レンガに萌える

2021-03-30 06:22:25 | その他旅行き
蹴上インクラインの喧騒を脱し、上部にある疏水設備の見学へと足を向けた。
時代を経た設備にはレンガが使われていて、久しぶりにレンガに萌えた。
風の強い日で、満開前の桜の花びらが早くも空に舞い、色濃い疏水に落ちて水面を彩る。
春ですなあ。
南禅寺の水路閣へと流れる水路を少し覗いてインクラインに戻ってきた。

<レールの始まり>


<トンネル横の水道局施設>


<疏水分線>


<ねじりまんぽ>



2021 蹴上インクラインの桜

2021-03-28 23:27:55 | その他旅行き
週末、近畿の桜はちょうど見頃。
なんともうまいことに金曜日に年休を申請していた。
平日なら有名どころでも人出は少なかろう。
と、花見の先に選択したのは京都は蹴上インクライン。
昔一度来た事があるが、桜の季節ではなかった。
桜が見事だと聞いていて、その時見た琵琶湖疏水の関連施設と合わせて写真撮影しようと出向いた。
いちおう花の季節以外に来て花の季節に再び来ようと思った場所ではある。
有名どころだけど。
JR伏見駅から地下鉄東西線で二駅、蹴上駅で降りた。
うわあ、すごい人だ。
年配の方ばかりかと思ったが、なんでか若者が多い。
ああそうか、もう春休みに入ってるよな。
京都だからかどうなのか、着物姿の若者がたくさん。
インクラインの線路から少し離れた木の切り株に座ってお昼のおにぎりを食べて、さあ撮影。

























桜下の宴、盛んなりし頃。

2021-03-26 01:19:04 | Weblog
秋の紅葉の頃、もしくは冬の寒い時、出歩いた先で桜の木を見つけ、周りの環境が良ければその場所を覚えておき、春にまた来ようと思う。
そう思った場所は大量にあるのに、実際春になって思い出そうとしても思い出せる場所はほとんどない。
きちんとメモするなり写真に撮っておくかしないと、全然覚えられないな。
有名なお花見所は人が多いから、ここなら見物人も通りがかりの人だけで、静かに写真が撮れるだろうと思うのだが。
思い出せずに結局有名どころに行ってしまうのだ。
あっ、書いてたら一箇所思い出した。
でも、学校だったな、あそこは。
花の咲いてるうちにもっと思い出さないかな。

<今や懐かしき光景>



春は白い花から

2021-03-24 06:20:12 | Weblog
春は順調にやってきてますな。
桜の開花の知らせはとても早く、もう満開のところもあるようで。
ただ、日中は暖かいようだが、早朝はそれなりに冷えて、出社時はまだまだ寒い。
日中は会社のビルから出ないからな。
春を感じられるのは週末だけ。



こんなことを考え始めると思考はいつも別のオフィスで働いていた頃に飛ぶ。
そこは昼食を外に買いに行かねばならず、雨でなければ外のベンチで食べていた。
暑い時、寒い時は陰や日向を探して放浪したが、春秋はその気持ち良い気候にしばし仕事を忘れた。
日々少しづつ季節が移ろっていくのを体感していた。
お昼寝できなかったが、あれはあれで良かったな。




豆挽き機

2021-03-22 06:22:33 | Weblog
我が家に新しい家電が仲間入りした。
ボンマックというブランドのコーヒーミルである。
グラインダーとも言うらしい。
コーヒーはこれまでも豆で買って家飲みしていた。
小型のミキサーのような電動ミルで粉にしていたが、粉の粒度がバラバラで、美味しいコーヒーを淹れたいなら粉の粒度を揃えるべしと何かに書いてあったのを読んで、ずっと欲しいと思っていたものだ。



姿形はお店に置いてあるグラインダーの小型版で、キッチンの一角が喫茶店になったようだ。
豆を挽いてみると意外に音は小さめ。
前の小型ミルの方がうるさいくらいだ。
粒度は恐ろしく揃っていて、それで淹れるとしっかりと抽出されているような気がする。
ただ静電気がものすごく、散らばった粉がそこら中にへばりつく。
まあ致し方なし。



