今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

顔面修理中

2023年02月22日 | 健康

いま、私の顔面一帯に大きな絆創膏が幾枚も張り合わされていて、いかにも”修理中”の様相となっている。

これは、レーザーによるシミ取りの事後措置で、このまま皮膚の修復を待つのだ。
過去2015年に同じ所でレーザーによるシミ取りをした時は、カサブタができるのを待ったのだが(一時期顔中がカサブラだらけになるので夏休み中に治療した)、今ではカサブタを作らない湿潤治療になった。
素顔では修理中の様相が生々しいが、今回は額にはシミがなく、両側の頬ばかりだったので、今の時期に違和感のない”マスク”をすれば、修理現場は人目につかない。
どうせこの絆創膏は数日で外せる。

歳を取った変化として、白髪は許容できるが、シミは”老醜”という表現すらあるので、受容しがたい。
一旦できたシミは塗り薬などはほとんど効果がなく、レーザーで焼いて綺麗な皮膚を再生させるのが一番手っ取り早い。
この治療は保険が効かないので、出費は5桁にかさむが、近所の皮膚科はそれなりにサービスしてくれる。
レーザーが照射されるたびに、皮膚が焼かれる熱い痛みはあるものの、許容範囲内。
たった一度の照射治療で、顔中のシミが(細かいものまで)ごそっと消えてくれるのが嬉しい。

少なくとも現役で仕事しているうちは、こういうケアはしておきたい。


4年ぶりの大腸内視鏡検査

2023年01月23日 | 健康

大腸内視鏡検査を2018年以来受けていないので、かかりつけのクリニックで受けろと言われていて、本日検査を受けた。
検査の記事も3度目で、検査を受ける前の食事制限や当日の準備、検査の様子などは、以前と同じなので記さない。→前回の記事
まぁ、胃の内視鏡検査よりはマシ(かように、胃と大腸については定数年おきに内視鏡検査をしている)。

初回の2017年より5年経って、再びポリープが発生していたので、検査中に切除してもらった(2018年の検査は術後のチェック)。

切除をしたので当面アルコール・辛いものと風呂は禁止だが、今回はポリープが小さかったので、禁止期間は1週間でなく3日で済む。

一昨日以来、まともな食事をしていないので、今晩は母と回転寿司を食べに行く(ただしアルコールとワサビ抜きで)。


頻尿は心因性?

2023年01月14日 | 健康

”下”(しも)の話で申し訳ないが、毎冬になると、2時間おきの頻尿状態となる。
なので、大学の授業(90分)の前後に毎回トイレに行く始末。

そんな状態なので、2時間以上の立ちっぱなしの業務に見舞われた矢先、いざという時のために大人用紙おむつを装着して臨んだ。

果たして、なんとか無事に過ごせたどころか、逆にちっとも尿意に見舞われなかった。
結果的に無駄な装備だった。
水分補給はいつも通りだったのに。

実は去年も同じ経験をしたので、緊張すると、頻尿が解消することがわかった。
生理的メカニズムとしても理解できる。
緊張すると交感神経興奮となるわけで、そうなると副交感神経支配の迷走神経、すなわち内臓活動を促進する神経活動が抑制される。
その中に腎臓の活動も含まれる。

私の頻尿は膀胱というより腎臓の過活動だと思う。 
なぜなら腎臓の活動がバイオリズム的に低下する夜間(睡眠中)は頻尿でないから(言い換えると、夜間頻尿の人は私と違うメカニズム)。

「緊張すると尿意が高まる」という通俗的言説も考えてみれば理屈に合わない。
緊張=交感神経興奮=迷走神経抑制、さらに精神性発汗も促進されるので、膀胱への水分供給はいっそう減るはず。
実際の私が、緊張=尿意抑制を経験した※追記。

ということは、逆に頻尿に見舞われている”日常”がいかに緊張感のない、だらけた状態なのかも明らかとなった。

もう少し緊張感をもって生活した方がいいようだ。


※:追記
後日勉強した結果、自律神経の問題というより、緊張することで抗利尿作用のあるバソプレッシンというホルモンが脳から腎臓に分泌されるメカニズムのようだ。
いずれにせよ、緊張するとトイレは遠くなる。


