Music Mania

No Music No Life

ハードコア

2021年07月18日 | 日常
【ハードコアパンク】

10代半ばの頃、ミュージックライフ誌の白黒ページには輸入盤の通販広告があった。
主にロンドンあたりのパンクのレコードで、モヒカンの男が叫んでるみたいな過激なジャケが並んでた。
刺激の欲しかった僕はとても興味があったけど、怖くて買えなかった。
なんか、足を踏み入れてはいけないような、そこへ入ったらもう一般人には戻れない的な。そういう背徳感に満ち溢れていたのだ。
僕の周りはメタルやハードロック、洋楽ポップスを聴いてる人が多くて、パンク、それもハードコアを聴いてる人はほとんどいなかった。
ネットの時代になってようやくハードコアを聴くことが出来るようになったけど、遅かった。
ああいうのは多感な10代のうちに接しなければならなかったのだ。
ディスチャージやG.B.Hとかを聴いても、ぜんぶ同じ曲に聴こえる。
パンクは受け入れられる体質なので、惜しいことをした。
なので、せめて歌詞のわかる日本のハードコアだけでも発掘していきたい。

GBH - CITY BABY ATTACKED BY RATS - HARDCORE WORLDWIDE (OFFICIAL VERSION HCWW)


【ハードコア弁当】

日本人の弁当はオカズの種類が豊富で色鮮やかで、海外の人が見ると驚くらしい。
なかにはキャラ弁みたいな、ビジュアル的に凝りすぎてるものまである。
当然、作るのはとても手間がかかる。
そういうものに反旗を翻した弁当がある。
その名もハードコア弁当だ。
ご飯の上にオカズを一品のせる。
それだけの弁当である。
オカズはなんでもいい。
肉でも魚でも野菜でも揚げ物でもいい。
それはスーパーやコンビニで買った惣菜でもいいし、夕飯の残りでもいいのだ。
元々日本人の弁当はハードコアなものだった。
その際たるものが日の丸弁当だろう。
弁当作りに疲れた人は、ときにはハードコア弁当もいいのではと思う。



【ハードコア生理】

以前、四日市で対バンした名古屋のFATESというパンクバンドがある。
とてもいいバンドで、ユーモアあふれるキャラもいい。
そんなFATESさんの曲でハードコア生理というのがある。
残念ながら何を歌ってるのかよく聞き取れないんだけど、怒りのパワーをぶつけてるのはわかる。
ほとんどの男性がそうであるように、僕も生理になったことはないし、どれくらいしんどいものなのかもわからない。
女性は月一で生理があるとして、個人差はあるけど12歳から52歳まで40年間続くとしたら、480回も苦しい目にあってることになる。
そりゃ、怒りをぶつけたくもなるわな。

FATES 「ハードコア生理」 2021/6/13(Sun) at 新安城RADIO CLUB


【ハードコアせんべい】

僕の故郷である伊賀には堅焼きというとてもハードコアなせんべいがある。
日本一堅いせんべいとして知られるが、元は忍者の携帯食だったらしい。
食べるときは刀の鞘や石を打ち付けて砕いてから、口にいれて溶かしながら食べたという。
今では名物として伊賀の観光地やドライブインなんかで売っている。
もしお土産などで堅焼きを食べたい人は、現代風にソフトにしたものではなく、本来のハードコアタイプを選んでほしい。
堅焼きが入った袋に粉砕用のハンマーが入ってるものがオススメだ。
間違ってもそのまま歯でかじらないように。
歯が欠けますよ、マジで。