好きなコーヒーは酸味のあるタイプ。
東京に転勤していたころ、コーヒー専門店で紅茶みたいに薄いコーヒーを出され、なんだこれはと飲んでみたら酸っぱくて、コーヒーは苦いものという先入観が壊された。
面白くて以来酸味系のコーヒー豆を手に入れて飲んでいる。



今惹かれているのは、酸味主体ではあるが甘味や膨らみある複雑な風味を感じられる豆。
それを大阪のコーヒー屋さんで出てくる濃い口当たりで淹れて飲みたいのだが、どうしても薄くなってしまう。
ミルのせいだと思っていたが、一杯に使う豆の量がそもそも少なかったよう。
量を多くしてミルを替えて、だいぶコーヒー屋さんの濃さを出せるようになってきたかなと思う。
これからは豆の挽き方を変えて、どう味に影響するかを試してみたい。




春の野でお散歩

2021-03-20 17:52:40 | その他旅行き
連れは腕を痛めて、治るまでテニスができない。
運動不足解消のために山へ連れ出した。
とは言っても近くの里山だ。
連れは山歩きが苦手。
あまりしんどくないお散歩コースにした。



茨木の自然歩道や東海自然歩道を歩いた時に、時間がなくて届かなかった道を選択。
歩いたことのある部分も少し重なったけど。
時々風は吹くけど、暖かな春の日。
お散歩日和だった。
山林の中は冬に歩いた時と雰囲気はあまり変わらず。
変化があったのはやはり田んぼの畦。



春の草花が元気だった。
水を引き入れた田んぼもあり、田植えに向けた準備だろうか。
細長い段々畑には梅の花が満開。
こんな畑で仕事できたらいいだろうなあ。
梅の木の下でお弁当を食べるのだ。
食べ終えて、さてもうひと頑張りしようかのう、と腰を伸ばすのだ。



道を間違えて、東海自然歩道から外れてしまったことに気がついた。
やれやれ、またか。
もうずいぶん歩いてしまったので戻る気になれず、近道になってしまった道をそのまま行くことに。
予定の時間より多くかかっていたので時間短縮できて反対に良かったか。



田んぼの中の農道を歩いていたら、私有地っぽいところに入ってしまった。
児童公園にあったような遊具のガラクタが山と積まれていた。
私も連れもこんな被写体が大好きだ。
なんでかな。
これ幸いと撮らせて貰って、早々に通り抜けた。



また山林内の道に入り歩く。
一度集落に出て再び林の中へ。
最後の行程は前に歩いたことのある道だ。
前回は自分以外誰も歩いていなかったが、今回は複数のハイカーと出会った。
同じ年頃の方ばかりだったから、同じグループだったのかもしれない。



地味な道だから誰も歩かないのかと思っていた。
寒い時期だったから歩いていなかった、というのが正しいようだ。
最後の上り坂で連れは、ここが筋肉痛になる、と腰をさすっていた。
私とは使う筋肉が違うらしい。
それなりに運動になったようでよかった。




観葉植物の越冬

2021-03-18 00:02:46 | Weblog
我が家のパキラは寒さに弱い。
今年の冬も元気がなくなってしまった。
葉っぱの色が総じて薄くなってきて、元気にさせようとお天気いい日にベランダに一日出しておいたのだが、その後さらに元気がなくなって、茶色に変色して落ちる葉っぱがたくさん現れた。
あまり直射日光に当ててはいけないと書いてあったけど、夏の強い日差しのことと思っていた。
冬でもダメなのかな。
悪いことをしたな。
鉢を替えた後しっかり育っていいバランスになったのに、葉が落ちてまた鉢の方が大きくなった。



暖かい頃はビックリする勢いで大きくなっていた。
新芽が出るとするすると葉っぱを伸ばし、葉っぱが重なり合って、剪定しないと大変なことになりそうだった。
寒くなるとそんな成長をピタッと止めた感じだ。
葉っぱもいくつか落ちて勝手に剪定してる。
冬は新芽は出ないものと思っていたのに、これは次々とでてきて少し驚いた。
ただ成長は遅く、なかなか葉を伸ばさず小さく縮こまったまま。
そのまま黄色くなるやつも。
そんなあれこれを見ていると、頑張って生きてるんだなあと身につまされる。



ガジュマルの方は元気である。
変な個体で、大きな葉をつけると思えば小さな葉もつけて、その差が激しい。
枝の伸び方もアンバランスでカッコいいとはとても言えない姿をしている。
けどまあ元気である。
元気が一番。