単身生活者2つの健康阻害要因

2022年12月11日 | 健康

先月2日に亡くなった私と同年の従兄弟の納骨に行ってきた。
急死だったので、改めて詳しい状況を聞くと、糖尿病が進行していて心臓の血管に異常がきていて(痛みの自覚症状があったらしい)、心臓の手術の際、すでに心臓の血管が詰まっていてカテーテルも入らなかったという。

もう一人のやはり同年の従兄弟も脳梗塞で半身不随となっているのだが、この二人に共通しているのは、ともに単身生活者である点。

実は、私も半分は単身生活なのだが、私と違って彼らが健康を害した要因が2つある。

まず彼らは、①自炊をほとんどせず、外食中心の食生活だった(これは多くの単身男性が該当するだろう)。
一方私は、東京での生活は母の手作り料理で、名古屋の単身生活でも毎日自炊している。
私は中学の時登山をやって以来、食事を作ることに抵抗がなく、親元から離れていた大学時代もずっと自炊を続けていた。
自炊をすると、栄養バランスを自分で考え、さらに新鮮な食材を常に摂取できる。
逆に外食だと栄養バランスが悪く、カロリーだけでなく塩分も過多となり、さらに食材が由来不明(その上出費もかさむ)。
もちろん私も出先の昼は外食するが、週に1、2度である(ただし”ラーメン”は外食・自炊ともに選択肢外。理由は典型的な不健康食だから)

また自炊といっても、今ではご飯は炊かずに真空パックを使っている。
炊飯の手間(これが自炊のネックとなる)がなければ、調理は野菜と卵などスーパーで買った食材を調理するのは簡単だし、納豆ならもっと簡単。
※一度に多めに炊いて、残りを冷凍保存してもよい。
また野菜と大豆(納豆、豆腐、厚揚げ、枝豆、味噌)はもともと好きなので率先して摂取しており、一方赤身肉はもともと好きでないので自分では購入しない(不足しがちな動物性タンパク質は、卵とカニかま、乳製品から)。
帰京すると赤身肉を食べることもあるが、93歳で健康な母が与えるのは魚中心で、生野菜もどっさり盛られる。

それから彼らは、②健康診断を受けない(自営あるいは無職のため)。
一方、私はいまだに現役の給与生活者なので、年一回の健康診断が義務となっているし、高血圧の治療をしていることもあって、血圧や血液検査の数値を把握している。

高血圧を含む動脈硬化や糖尿病は、自覚症状がないため、定期的な検査によって異常傾向を知るしかないのだが、
その環境にないと、異常が進行して重篤な症状が出るまで無策となってしまう。

この2点が、多くの単身生活男性の健康を阻害しているようだ。
要するに日常的な、しかも客観的な健康管理が重要なのだ。
まずは近くの診療所で血圧を含む血液検査、それと定期的な歯科検診(歯石除去)を実施しよう。
その結果を受けて食生活を再構成する。
これらの客観的根拠なしの自己流の健康対策をして、「やっている感」で満足しないこと。


2022年度健康診断結果

2022年10月08日 | 健康

読者の皆さんお待ちかねの、私の今年度の健康診断結果を発表する。👏

一番のニュースは、手元に診断結果の記録がある2007年以来、はじめて総コレステロール値が200(mg/dℓ)を切ったこと。
総コレステロールは219が基準値の上限で、少なくともこの15年間ずっとそれを上回っていた。
ただ、総コレステロール量だけが高くても、それほど重大問題ではないので、かかりつけ医ともども放置していたのだが、昨年LDL(悪玉コレステロール)が131に達し(基準値上限は119)、なんとかした方がいいということで、コレステロールを下げる薬(アトルバスタチン)を処方された(ずっと処方中の降圧剤2錠に追加)。

5mgの小さな錠剤を毎夕食後に1錠飲む生活の結果、見事に総コレステロールが188と、ここ15年で最低の値となった。
それだけでなく、LDLも77と過去最低値を更新し、HDL(善玉)の方は107とこちらは最高値を更新した。
さらに脂質異常症の別の指標「nonHDL」は基準値が150未満で、過去幾度もそれを突破したことがあるが、今回は初めて3桁を割った81とこれも最低値更新。

中性脂肪は2008年以降は正常値を維持していることもあり、これで動脈硬化の原因となる脂質異常症を脱したことになる(2007年までは中性脂肪値までも高かった)。
あんな小さな錠剤でこんなに変化するとは(健康診断2日前から断酒・断つまみの影響も少しはあるかも)。

