みなさんの視点はどんなかな

2016-01-27 23:04:05 | 音楽&本&映画
スターウォーズの7作目を観た。
思うところを書き残しておく。
絶対に観るんだと思ってるけどまだ観てない方はもういないだろうけど、内容に触れているので一応ご注意を。

もう観ることは叶わないと思っていた7作目。
ルーカスがディズニーに権利を売っちゃったので再開された。
ファンにとってはうれしい限りである。
でも人気があるからって10作目は作らないで、潔く9 話でキチンと終わらせてもらいたいものである。
意外だったのはディズニーの露出度の少なさ。
映画の前後にシンデレラ城に流星?のクレジットが映されなかった。
エンドロールにマークが入ってただけ。
いつもの雰囲気で始まり終わり、既存ファンに違いを感じさせない粋な計らい?だったのか。

まずは映像の出来に大満足。
最新の特撮技術?VFX?CG?今は何と言うのだろう、で作るとこんなに充実するのかと前作からの時の流れを感じた。
ジャクーとかの背景がいいね。
こういうのに私は弱い。
時の流れと言えば物語は第6話の30年後で、懐かしい顔が実年齢で30歳老けて再登場。
レイア姫はレイア姫に見えたけど、ハン・ソロはハリソン・フォードに見えた。
30年前はハン・ソロかインディ・ジョーンズのイメージしかなかったのに、その後の活躍でその二人のイメージを払拭したからなあ。
そうなんだ、画面に登場した時なんか違和感があったのはそれなんだ。
若い頃の向こう見ずなやんちゃさが消えて、なにやら人のいいおじ(い)さんに見えた。
反乱軍で過ごし、子育てしたから丸くなった設定なのかもしれないけど。

登場人物は新たな謎を秘めたメンバーばかりだ。
主人公の2人?は何故かフォースに目覚め、拙くはあるものの徐々に覚醒していく。
きっと出自に秘密があるに違いない。
どんな人間関係を設定しているのか。
また親子とか兄弟とかなんだろうか。
別の目新しい設定がなされていることを期待したい。
ハリウッドの優秀な脚本家のアイデアを見せてもらいたいものだ。

敵方のファースト・オーダーはこれで大丈夫なの?って感じの布陣。
新たな悪役カイロ・レンは怒りを制御できないし、覚醒し始めたばかりのレイに叩きのめされるし 、最高指導者スノークもおどろおどろしいんだけどルークをやたら恐れてる。
ダースベイダーや皇帝が発していた底知れぬ余裕と不気味さが感じられない。
なんかやっつけられそう。
ライトサイドに転向しないよう彼らを応援しないといけない有様だ。

物語には山がいくつもあって、一話ものとして見ると盛り上がり処が分散されてしまった感がある。
いや、ひとつの山の出来がいいので、それがいくつもいくつもやって来て、咀嚼しきれなかったと言った方がいいか。
戦いのメインイベントはまたデススターだ。
名称も変わり兵器としてはデススターより格段にパワーアップしているが、危機感の煽り方や攻撃の手法など一作目三作目と同じだ。
二手に別れシールドを破壊し少数部隊で急所を攻撃。
ここまで一緒だとワザとやってるとしか思えない。
再開に当たって一作目へのオマージュとしてこの展開にしたのだろうか。
ところで太陽近くからエネルギーを丸々吸収し蓄えるのに、惑星表面が氷雪で覆われてるってあり得るのだろうか。

もともとボロかったらしいミレニアム・ファルコン号がさらに薄汚れて再登場。
こちらは見覚えのある船内グッズがちょろっと出て来て、一作目を見ている者を喜ばせてくれた。
盤上で怪物を闘わせるCGゲームやルークが目隠ししてライトセーバーの練習をした相手の球体だとか。
他にもあったのかもしれないが、気付いたのはそんなとこ。

まあ、そんなこんなを楽しませてくれる第七作。
3D版を見に行こうかどうしようか迷っている。


そうは問屋が卸さず

2016-01-24 22:06:48 | テニス
にしこりくん、ツォンガを撃破。
ツォンガは自分のテニスを出来ず、あるいはにしこりくんがさせなかったのか。
完勝だった。
ツォンガに昨年全仏の時の迫力は感じられず。
やはり地元の大会では気の入り方が違うのかな。
今回はあっさりとにしこりくんの軍門に下った。

にしこりくん、次はジョコ。
第七シードだと対戦カードはやっぱりきびしい。
でも、ジョコビッチは決勝にターゲットをもって来てるだろうから、今ならつけ入る隙はあるかもしれない。
シモンに5セットも戦わされてるし。
観戦できないけど、応援しているぞ。

