東京が大雪に見舞われた翌日、草津白根山が噴火した。
東京の大雪は事前に予想されていたが、白根の噴火はまったくの予想外。
でも本白根の地形図を見ると、クレーターのような噴火口がボコボコ連なっている。
そもそも群馬県は、東西の県境に火山が連なり、
内側も赤城・榛名など火山がデンと陣取っている。
まさに火山でできている県だ(群馬を構成しているこれら火山が一斉に噴火したらどうなるだろう)。
いや群馬だけでなく、日本そのものが、
火山噴火と大地震(活断層による山脈・盆地)と洪水(平野)で造られたのだ。
それを災害というのはそこにへばりついている人間側の都合で、
地球にとっては日常の活動にすぎない。
巨大な地球のエネルギー活動の隙間をぬって、
われわれ人間たちはなんとか生きているのが真の姿だ。
そういう心持ちで、私は山に登り、また日々の気象をチェックしている。
そうやって地球に向かい合って生きることが自分の在り方だと思っている。
今でこそ心理学を専門にしているが、本当は地球科学が好きだった。