一方、血糖値は基準値上限の99(mg/dℓ)を越えてはいるが、超過量はたいしたことなく、また昨年より下っている。
より定常的な指標であるHbA1cは基準値内から外れたことはない(動脈硬化も怖いが糖尿病も怖い)。

基準値より高目が続いている尿酸値(mg/dℓ)も、昨年よりは下り(8.1→7.4)、通風の恐れも遠のいた。

あと左目の視力が落ちた(1.2→0.9)のが気になり、眼圧の薬を定期的にもらいに行っている眼科でそのことを話すと、左目に白内障が進んでいるという。
右目の白内障はだいぶ前に手術をしており、次は左目だということは覚悟していた。
でもまだ視野に曇りなどの異状はないので、しばらくは手術には及ばない。

白内障は老化だから仕方ないが、高血圧と脂質異常は薬でコントロールできている。
糖尿病と痛風は生活習慣レベルでなんとか凌げている。

言い換えると、毎年の職場の健康診断と定期的に通っている医療機関(循環器科、眼科、歯科)のおかげで、健康管理ができている。

私と同年代で、脳梗塞を患って後遺症に苦しんでいる人や、糖尿病で逝去した人が周囲にそれぞれ複数人いる。
彼らはもともと元気で、医者いらずの生活だったため、逆に内部で進行している異状に気づくのが遅かったといえる。


健康診断というプレッシャー

2022年09月17日 | 健康

※:9月17日は台風の特異日です。今年はやや日がずれますが、25−26日も特異日です。台風が接近する地域は暴風・大雨・高波にお気をつけください、

昨日(16日)、職場の健康診断を受けた。

健康診断で悪い結果が出ると、それなりの指導を受けなくてはならないので、数日前から怠りなく準備する(そういう作為はしない方がよいというご指摘を受けそうだが、たかが数日の作為で正常値になれば、それは慢性化していない、コントロール可能な状態といえる)。

まずは体重を増やさないため、食事を軽くし、運動を多めにする。

そして二日前から酒を断つ。
γ GTPの値が高いと、禁酒を迫られる恐れがあるから。

実はこれが一番のプレッシャー(ストレス)。

私は”この世”には小さい時からずっと違和感があったのだが、酒と出会うことでなんとかこの世で幸福感を感じることができている(日々の生活で実現できる些細な幸福こそ大事)。

というわけで、1年のうち363日は休肝日など設けずに連日酒を嗜むのだが、健康診断前の2日間だけは、晩酌の発泡酒も寝酒の焼酎も断つ。

最近は、嬉しいことにノンアルコールの発泡酒の味がいいので、晩酌気分だけは味わうことができる。

ただ寝酒は、つまみと映画がセットなので、寝酒を断つとつまみ(実はスナック菓子)も摂らないので、体重管理的にはむしろ好都合。
寝る前の飲酒と摂食は消化器系だけでなく口内環境にも良くないことはわかっているが、定期的な歯科検診では問題ないという結果。

寝酒を飲まないとつまみも食べないので、映画も見ない(映画はポップコーンを食べながら見たいタイプ)。

眠気を誘うのにアルコールの力を使わないとすれば(これが寝酒の目的)、別の方法を取るしかない。
読書だ。
しかも難しい本ほどよい(下手な、いや上手い小説だとかえって熱中してしまう)。
ということは、寝酒さえやめれば、消化器系と口内環境が改善され(身体に良く)、さらに勉強の読書も進むという、客観的には理想的な状態になる(ことはわかっている)。

実際、この二日間、確かに読書は進んだ(体重も減った)。
だが、1日中、すべきことだけをやって、最後に寝るだけ、という生活のなんと虚しいことか。
ワクワクとまではいかなくても、ホッとする楽しみ※、頭(精神的ストレッサー)を空っぽにできる楽しみがないまま1日を終わることのつまらなさは如何ともしがたい。
※:湯船に入った瞬間の心地よさに通じる快。

心身にとって嬉しいことって、心身にとって良くない場合が多い。
これが人間の業(ごう)だ。
その業をくまなく排除する潔癖さは、心身に苦行を強いるため、かえって害することなるかもしれない。
良くないことでも、実害が発生するには至らないレベルで抑える節度さえあれば、嬉しさだけを感じる段階で済ませられそう。
その方が結局は幸せなのではないか。

