高速道路を歩く

2017-11-28 01:54:31 | その他旅行き
新名神の高槻・川西間が12月にいよいよ開通する。
開通前のイベントが各所であるようだが、事前申込み不要で参加無料の「いばきたハイウェイウォーク」に行ってきた。
茨木千提寺パーキングエリアから、箕面トンネルまでの片道1.5kmを往復歩行するもの。



茨木千提寺PAに行ってみると、すごい人が集まっていた。
多分開業後もこのPAがこれほど賑わうことは無いだろう。
ステージが設けられ、テントが張られて地元の物産や軽食を提供していた。
おでんを買って小腹を満たし、ハイウェイウォークへといざ出発。



本線上はまだラインが引かれておらず、真っ黒なアスファルト道路が山を貫いていた。
白いラインが無いと高速道路らしくなく、写真に撮ってもなにやら散漫だ。
みんな道路脇に立ってる標識やなんかをバックに自撮りしていた。
私も開通後は撮り得ない角度の写真を撮って楽しんだ。



高速道路を歩いてじっくり観察したことはないので、ひとつ発見があった。
水捌けをよくする為だろう、道路の脇に細い隙間があり、その下に普通の側溝より広く深く作られた溝を覗くことができた。
これで大雨が降っても道路に水が溢れることはなさそうだが、溝の掃除はどうやってやるのだろう。
人が入れる広さではなさそうだけどな。



ハイウェイウォークのハイライトは佐保川橋。
結構な高さがある。
下に一般道路が走っており、そこから見上げたことはあるが、見下ろすことがあるとは思わなかった。
素晴らしい企画ですな。
橋上の路面は若干傾いていた。
ゆるくカーブしているので、高速走行で曲がりやすいようにしているのだろう。



ウォーキング区間は橋を渡り終わって終了。
箕面トンネルの入口を見て折り返した。
開通したら今度は車で走りに来よう。
車だとあっという間に通り抜けちゃうんだろな。




2049

2017-11-26 22:49:56 | 音楽&本&映画
この秋冬公開の気になるSF映画第2段、「ブレードランナー2049」を観て来た。
気になるSF映画第1段の「エイリアン コヴェナント」はリドリー・スコットが監督だった。
このブレードランナーではリドリー・スコットは製作総指揮を担当している。
結構いいお年だと思うが、製作意欲は衰えないようだ。

見終えて気が付いたが、コヴェナントもブレードランナーもアンドロイドの物語なんだな。
コヴェナントで出てくるのはちょっとロボットよりの機械的アンドロイドで、ブレードランナーの方は人間よりの生物的アンドロイドだ。
位置付けは違うが両方とも使用者である人間に負の感情をベースに持つ。
リドリー・スコットは同時期に同じような(物語の背景は全く違うが)作品に関係して、面白かったことだろう。

コヴェナントの方は過去記事で書いたので、今回はブレードランナーの方を。
人間の為に過酷な労働を強いられるアンドロイドであるレプリカントの悲哀を描いている。
前作でもそうではあったが、前作はまだ人間よりの物語だった。
一部レプリカントの「犯罪」を人類の為に取り締まるブレードランナー、な内容だった。
が、今作は明確にレプリカントが主役だ。

アクションも入るのだが全体的に静かな印象。
主役のレプリカントのブレードランナーが物静かであるのが大きいが、ウォレス社社長の常軌を逸した危険な欲望の現れや、彼の側近のレプリカントの犯罪行為の淡々とした表現、自然環境の崩壊したロスアンゼルスのジメジメした街の描写、などがサイレントに統一されていて馴染める。

この作品、好きである。
どんな作品も見終えた直後は面白かった事を否定しないが、しばらくして冷静に考えてみれば、設定上の疑問点が複数表出して評価を下げてきた。
が、この作品は私が基準ではあるが、その対象が少なかった。
より現実的と言えようか。
ハッピーエンドである必要はない、大人の映画は主題を如何に表現するかだ。



作品の内容とは離れるのだが、今回は4DXで鑑賞することになった。
料金は3200円もしたけど、都合のいい時間にやってるのがそれしかなく。
どんなものか経験してみるのもいいかと思って。
でも、なかなか楽しかった。
座席が動くだけでなく、水風光のシーンで雫は落ちてくるは、風が吹いてくるは、劇場内でピカピカ光るは。
遊園地のアトラクションのようだった。
また機会があれば4DXで鑑賞してみてもいいかな。


奈良で紅葉狩り

2017-11-23 20:45:02 | その他旅行き
最近、休みの日の朝、いつまでもゆっくりと寝てしまう。
前の日の晩にお酒をがっつり飲んだりするとますます朝が遅くなる。
その日も目覚ましを止めて1時間半もグズグズしていた。
ようやく起き出し、カーテンを開けると曇り空で昨日より天気が悪い。
紅葉狩りに行く予定にしていたが、晴れてないと紅葉の色もあまり冴えないし、やめておこうか。



