愛知日進市と東京文京区で常時観測している気象データを毎月末に月間極値(最高・最低値)を記録している。
それによると、気温の極値(最高気温、最低気温)は例年より少々高い程度だが、露点温度(気温より日射の影響を受けにくい大気の温度状態)の最低値が例年に比べて異常に高かった。
例年なら0℃付近になるのだが(愛知は0℃以下)、今年は両地とも6.7℃だった。
この値は6月頃に相当する。
すなわち、今年10月の大気は6月並みだったということ。
今年の10月は秋ではなく、初夏(5月)と盛夏(7・8月)の間、すなわち広義の夏だった。
温暖化は最高気温ではなく、最低気温の上昇として現れ、しかも環境(生態系や氷河の縮小など)への影響はこちら(暖冬)の方が大きい。
11月はどうなることやら。