欲望(渇愛)が不幸(苦)の原因だとしても、欲望は本来自然発生的なものだから、100%の禁欲は不自然で、不満状態を維持する。
渇愛の地獄にも墜ちず、かといって禁欲に自縛されない、両極端の間の中道がいいと喝破したのがお釈迦様(といっても仏教の五戒の1つ「不飲酒戒」を守れない(守る意思がない)私は、正式な仏教徒にはなれない。他の四戒は問題ないのだが…。神道なら酒は神聖なものでOK)
我々は善悪混在の常在菌と共生しているように、清濁併せ吞んでも平気(ホルミシス効果)なのが本来の健康状態といえる。

健康診断が終わって、帰京の途に新幹線に乗る。
東京に帰るときは、発泡酒とつまみを買って、窓際の席でそれを開ける。
2日間の禁酒明けだから、嬉しさも格別。
5%のアルコール飲料350mlは、ちょうどいい”ほろ酔い”状態になれる。
車窓の景色を眺めながらこの気分に浸る時の幸福感、これが酒の効用(薬理効果)だ。

この幸福な習慣を維持するために、まずは飲みすぎない節度が必要。
そして定期的な肝臓(γ GTP)の検査と歯科検診も。


再発のたびに軽くなる脳梗塞

2022年06月11日 | 健康

母(92)が脳梗塞を再発した。
もう3回目なので自分で分かるという。
めまいから始まって、右手の動きがぎこちなくなり、右の人さし指先端が痺れ、それに一時的な構音障害が発症した(これらで梗塞部位が左脳の頭頂~側頭部付近と分かる)。
この症状を目の前の私に話しながら、血液の流れを良くする処方薬を追加で飲む。
対応はそれだけで、寝る前に風呂の代わりにシャワーを浴びて寝て、翌日には症状はなくなった。

本によると、脳梗塞は再発するごとに症状は重くなるというが、母はその逆を行き、再々発だが、回を重ねるにつれ症状は軽くなっている。
今回は、病院に行くまでもなく回復した。
そして後遺症がない※(1,2回の梗塞後のMRI検査では梗塞の跡が無くなっていた→血管が新生されたと思われる)。
※:私と同年齢のイトコが、今年になって単身の自宅で脳梗塞を(睡眠中に)発症し、社長でありながら出社しないのを不審に思った社員によって3日後に発見された。その結果、対処が大幅に遅れたため、利き手側の右半身と口(言語中枢のある左脳がやられた)が麻痺状態になった。今はリハビリに専念しているが(知性は正常)、運動機能の回復の道は遠そうだ。普通の脳梗塞はこのように怖い。

母の脳梗塞は、「ラクナ梗塞」という細い脳動脈レベルのもので、重症化しない比較的”楽な”タイプなようだ(太い脳動脈の梗塞は怖い)。

実は、私も尿管結石帯状疱疹をそれぞれ数回繰り返しているが、いずれも再発するたびに症状が軽くなっている(いずれも医者にかかったのは初回のみ)。
私もそれらの対処法が分かっているので、怖さがない(初回の尿管結石の痛みは二度と体験したくない)


山での滑落を防ぐバランス能力を鍛える

2022年06月05日 | 健康

連日の”山の事故”の報に接して、中高年登山者の滑落事故が多いのに驚く。

いわゆる一般ルートでの滑落であるから、登山者本人がバランスを崩す/足を滑らしての滑落である(非一般ルートだと、体重をかけた岩が崩れて滑落・墜落することがある。経験済み)。

登山靴は底のゴムが滑りにくいように処理してあるが、斜面の露岩や木の根、砂のザレ場など、山道固有の躓き/滑りやすい場所がいくらでもある(特に山での”下り”は、加速がかかってしかも位置エネルギーが高いため、滑落・転倒のダメージが多くなる)。

雪山でのピッケルが滑落停止のための必須の道具のように、無雪期でのストックは滑落防止(バランスの維持)の役に立つ。

そしてこれら道具以前に、身体のバランス能力の維持が重要。

実際、老人は街中いや自宅内でも転倒事故を起こす。

私が苦心しながら実践している閉眼片足立ちは、バランス能力を二重に鍛える格好のトレーニング法といえる。

まず、片足立ちが、片足立ちでも倒れないための体幹~脚・足の筋肉をそれぞれ鍛える。
それに閉眼を加える(視覚的手がかりを遮断する)ことで、内耳~小脳の平衡感覚能力を鍛える。
すなわちバランス能力を末梢と中枢の双方で同時に鍛える。