いやいや、部屋にいても身体にカビが入るだけだぞと言い聞かせ、11時過ぎてから家を出た。
事前に目をつけていた紅葉の名所は、奈良県は桜井にある談山神社。
電車とバスで向かう。
桜井駅を降りると雨が降ってるじゃない。
なんてことだ。
もしかしてと傘を持ってきてよかった。



それでも神社に到着してバスを降りる頃にはなんとか止んでくれた。
バス停から左回りで神社へ向かう。
入り口前の商店が並ぶ道の前に出ると、錦繍の天蓋が迎えてくれた。
おー、美しいぞ。
雨空の下でもしっとりと秋色だ。



境内入り口で600円を払い、長い石段を登る。
拝殿でお詣り。
靴を脱いで畳敷きの部屋に上がるのだが、本殿の方に窓が開き賽銭箱が置かれている。
本殿を仰ぎ見るには座らねばならず、正座してお詣りした。
神社で座ってお詣りしたのは初めてだ。
二礼二拍手一礼の拍手はいいが、礼がなんだか変な感じだった。



祭神は藤原鎌足公。
ああ、学問の神様か、と思ったが違う違う、あれは藤原道真公だ。
鎌足は大化の改新かなんかに絡んでたような…。
歴史は苦手で、何をした人か覚えていない。
なかなか珍しい神様ではないのか。



ここの紅葉は外でそのまま見るのも美しかったが、拝殿の窓や高欄越しに見る木々が特に印象的だった。
ちょうど良い高さに色鮮やかな葉が重なっている。
建物も赤く塗られているので紅葉がよく馴染む。



ガイドマップを見ると重要文化財の建物が沢山あった。
順に見学したが、赤く塗られた建物がほとんどだ。
古い建物のなかでも一番珍しいのは十三重塔。
木造のもので残っているのはこれだけだとか。
見上げてたらまた雨が落ちてきた。



時間を見ると帰りのバスが出る10分前だった。
寒いし雨だしで帰ることにした。
バス停に急いで戻ると出発直前で滑り込みセーフ。
結局見学したのは1時間ちょっとだけだったが、結構満足した。
こんな遠くまで来て1時間で帰ってしまうなんて、我ながら珍しい旅となった。


旅は終わり

2017-11-22 23:57:51 |  ふぉと おぶ えっちゅう
これにて越中富山の旅はおしまい。
富山駅に戻り、お土産を購入し、ガラ空きのつるぎ号に乗って金沢駅へ。
金沢駅からのサンダーバード号は帰りも満員だった。
駅でコーヒーを買って乗り込んだが、飲み終わってすぐ眠気に襲われ、カフェインの影響無くほぼほぼ眠って大阪へ戻ってきた。
電車だと現地での移動に制約があるが、帰りに楽できるので捨てがたい。
車で行ったらこうは行かない。
さて、次はどこに行けるだろうか。

<つるぎ号車窓>



雨晴海岸

2017-11-21 23:52:15 |  ふぉと おぶ えっちゅう
氷見駅は海岸沿いにあるが、改札口は海岸と反対側で、海岸へは少し北西に歩かなければ降り口がない。
海岸に降りると海は穏やかで青かった。
立山連峰がある方角を見ると、霞んで山頂が僅かに見えるだけ。



幸いにして晴れてくれたが少し空気中の水分が多いようだ。
山頂の雪の白は、そこに山があると知らなければ雲に見えたかもしれない。
海岸には時々白い波が打ち寄せて、波しぶきがいい感じだ。



海岸沿いの道が終わった先をさらに南東に歩くと義経岩がある。
雨晴の名の由来となった、義経が雨宿りしたとされる岩屋があった。
なんか人工的な感じのする岩屋なのだが、まあいいか。
本当に雨宿り出来そうだ。


氷見線

2017-11-20 21:17:15 |  ふぉと おぶ えっちゅう
昼からの方がお天気がいいということなので、氷見の海岸へ行くのは午後にした。
海に浮かぶ雪の立山連峰を見るのだ。
高岡駅から氷見駅へは氷見線で向かう。
高岡駅で待っていたディーゼル車はなんだかすごく年季の入った車両だった。
頑張ってるなあ。
撮影して車内に入ると、ほどなく出発。
氷見へと向かう車窓は、街から農地へそして海へと移っていく。
氷見駅の手前の線路はもう本当に海の間際を走っていた。
これはちょっとしければ波が車体にかかるなあ。
だからこんなに外装が傷むのだろうか。

<キハ47>


<そのお肌>


<越中国分駅>


<ここから海に出る>



瑞龍寺

2017-11-19 21:49:27 |  ふぉと おぶ えっちゅう
瑞龍寺は加賀藩のお殿様の菩提寺。
国宝の建物が3つもある。
そのうち山門が修復作業中だった。
ありゃ残念。
山門を潜るとどーんと仏殿がそびえ立つ。
回廊に囲まれた庭は芝生で覆われている。
お寺にしては珍しい。
建立当初からそうだったかどうかは知らない。
その奥に法堂があり、前田利長公の位牌が安置されている。
巨大な仏壇ということか。
前田のお殿様はすごいなあ。

