「鴎も飛ばない海だよ」(作詞:麻こよみ 作曲:徳久広司)という歌があります。
2003年8月に EMIミュージック・ジャパンから発売され、日系アルゼンチン人2世歌手の大城バネサが歌っています。
詩の中に「北のはずれの漁師町 今は荒れ果て住む人もなく」「置き去り船が赤錆びさらして横たわる」「海を捨てて家を捨ててふるさと捨てて」「総出の大漁 みんなみんな夢の中」などが出てきます。
聴いていてすぐに脳裏に浮かんできたのは、東日本大震災後の被災地の映像です。特に、福島第一原発事故で人が住めなくなり、すべての住民が出て行ってしまって、後に残された荒れ果てた漁村の姿がです。
この歌が作られたのは今から10年前です。当然のことですが、3.11のようなことが起きるとは誰も考えなかった時にです。
過疎がすすむ漁村の情景とそこで暮らす人たちの心情を歌ったものであろうが、どうしても被災地の状況が重なってしまいます。
あれから2年3か月、未だに約30万4千人の人たちが故郷に戻れない状態にあります。
そんなことで、この歌を唄うことに少し戸惑いを感じてしまうのですが、唄うことにしました。震災で亡くなった方への鎮魂の思いと、被災地への〝がんばれ〟の気持ちを込めて…。
大城バネサ「鴎も飛ばない海だよ」
※歌詞はここから:http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=17889
2003年8月に EMIミュージック・ジャパンから発売され、日系アルゼンチン人2世歌手の大城バネサが歌っています。
詩の中に「北のはずれの漁師町 今は荒れ果て住む人もなく」「置き去り船が赤錆びさらして横たわる」「海を捨てて家を捨ててふるさと捨てて」「総出の大漁 みんなみんな夢の中」などが出てきます。
聴いていてすぐに脳裏に浮かんできたのは、東日本大震災後の被災地の映像です。特に、福島第一原発事故で人が住めなくなり、すべての住民が出て行ってしまって、後に残された荒れ果てた漁村の姿がです。
この歌が作られたのは今から10年前です。当然のことですが、3.11のようなことが起きるとは誰も考えなかった時にです。
過疎がすすむ漁村の情景とそこで暮らす人たちの心情を歌ったものであろうが、どうしても被災地の状況が重なってしまいます。
あれから2年3か月、未だに約30万4千人の人たちが故郷に戻れない状態にあります。
そんなことで、この歌を唄うことに少し戸惑いを感じてしまうのですが、唄うことにしました。震災で亡くなった方への鎮魂の思いと、被災地への〝がんばれ〟の気持ちを込めて…。
大城バネサ「鴎も飛ばない海だよ」
※歌詞はここから:http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=17889