ただこの方法にも欠点がある。
まず閉眼での片足立ち自体が難しい点。
これは贅沢な悩みで、片足立ちと閉眼立ちを一緒にやらずに分離すればよい。

より本質的な問題点は、静止姿勢でのトレーニングであるため、歩行中の様な動作中の反射的バランス維持能力を鍛えてはいない点。

これにぴったりなのは、相撲の”四股踏み”。
片足を出来るだけ高く、しかも長い時間上げることで、重心移動中の動的なバランス能力が鍛えられる。
ついでに股関節を柔軟にすることもできる。

私は、閉眼片足立ちと四股踏みを、もちろん両足入れ替えてやることにしている。
不思議なことに、静止の片足立ちだと左足立ちの方が安定しているのに、動作の四股だと右足立ちの方が安定する。
かように静止姿勢と動作では体の反応が異なるのだ。


舌ガンの疑い?:追記あり

2022年04月25日 | 健康

先月、近所の歯科に歯の定期チェックをしにいったら、自分の舌の両側面が変形していてしかも白い出来物ができていることを指摘された。
舌の側面なんて、普通見ないから全く気づかなかった。

歯ではなく舌なので、歯科ではどうすることもできず、大学病院の口腔外科でその組織を採って検査を受けることを勧められた。
同意すると、同じ区内にある東京医科歯科大学の口腔外科に紹介状を書いてくれた。

その紹介状は封がしてあるので中身を確認できないが、舌の生検を勧めることから、舌ガンが疑われているようだ。
実際、舌の変色と変形についてネットで検索すると、いずれも「舌ガン」の文字が出てくる。

私が生まれた数ヶ月後に他界した大叔母(祖母の妹)がいて、その独身の大叔母は生まれたばかりの私を可愛がってくれたそうなのだが(私には記憶がまったくない)、私の誕生と入れ替わりのように亡くなった死因は舌ガンだったという。
なにか運命的なものを感じる。

紹介状を頼りに東京医科歯科大学病院の初診外来に電話をかけるも、予約は先まで埋まっていて、予約が取れたのは約1ヶ月先。

その予約した本日、紹介状持参でお茶の水の医科歯科大に向かった(大学病院は紹介状がないと初診料5000円かかる)。
まず初診外来の手続きそのものに時間がかかり、口腔外科で受付を済ませると血圧測定とチェックリスト回答が求められ、1人目の医師にそのチェックリストを渡して軽い問診を受け、しばらく待たされて2人目の医師によってようやく診察を受けた。

歯科の診察台に仰向けになった私は、舌を思いっきり出した状態になって舌の左右側面の写真を撮られた。

そしてその医師が言うには、私の症状に該当するのは、①舌ガン、②カンジタの感染、それと歯との摩擦によっておきる③舌の角化の3つで、私の場合は、症状に変化(進行)がない点、白い部分が拭えない点から、角化と思われるという。

私の下の歯列は、少し狭いので、舌の側面が歯列に圧迫されるため変形し、歯との摩擦で舌が角化したという。
※:下顎の退化は人類の基本傾向。
実際、数日前、舌の側面が口内炎のような痛みをもっていたが、それは歯との摩擦による傷で、頻繁ではないが繰り返される。
現在は治癒過程で痛みがなくなったので、薬を断った。

一応、経過観察(進行がないことの確認)ということで、3ヶ月先の予約をとった。
これだけ余裕が取れるのも、進行性でないため。
実は舌のこの状態は一年前からなので(すっかり忘れていたが、昨年の歯科チェックで指摘されていた)進行性のガンでないことは確かだ。
とりあえずホッとした。

追記:3ヶ月後の7月25日に再診してもらった。
進行はしていない(びらんや潰瘍はない)。
組織を取っての検査は必要ないが、白板症※(はくばんしょう)の疑いは0でないということで、歯科による(長期の)経過観察ということで落ち着いた。
※:歯などの物理的刺激によって舌が白く角化する状態。舌ガンに進行することもあるという。
舌側面の白い部分は直線的で狭い歯列の圧迫によるものなので、状態は改善はしないという(支障はない)。
紹介状を書いてくれた歯科への返信を渡してくれた。