さて、自身のテニスは…。
昨日せっかくいいイメージを得たのに、パッとせず。
ローボレーは良かった。
余計な動きをせず、ラケット面セットと打点確認、しっかりできた。
しかしポーチボレーにハイボレーがラケットセットの準備が遅く、ボールが浮いてオーバー連発。
まだまだテニス勘は戻って来ていない。
やっぱり以前に比べ練習頻度が少な過ぎだ。

失敗するショットは後からああこうするんだろ、と思いつくものばかり。
出来てたショットを出来るようにする事からもう一度始めねばならないのはなかなかにストレスだ。
出来なかったショットに挑戦出来るのはいつになることだろう。
まあ、焦らずに前進していこう。
風は強かったがいいお天気だったから、自転車通学でほんの少し脚は鍛えられた。
体力的には向上しつつある。
技術的な部分のレベルアップを手に持つ札で如何に進めていけるか。
工夫が必要だ。




さあ、次回に繋げよう

2016-01-23 23:49:39 | テニス
全豪ではにしこりくん頑張ってますが、三木と横浜では実業団の皆さん頑張ってます。
日本リーグセカンドステージが横浜国際プールで開催中。
観戦してきた。



プールでテニス?
併設のコートがあるのだろうかと思ったら、プールの上に巨大なボードを敷いて?コートを作っていた。
5面並べてそれぞれで企業対抗の団体戦。
シングルス2つとダブルス1つ。
応援団がそれぞれ来ていて賑やかである。
企業毎に応援グッズや応援方法が違い、観客の人数が違いすぎてて面白い。
たくさん来てる所は会社内の認知度が高いのだろうか。



テニスコートに飛び込み台がある変な眺め。
コートサーフェスはマットとかいう材質がよく分からないものが使用されていた。
ゴム系の素材だろうか、ハードコートよりさらに滑りにくそうで、足腰への負担が凄そうだ。
跳ね方も独特なんだろな。
選手も対応するのが大変だ。

やはり自分の場合シングルスよりダブルスの方が参考になる。
特にボレーだろうか。
きびしいローボレーもラケット面のセットと打点確認をしっかり行っているのが印象に残った。
自分はテイクバックが大きすぎだ。
追い込まれた時の凌ぎ方やポーチに出る判断の仕方とかも、とても参考になった。
やっぱり上手い人のプレーを時々見ないとダメだな。
昔理解したつもりの事が、しっかり忘れ去られてる。
自分のモノにするには何度も繰り返し見て動いてしないとね。

敗北宣言

2016-01-22 00:10:31 | Weblog
人間ドックの結果が返ってきた。
受診当日にある程度聞かされていたので分かっていたが、前年より悪化していた。
しかも大幅に。

毎年悪化し続ける肝機能の数値と高まる血糖値。
これら改善のため、10年以上日課としていた晩酌をこの春から週に5日までとし、初めて休肝日を設定、サボること無くやってきた。
お酒も糖分の多い日本酒やワインを減らし焼酎主体に変更。
ツマミにしていたせんべい、あられも休肝日にのみ食べるようにした。
食生活を改善したのは初めてで、人間ドックには自信満々で臨んだ。
当然オールAと思っていたのに、判定は惨敗。
改善に取り組んだ、肝機能、コレステロール値、血糖値、全てバツ。

後から考えれば悪成績に思い当たる節はある。
糖分摂取量が減った分、遅れる満腹感を紛らわすため酒量は増えた。
休肝日2日では回復できない量になっていたのか。
そして例年受診するのは10月頃だが、今年は引越しと重なり、越した後の12月も後半に受診。
寒くなったので食欲が増していた。
そこでツマミに食べてしまったのがナッツ類。
糖分は少ないが脂肪分が多かった。
人間ドックの半月前頃、夏の間凹んでいたお腹が急激に成長して、ベルトの穴の位置が元に戻ったくらいだ。
あれだな。
夕食はずっと焼酎と合うあっさり和食を主体にしてきたが、そろそろ洋食が恋しくなり洋食に合うワインをまた飲むようにもなった。
これらが重なった時に受診してしまったのが敗因だろう。
この半年の努力が直前の不摂生でパーになってしまった、…と思いたい。
馬鹿だなあ。

肝機能値やコレステロール値が悪いのは分かるのだが、血糖値が高いというのは今ひとつ納得感がない。
ワインは飲みはしたが、焼酎ほど馬鹿飲みはせず、量的には昔と変わらないと思うのに。
休肝日のせんべいの量が過ぎたのかな。

