに添えた花と分かち合いたい。
  花の秋、読書の秋、いつもより速度を上げて季節は進んでゆく気がしてならない。

    
      □ 読書の秋の「今」 読みたい本に巡り合えた。

       「風の琴~二十四の絵の物語~」 辻邦生 (文春文庫)
        この文庫本は絶版になっていて、古書を買い求めた。
        右は「美しきフェロニエール」(レオナルド・ダ・ヴィンチ)

        ブリューゲル、レンブラント、セザンヌ…、西洋美術史を
        キラ星のごとく飾る24の名画。その色と形が呼び起こす感
        興を、その強度のまま、短編小説で再現するとどうなるか?

        二つの芸術ジャンルの間で白熱する感動の変電実験。こう
        して炉辺の語りの楽しさを堪能させる24の物語が生まれた。
                               (裏表紙の概説から)  


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