私が普通のイヤホンを使わない理由:追記

2022年03月28日 | 健康

鼓膜が原因の難聴になっている私だが、スマホ・タブレットでの音楽とラジオ番組(ポッドキャスト)の愛聴はやめられない。
といっても聴く時間は、もっぱら外出・移動中に限られる。

となるといわゆるイヤホンの使用となるが、振動波で鼓膜を痛めることはしたくない。

そこで、普通のイヤホンを使わず以下のようにしている。

電車などの乗り物の中では、ノイズキャンセリングのイヤホンを使う。
騒音をカットすることで、必要以上に音量を高めずにすむから。

ただノイズキャンセリングで街中を歩くのは危険だ(車の接近音がわからない)。

なので歩行中は、骨伝導的なイヤホンで鼓膜を経由せずに音を聴く。
逆にこのイヤホンは騒音が空いた耳から入るし、音漏れするので電車内では使えない。

ただ骨伝導式は音質が悪い製品があるので、耳を塞がずにその近くにスピーカを配置する骨伝導的なUCOMX(中華製)のものを使っている(4500円ほど)。

ノイズキャンセリングのイヤホンは、その機能が高くないと意味がないので、3万円ほどのBOSEのものを使っている。
追記1:この製品、ノイズキャンセリング度合いをアプリで任意のパターン設定でき、イヤホンのタップで選択できる。最初から選択肢にあるawayモードはキャンセリングオフ(不快な音はカットしてくれる)なので、骨伝導イヤホンも不要になった。
しかもBOSEのノイズキャンセリング・ヘッドホンの方も持っているので(こっちを先に買った)、新幹線の中ではBOSEのノイズキャンセリング・イヤホンにノイズキャンセリング・ヘッドホンを重ねて使っている(ヘッドホンは耳が蒸れるのでこういう所でしか使えない)。
追記2:重ねて使うと新幹線の走行音も聞こえなくなる。ただノイズキャンセリング機能自体は同社の有線のイヤホンの方が強かった。

以上、出費的には大きいが、聴覚技術におけるノイズキャンセリングおよび骨伝導という、ともに鼓膜に優しい技術そのものに価値があると思っているので、出し惜しみしないでいる。


閉眼片足立ちが困難な人へ:両足直線立ちの勧め

2022年03月26日 | 健康

世間には閉眼片足立ちにトライしている人が一定数いるようで、私のそれについての記事に毎日アクセスがある。

まず、片足立ちは、片方5分ずつやるだけで、それぞれの脚の殿筋から足底筋まで鍛えることができるので、とても効率的(スクワットのように膝関節に負荷をかけないし)。
筋トレとしてなら眼でかまわない。
これを閉眼してやると、小脳のバランス感覚のトレーニングが加わるのだが、いかんせんここで困難度が格段に上がってしまう。
すなわち筋肉の負荷は同じなのだが、視覚情報の遮断で小脳のバランス維持機能が暴走するのだ。→「片岩片足立ちが困難な理由

眼片足立ちでの5分は、バランス的にはなんら困難がないのに、同じ姿勢で閉眼するだけで最初は10秒ほどしかもたなかったが、練習しているうちに1分は持つようになった。

ただ5分連続の閉眼片足立ちはいまだに達成していない。

閉眼+片足立ち+5分という3条件のハードルが高すぎるようだ。

そこで、ハードルを下げるために、片足立ちではなく、両足を直線上に前後して閉眼で立ってみた。

これは小脳機能チェックに使われる姿勢なので、充分小脳トレーニングになる。

この姿勢で閉眼すると、前後に並んだ足の左右の縁内での重心の移動を足首が敏捷に反応して左右にカウンター的に動くことで、足底面が回内・回外して、重心の揺動が膝から上に拡散せずにすむようになる(身体の重心を崩す大きな揺れは上半身が動くため)。
この足底面の回内・回外による重心調整は片足立ちではできなかった対処法だ。

この動きを身につけることで、それぞれの足の前後を替えて、5分づつの閉眼立ちができるようになった。
すなわちこちらの閉眼両足直線立ちの方が、ハードルが低く、しかも練習効果がはっきり出てやりがいがある。
ただし、両足立ちなので脚の筋トレにはならないのが残念なところ(筋トレは眼片足立ちでテレビでも見ながらやればよい)。