てことで、新たな対処方法を加えねばいけなくなった。
昨年改善計画を立てた時の予想と異なったのは、食べる飲む両方の摂取量だろう。
食べる方は食べれるだけ食べているのを、まずは腹十分目で止める事からだな。
腹八分目が一番いいのだろうけど、それだと長続きしない。
ここはCOP21のパリ議定書方式で、まずは可能な削減目標を設定することとしよう。
満腹感を感じたらまだ食べれても止める。
これが肝腎。
食べてる途中に満腹感を得られるようゆっくり食べよう。

飲む方はチビチビと飲む。
グラスに入れて飲むと一口が多いので、焼酎も新しく手に入れた薄いお猪口で少量づつ飲む。
ビールじゃなければ口に含む量の多寡に酒の味は影響されないし。
回数多く口に含むことで満足を得るしかないな。
丸いグラス内に立ち込める芳香は楽しめなくなるが。
いままでの贅沢な飲み方を許す日は月イチなんかの記念日くらいにとどめよう。

…、ああつまんないな。


新しいお楽しみ

2016-01-21 00:32:14 | Weblog
ごちゃごちゃと散らかった部屋にいると何もする気が起きないが、整理された部屋だと文化的な生活を送ろうと思う。
新しいこともしてみようと思い立つ。
住環境って大切だ。
やりたい事として浮上したもので、さっそく実施したことがある。
それは過去にやっていたことで、いつの間にかやらなくなった「コーヒーを己が手で淹れる」こと。



コンビニで淹れたてのコーヒーが安く飲めるようになって、ご無沙汰していた缶コーヒーを久しぶりに飲んだら、これが美味くない。
変な酸味が後に残り、こんなの飲んでたのか、と愕然とした。
そんな心の事前準備?もあってか、引越しの時棚の奥から出てきたドリッパーに電動ミルを見、また自分で淹れてみようかとドリップペーパーと豆を買ってきた。
豆はまずはニュートラルにブラジルから。
ウイスキーの好みと同じく、コーヒーもブレンドよりストレートの単品種で淹れたのが面白い。
特徴のある味わいが好きな性向のよう。
これからいろんな産地のを試していくのが楽しみである。



ヤカンを持っていなくて、鍋でお湯を沸かし淹れた。
それでもなかなか美味しいではないか。
三日坊主で飽きてやめてしまうこともなさそうだったので、その後専用のケトルを買った。
注ぎ口が細いやつ。
鍋からだとガバガバとしか入れられなかったお湯を、必要な分量落としたい場所に注げるようになった。
調べてみるとコーヒーの抽出時間で味が変わるらしい。
キチンと時間を計って淹れるのが肝要だそう。
2分半から3分が目安らしい。
時間をかければ味わいはしっかりと、短くすればあっさりとするそうな。
言われてみればそりゃそうだ。
コーヒーはお茶と違ってお湯が通り抜けるので、飲む分量が溜まれば終わりって感覚があった。



で、30秒づつ時間を変えて淹れてみると。
時間をかけ過ぎると雑味というかえぐみというか余計なものまで抽出され、短すぎるとなんのコクもないサッパリとしたものになる。
なるほど、この抽出時間で好みの味に仕上げれば言い訳だ。
あと注ぐお湯の温度も影響を与えるよう。
沸騰して粉を蒸らす間火を止め冷ましていたお湯で淹れてみると、なにやら物足りない。
…気がする。
沸騰後ほんの少し置いたお湯がいいらしいが、豆との相性もあるらしいので、こちらも頃合いを探してみたい。
ケトルからドリッパーへのお湯の注ぎ方も諸説あるし、当然だが豆の分量も味を決める重要な要素だ。
試してみないといけないことが山ほどあるな。



今のところコーヒーを淹れるゆっくりとした時間が取れるのはお休みの日だけだ。
豆の消費量は少なく、ようやく3種類目を飲んでいるところ。
今は昔ハワイに行った時に飲んだコナコーヒーが美味しかったので、なんだか高かったけど思い切って買って来て飲んでいる。
でも、なんか記憶のと違うんだなあ。
焙煎の深さが違うのか、少し苦味があるのだ。
淹れ方のせいかもしれないので、コナコーヒーを飲ませてくれるお店を探して、本当の味を確かめてみないといけないなと思っている。




休日の居場所

2016-01-20 00:00:25 | Weblog
大阪ではテニススクールのレッスンを終えたら、なににも縛られぬ休日を満喫しに、山の上の公園によく行ってたものだ。
屋外で遅い昼食を食べ、昼寝したり、写真を撮ったりして時を過ごす。
寒い冬は車を里山の道端に止め、温室効果で暖かい車内で音楽を聞きながら、ホットコーヒーを飲んで雑誌を眺めたり。
その解放感は半端なく、仕事に行き詰まるとそんな時間に恋い焦がれた。