また暗い写真ばかりですが。

<山門の中へ>


<前田家家紋ですかね>


<回廊>


<灯籠と紅葉>


<仏殿の扉>


仏殿の屋根裏>


<仏殿の柱>


<回廊>


<法堂の扉>


<お茶の席>


<回廊から芝生の内庭>



あいの風とやま鉄道

2017-11-18 00:58:23 |  ふぉと おぶ えっちゅう
翌日は朝から晴れ。
旅の3日目は高岡を観光予定。
富山駅から高岡駅まで、あいの風とやま鉄道で移動。
あいの風とやま鉄道?
名前からして既存ローカル線が名称変更したものだと思ったら、昔の北陸本線のことだった。
富山県主体の第三セクター鉄道になっていてびっくり。



JRは北陸新幹線を開通させて、既存路線はすっぱりと切ってしまったのか。
北陸新幹線と並び走る新潟、金沢の在来線も、同じく県主体の第三セクター鉄道に変わっていた。
北陸新幹線を通すに当たって、関係各所でいろんな調整がなされたんだなあ、と想像を巡らす。



なので駅は広くホームは長く車両基地はとても広い。
らしくないローカル?線である。
新しい型の電車も走ってるし。
いや、そもそも第三セクターイコールローカル線という私の認識がおかしいのだな。
鉄道運営の方式を言ってるだけなんだと覚えておこう。




路面電車の走る町

2017-11-17 01:15:24 |  ふぉと おぶ えっちゅう
レンタカーを返却後、駅にある回転寿司屋で食事をし、総曲輪にあるホテルへと向かう。
富山駅の南にあるのだが、歩いていく距離ではないので、市電に乗って行くことにした。

<練習した流し撮りをしてみた。…失敗


市電は駅の北側を走るポートラムと違い、富山地方鉄道が運営する路線。
三路線が富山駅を発着し、ホームは櫛形になっていた。

<サントラム x2>


時間はあるのでやってきた電車をしばし撮影。
到着した車両をじっくり撮ろうと思っていたら、ものの数分停車してただけであっさりと出発していった。
あれー、もう行っちゃうの?

<昔ながらの・・>


撮る対象がなくなってどうしたものかと思っていたら、すぐ次の電車がやってきた。
そして乗客を乗せたらすぐに出て行く。
もう小気味良く着発進していく。

<雨上がり>


私の持ってる、終着始発駅に着いたらしばらく停車してるもの、という認識を覆された。
これはこれで面白い。
次々とやってきては次々と出て行く電車にはいろんなタイプがあった。

<セントラム>


その時は知らなかったが、後で調べると走ってる車両は大きく3つに分けることができるようだ。
一つは昔から走っているいわゆる日本の路面電車たるデザインの1両編成のもの。

<連接部>


次に富山駅北側を走るポートラムと同じ低床型車両。
2両連結してるのだと思っていたがそう見えるだけで、2車体連接の1両編成らしい。
こちらの愛称はセントラム。

<石畳の軌道>


そしてもう一つが、愛称をサントラムという、これも低床型車両。
こちらは3両連結してるみたいに見える3車体連接の1両編成。
長い車体でも交差点の急なカーブが曲がれるようにしてるのですな。

<環状線下車>


いいですなあ、いろいろ走ってて。


観光スポット

2017-11-15 23:18:13 |  ふぉと おぶ えっちゅう
午後の遊び先は決まっていなかった。
降る雨がしっとりしたものなら、ヒスイ海岸やら杉沢の沢スギとか、富山県東部の屋外観光スポットを歩いてもよいのだが、如何せん風は強いは雨粒は大きいはでそんな気にならず。
富山駅に向けて、雨の影響の少ない観光スポットを辿りつつ戻ることになった。

連れがガイドブックやなんかで見つける観光スポットをナビに入れてもらい、出発到着を繰り返した。
魚津にある海の駅蜃気楼で海産物を見て回り、重いけど新鮮なりんごを買って帰ろうとりんご園に行ってみたが閉まっていたり、その少し奥にあるブドウ園に行ったらこちらは収穫時期が終わって閉園していたり。
富山市内に入って廣貫堂資料館で富山の薬の展示を見たが、それでもレンタカー返却までまだ時間がある。

最後にもう一つ観光スポット?に行くことに。
私のような鉄道好きが喜ぶ喫茶店があるらしい。
その名も珈琲駅ブルートレイン。
入ってみると、なるほど鉄道模型が展示され、ジオラマの中を列車が走行している。
コーヒーを飲みつつ撮影させてもらった。
列車が何度も行ったり来たりするので、実物撮影ではあまりしない流し撮りを練習した。
うーん、むずかしわ。