次なるステップとして、閉眼両足直線立ちから目標とする閉眼片足立ちへの移行過程に入る。
すなわち、両足直線立ちのたとえば後ろ足の踵を上げて、接地面を二足分から一足半に減らす。
それができたら、後ろ足を爪先立ちにして、接地面をさらに一足分に近づける。
このように、多段階化することで閉眼片足立ちへのハードルを下げることが可能となる。


医院をハシゴ

2022年02月18日 | 健康

後期試験に入試と年度末の大仕事がほぼ終わったので、久しぶりに帰京して、自分の体のチェックのため、予約していた自宅近所の医院を3軒ハシゴした。

まずは4ヶ月ごとに通っている眼科に、眼圧を下げる薬をもらいに行く(緑内障予防のため)。
毎回の眼圧検査で、眼に空気圧がかけられるのだが、空気が吹きつけられた瞬間に瞬目反射をしてしまう。
システム0による反射(脳ではなく脊髄が起点)だから、自身の意思(大脳・システム2)ではコントロールできない。
実際、「瞬きするまい」という強い意思をもって検査に臨むのだが、1度も反射を抑えたためしがない。
もっとも自己の意思決定を待たないこのすばやい反射反応があるから、外からの思わぬ異物に眼が守られるわけだ。
検査の結果、眼圧は正常で、いつも通りの薬を処方してもらう。

つぎに、歯科に、年一回の歯石を取りに行く。
歯科に行く前日の昨日になって急に奥歯が疼きだしたが、今朝になってそれが止んだ。
そのことを話すと、見たところ歯に異状はないとのこと。
歯科医から技士に入れ替わって歯石を取ってもらうのだが、その最中に口内に入れられた歯石を削る器械から出る水が口腔の奥の或る場所に触れると、嚥下(えんか)反射をしてしまう。
といっても意思で舌根を盛り上げて口内の水を飲まないうようにしているのだが(口内には水を吸い出す器械も入っている)、嚥下反射のゴクリという運動反応は口内が大きく動くので、歯石除去作業の妨げになる。
だがこれもシステム0の命令だから、自身の意思(システム2)ではコントロールできない。
口内で噛み砕かれた食べ物が奥にある反応ボタンに触れると、意思を待たずに自動的に呑込む仕組みなわけだ。
この反射が作動しないと、食事中あっというまに口内に食べ物が溜まってしまう。

これら2つの反射は医療場面では邪魔になるが、生体にとってはありがたい機能なのだ。
今日の歯石取りは下列だけで終わりなので、来週の予約をする。

最後は、2月ごとに通っているクリニックに、3回目のワクチン(ファイザー)接種を受けに行く。
書いてきた問診表を医師にチェックされて、今の状態を確認され、別室で看護師に注射をされる。
その後15分間院内で安静にして、問題がないので解放される。
数時間後に、上腕の接種部位に軽い炎症反応が始まる。
これも意思とは独立したシステム0の免疫系による情報反応である(上の反射よりは情報の識別性が高い)。

かように、あちこちの身体部位におけるシステム0の反応を経験した一日だった。


冬の昼間頻尿

2022年02月11日 | 健康

毎年、冬になると、昼間は頻尿になる。
まず、冬は汗が出ない分、水分は膀胱に溜まりやすくなるので、冬に限定される理由はそれだろう(これは全員が該当)。
頻尿の定義は8回以上/覚醒時ということなので、日に16時間起きているとすれば、頻度は2時間に1回となる。
私はぴったり該当する。
90分授業の開始前にトイレに行っても、その授業が終るとまたトイレに行きたくなる。
新幹線で東京−名古屋間を移動する場合も、乗る前と乗った後それぞれトイレに駆け込む。
ただ自宅にいても同じ頻度なので、仕事や移動にかかわる精神的緊張とかが理由ではないようだ。
別に心理的に尿意を常に気にしているわけではない。

ところが、夜間、すなわち寝る前にトイレに行ったあとは、朝までもつ(以前は夜間1回は起きてトイレに行ったが、最近はまったくない)。
しかも毎晩寝る前に、水でたっぷり薄めた飲酒(グラスで3杯)をするにもかかわらずだ。
なので、頻尿というと多くの人が悩む「夜間頻尿」ではなく、私の場合は”昼間頻尿”に限定される。