自己分析するのが好きだ

2021-03-14 18:23:44 | Weblog
前回記事を記載後、昔の春の気候の感じ方に影響を与えた自身の行動パターンがあったことを思い出した。
昔は夏休みもゴールデンウィークも、信州に度々遊びに行ったものだった。

<2020年GW 大阪を脱出できず、モノレールを撮影してた>


夏に遊びに行けば涼しい高原も、GWの頃はまだまだ寒く、雪が溶けたばかりのところを訪れたりしていた。
例えば、お目当ては標高1000m前後の新緑がちょうどきれいな辺り。

<2019年GW 五島列島、長崎をガッツリ観光>


春から夏へと移る只中にいることを体感しに行ったのに、ドライブして移動するので、道によっては標高の高い峠を越えることになったりする。
景色を眺めに外に出れば、寒くて冬を再体験したりした。

<2018年GW 6月のサファリに備えて奈良へ鹿を撮りに>


初夏になりかけた下界から春の遅い亜高山帯にしばらく身を置いたので、晩冬の気候に一度キュッと身を引き締め、春を長く過ごした気分になっていたのだろう。
GW後の5月半ばから本格的に初夏を感じていたように思うのだ。

<2017年東京転勤終了直前のGW スカイツリー登塔>


GWに遊びに行った場所を写真で振り返ると、この10年ほど寒い場所へ行く頻度が激減している。
それも春を短く感じる要因となっているに違いない。

<2016年GW 富岡製糸場近辺をうろうろ>


そういえば少し前、千原ジュニアのタクシー乗り継ぎ旅だったか、長野県霧ヶ峰から草津温泉を経由して新潟県糸魚川へタクシーを乗り継いで行く旅番組をやっていた。
その昔頻繁にうろついた辺りである。
どんなところが映されるのか楽しみに視聴した。

<2015年GW 秋田、青森周遊>


しかし、草津温泉って霧ヶ峰から見てどの方向にあったっけ?
一緒に見ていた連れに群馬県でしょと指摘された。
あ、長野県じゃなかったか、とずいぶん記憶が怪しい。

<2014年GW 石見銀山と一畑電車>


番組では冬季通行止めの国道を避けて軽井沢に遠回りして向かうことになったのだが、画面に現れた地図の場所がつかめない。
あれれ、あの辺りの観光地の位置関係はほぼ頭の中にあったのになあ。
東北や北海道に浮気して、信州近辺はあまりにもご無沙汰してたことに気が付いた。

<2013年GW 北陸鉄道浅野川線に密着>


今年のGWは旅行に出れるのだろうか。
緊急事態宣言が解除されてまた感染者が増えると、次の波が来ている頃合いだ。
一人旅なら宿の予約なしでも車中泊見込みで直前に出発を決定できるが、連れが一緒だとそうはいかない。

<2012年GW 仕事が忙しかったのか京都福井府県境の八ヶ峰を一日だけ訪れていた>


いろいろ予約して、直前にキャンセルとなるとがっかり落ち込むことになり嫌だしなあ。
去年は鼻から諦めていたが、今年は出掛けられる可能性大だからまだマシと思い、検討することにしよう。

<2011年GW 扇沢から雪の大谷へ>



春に向けた心構え

2021-03-12 00:05:35 | Weblog
この3月は暖かい日が多い様で、桜の開花も早いらしい。
そのまま暑くなるのは目に見えている。
このところ4月になると、暖かい春の日どころでなく、夏の様に暑い日が多くなる。
寒くも暑くもない過ごしやすい時期がもっと長くあればいいのに。
そう思うがそんな期間はごく短い。
今年もそんな予報だし、だからもう4月に春の気候を期待するのはやめにしよう。
4月と言えば春、そんなイメージがこびりついているが、地球温暖化が進んだ現代、春はもっと早く来ている。
3月にこそ短い春を満喫すべきで、桜が咲き終えたらもう初夏として扱うのだ。
うんうん、そうしよう。
それがいい。
今年は梅の花も観賞できたから、春を楽しむ助走は充分。
頬を撫でる微風に寒かった記憶を忘れ、土の匂ふ山野を歩き、咲き競う野花を愛でるのだ。