Music Mania

No Music No Life

日本のパンク その1

2021年07月24日 | 邦楽
アナーキー「アナーキー」

アナーキー1980年発表のファーストアルバムである。
いい意味で普通にパンクロックだ。
もしパンクってどんなロック?という問いがあるならば、このアナーキーのファーストアルバムに答えがあると言っても間違いではないと思う。
ピストルズ、クラッシュ、ラモーンズあたりのサウンドに、日本語で社会批判や皮肉か歌われる。
歌詞は、詩的であるとか文学的であるとかは一切なく、ストレートに怒りをぶつける。
わかりやすいコード進行とメロディラインがあるので、けっこう聴きやすいと思う。

アナーキー - ノット・サティスファイド



ザ・モッズ「FIGHT OR FLIGHT」

1981年発表のファーストアルバムである。
ザ・モッズもクラッシュ系のパンクバンドだけど、本家クラッシュがそうであるように、音楽性はパンクに留まらず幅広い。
とくに大ヒットした4枚目くらいになると、だいぶコマーシャルはサウンドになり、パンクというよりバッドボーイロックンロールといった感じだ。
しかしこの一枚目とセカンドアルバムくらいまではわりと純粋なパンクアルバムとして聴ける。
それでもアナーキーと比べるとずいぶん洗練されていて、都会的なセンスを感じる。
おそらくロンドンレコーディングであるとか、マーキーでのライブ経験とか、そういう本場の空気が感じられるからだろう。

THE MODS☆TWO PUNKS Fighting'80


ザ・カムズ「No Side」

1983年デビューのハードコアパンクバンド。
80年代の日本のハードコアを代表するバンドの一つで、ギズム、ガーゼ、エグゼキュートとカムズでハードコア四天王と呼ばれる。
このバンドが他のハードコアと違うのは、女性ボーカルということだろう。
女だからといって激しさが劣るわけではなく、発狂してるときの泯比沙子のような過激さが感じられる。
曲はどれもハードコアらしく280Bpm以上の超高速で、尺も短い。
歌詞は何を言ってるのかよくわからないけど、たぶん生き方とか社会批判とかだろう。

究極