精神的緊張とは関係ないと記したが、先日、3時間ぶっとおしの試験監督を担当した。
試験監督だから中座するわけにいかない。
我慢限度を超えるので、内心心配した(排尿パッドを考えたほど)。
2日(2回)担当したのだが、昼間にもかかわらず、いずれも3時間余裕でもった(脂汗も出ず)。
ということは逆に、精神的緊張(張り)があると症状が収まるということだ。

このような場面限定性があるので、季節要因以外では心因性の疑いがある。
膀胱活動を制御している自律神経を考えると、就寝中は症状がないということは、副交感神経優位の時は症状が出ないことになるが、一方で、昼間でも試験監督の時のような緊張すなわち交感神経がかなり優位の時も症状が出ない。
その中間の格別な緊張感のない昼間という、やや交感神経優位状態の時に症状が出る。

ちなみに私ほどの年齢の♂は、前立腺肥大を疑う必要があるが、残尿感等の前立腺因の症状はない。
最も一般的な「過活動膀胱」が該当しよう。

トイレが身近にある生活なので実害はないが、頻度が多いのはそれなりに面倒。

以前夜間頻尿があった時、「八味地黄丸」という漢方薬を一定期間服用したら、(生活習慣はそのままで)症状から解放された。
これをまた飲もうか。


尿路結石を制す2

2022年01月21日 | 健康

10日ほど前、右の脇腹が痛くなった。
マラソン中に痛くなるあれと同じような痛み。
ただマラソン中ではなく、夜寝ている時に痛いので(夢の中でも痛かった)、異なる現象。
この刺すような痛み、しかも腎臓に近い位置ということは…
”尿路結石”に違いない。
※:腎臓~尿道のどこかでできる結石。できる部位によって腎臓結石、尿管結石、尿道結石。

結石は、再発しやすいといわれ、実際数回再発している。
初回こそ痛くてのたうち回ったものの、2回目以降は、石が小さかったのが幸いして、ジャンプなどして膀胱に落とすことで事無きを得ている。→尿路結石なりかけを制す

ただ、今回はかなり位置が上で腎臓に近いので、これは降りるまでに手間がかかる。
腹のその場所を押すと明らかな疼痛がある。
ジャンプを繰り返しても、すぐには降りていかない。
幸い、今回も石は大きくないようで、尿路を塞いではいないようだ。
だから痛みはあるものの、睡眠・仕事中は忘れられる程度。

実は16日に高尾山に行ったのも、主目的は「峰入り」だが、結石を下げるのも目的の1つで、山の下りでドシドシと足を踏んで勢いよく降りた。

尿路は下に行くにつれて太くなるのか知らないが、次第に痛みは消えていき、押して初めて感じるほどになった。

そして今日になってどこを押しても痛みはなくなった。
たぶん膀胱に落ちた。
あとは勢いよく排出される(石が大きいと、便器ではっきり確認できる)。

私には、かように”尿路結石”と、そしてもう1つ”帯状疱疹”が潜在しているのだが、いずれも初回を除いて、痛みに悩むことなく、以下のように対処することができている。
●尿路結石はジャンプ:医学的にはレーザーで破壊する治療法がある。
●帯状疱疹は温湿布:医学的には薬の点滴で治療可。


三が日を経て体重増加なし

2022年01月04日 | 健康

正月三が日は、三日連続で昼から日本酒を飲みながらお節料理をばくばく食べ、外出はほとんどせずに家にいて、夜は坐ったまま読書。
そして寝酒のつまみに湖池屋のポテトチップス「のり塩」の大袋(180g)を3日で2袋空けた。
だが4日に計った体重は年末と変らなかった。
すなわち、3が日の怠惰な食べ放題生活が”無かった事”になっている!

まず、お節料理は、蛋白質と野菜ばかりで、食べでがある割りにはカロリー的にはたいしたことなさそう。
日本酒のカロリーは、すぐに熱となって消費される。
お節の仕上げの雑煮は、餅一個。
昼に大食するので、夜は腹が減らず、イソベ餅2個だけ。
寝酒のつまみこそ、確かに体重増加要因だが、それ以外には糖質(とりわけ餅)をたいして摂らないのがいいようだ。
湖池屋の「のり塩」の大袋を寝酒のつまみにするのは、確かに問題だが、これは正月三が日だけに解禁していることなので、大目に見てほしい(大袋2袋で2023kcal…これがなかったらむしろ体重が減っていたろう).