この2週ほど週末になるとグッと寒くなる気候の巡り合わせで、平日の朝と夜の冷え込みを日中味わいつつお出かけするお休みになりました。
でも凍えてでも訪れるに足る収穫がありました。
先々週の京都の写真展に続き、先週末は滋賀県大津市は瀬田にある県立近代美術館に、ハービー・山口写真展を観に行ってきました。
ハービー・山口は現役の写真家です。
芸能人を相手に撮影したりすると聞いたので、きらびやかな世界の作品が並んでいるのかと思いましたが、さにあらず。
名前もハービーなんて付けてるくらいだからと、変な先入観を持っていました。
彼の写真も白黒がほとんど。
当然なんでしょうけど先々週見たロベールドアノー及び木村伊兵衛の作品と、またまた違いがあって興味深かったです。
全ての作品がそうだとは言いませんが私の印象の違いは、ドアノーと木村は人々の暮らし振りを人々と等しい目線で見やり留めようとしている感があり、ハービー・山口は相手と向かい合いその人の感情というか気持ちを写し取っている感がありました。
彼がどんな人なのか知らずに行きましたが、生い立ちや写真家としての思いが紹介されていて、その思いの通り撮影し体現している作品にひたすら感心するばかり。


彼は人物の写真だけでなく建物や自然も被写体にしています。
代官山17番地という今は無き場所の写真が素敵でした。
そんな所があったと初めて知りましたが、写真からは古いアパートメントが入り組んで建つ一角のようです。
モルタルなのかコンクリートなのか、時代を経た建物は草木に覆われ、半分廃墟と化した所。
私が一番気に入った作品は、建物の中から窓を写した写真。
ガラスのなくなった窓枠に絡む植物の葉っぱが瑞々しく光を透かし、白黒写真なのに緑色に見えるのです。
こういった個展は作者のスタンスが明確に見て取れて面白いですね。
皆さんしっかり自分のスタンスを表現しています。
比較するのはおこがましいですが、自分はどうなんだろうと振り返ってみると、あれもこれもと欲張って立ち位置がバラバラです。
スタイルを未だ探求中と考え、なぐさめておきます。
私の明確なスタイル、見つかるといいなあ。

でも凍えてでも訪れるに足る収穫がありました。
先々週の京都の写真展に続き、先週末は滋賀県大津市は瀬田にある県立近代美術館に、ハービー・山口写真展を観に行ってきました。

ハービー・山口は現役の写真家です。
芸能人を相手に撮影したりすると聞いたので、きらびやかな世界の作品が並んでいるのかと思いましたが、さにあらず。
名前もハービーなんて付けてるくらいだからと、変な先入観を持っていました。

彼の写真も白黒がほとんど。
当然なんでしょうけど先々週見たロベールドアノー及び木村伊兵衛の作品と、またまた違いがあって興味深かったです。
全ての作品がそうだとは言いませんが私の印象の違いは、ドアノーと木村は人々の暮らし振りを人々と等しい目線で見やり留めようとしている感があり、ハービー・山口は相手と向かい合いその人の感情というか気持ちを写し取っている感がありました。
彼がどんな人なのか知らずに行きましたが、生い立ちや写真家としての思いが紹介されていて、その思いの通り撮影し体現している作品にひたすら感心するばかり。


彼は人物の写真だけでなく建物や自然も被写体にしています。
代官山17番地という今は無き場所の写真が素敵でした。
そんな所があったと初めて知りましたが、写真からは古いアパートメントが入り組んで建つ一角のようです。
モルタルなのかコンクリートなのか、時代を経た建物は草木に覆われ、半分廃墟と化した所。
私が一番気に入った作品は、建物の中から窓を写した写真。
ガラスのなくなった窓枠に絡む植物の葉っぱが瑞々しく光を透かし、白黒写真なのに緑色に見えるのです。

こういった個展は作者のスタンスが明確に見て取れて面白いですね。
皆さんしっかり自分のスタンスを表現しています。
比較するのはおこがましいですが、自分はどうなんだろうと振り返ってみると、あれもこれもと欲張って立ち位置がバラバラです。

スタイルを未だ探求中と考え、なぐさめておきます。
私の明確なスタイル、見つかるといいなあ。