そんな山は身近になくとも、こちらでも同じように過ごせる場所が見つかるだろうと思っていたが、一朝一夕では難しそうだ。
街から短時間では脱出できず、街中で長時間車を止めていられる場所はまだ見つからない。
駐車場のある公園に行ってみたが、車を入れるのに並ばないといけなかったりして驚いた。
それに寒くなったから、力を抜いて屋外で過ごせる日は限定的だ。
季節が良くなるまで、公園で過ごすのはお預け。
スクールに自転車通学することにした事もあるし。

そうするともう部屋に帰るしかない。
お休みの日に部屋にいると非常に損した気分になって、そうして過ごした日の終わりは気分が淀んだ。
…ものだったんだが、こちらの部屋だと意外と平気。
というか我が家が今一番落ち着ける場所になっている。
一人の時間をゆっくりと過ごせるのは、今ここしかない、と言える。

新しい部屋は明るく広く綺麗だ。
引越し直後のお休みは部屋で過ごさざるを得なかった。
掃除して洗濯して荷物を片付けて、そして一服したのだが、テーブルの前に座って憩いを感じた。
ここ数年自分の部屋にいて得たことのない感覚だ。
このままインドア派になってしまいそうな危険なくつろぎ感。
大阪の部屋は散らかり、汚く狭く、そりゃあそんなところに長くいたら気分も沈む。
マイナスの運気に満ち満ちていたから、部屋に居たくなかったのは当たり前か。

屋外で過ごす事が休日を充実させる方策と思っていたが、考えてみれば外で何をしてるかって何もしちゃあいない。
ぼんやりして昼寝してるんだから。
居心地の悪い部屋に居たくないから外に出てるだけで、部屋でボーっとしてるのとやってることは変わりない。
「気持ちよく」ゆっくりできればいいだけだ。
こんなことに気がついてしまって、これからスクール後の憩いの場は我が家になりそうだ。

ただ、帰ってくる時刻は要検討。
部屋の中は外的刺激がなさ過ぎ、お昼寝すると目を覚ます起因がない。
グッスリ寝過ぎて夜眠れなくなる恐れが。
夕食を買いにもう一度外出する必要があるのも面倒だ。
この辺の解決策はまた探っていこう。
新しい部屋は今は目新しく新鮮だが、居飽きてくればやはり外に出たくなるだろう。
屋外で過ごせる穴場もボチボチと探して置かねばね。




あばたもえくぼ

2016-01-17 22:17:35 | その他旅行き
世田谷ボロ市なんてのがある。
この時期の風物詩らしく、毎年12月15、16日と1月15、16日に開催されるらしい。
今年はうまく土曜日に当たっていた。
折角なので行ってみよう。

東急世田谷線の世田谷駅が最寄り駅。
へえ、世田谷線て道路上を走ってるわけでは無いけど、路面電車みたいな2両連結の電車なんだ。
世田谷駅より北で道路と共用してるところがあるのかもしれない。
今度は世田谷線目当てで来てみるかな。
すごい人出なんだろう、臨時ダイヤで運行していた。
満員だった。

世田谷駅も狭いホームは乗る人降りる人でいっぱいだ。
会場の方に歩いて行くと、おーすごい人、人、人。
いざ、突入。
道路の両サイドに露店が並んでいるのだが、人が多くて左右のお店をチェックしながら歩くなんて出来ない。
左側通行で人の波が流れているので、片側だけお店を覗きつつゆるゆる進んだ。
仕方ない、往復するぞ。

お店は多種多様。
売ってるのは、たこ焼きやじゃがバタ、りんご飴みたいな食べ物、茶碗やお皿なんかの陶器、ガラス器、着物や中古の服、神棚、置物、多肉植物に盆栽、骨董、貴金属、ミニカーにオモチャ。
なんでもござれ。
すごいなー。
700店くらい出てるそうだ。


お店の方もいろいろ。
奥に座ってスマホ見たり本を読んでたり商売気の無い人、もう終わりだから安くなったよーと呼び込みする人、手持ち無沙汰に立ってる人。
こんなに人はいるけど、やっぱり売上はそんなに上がらないんだろな。
お客さんに商品の説明をするのを横で聞いていると、寅さんの口上みたくはないけどうまく興味を引くようお話される。
話し下手な私は羨ましく思う。

ある錫器を売ってるお店でご主人とお客さんの会話を聞いてて笑ってしまった。
七福神の一体に見える小さな錫の置物をお客さんがこれ何?と聞いたご主人の答え。
七体一揃いで売るものだったんだけど、トイレに行ってる間に留守番が一体だけ売っちゃって、六福神になったから値がつかなくなったのよ。
仕方なくバラ売りしてるんで、一体だけでも安くするよって。
六福神だって。
なるほどそんなこともあるのね。

私の狙いはお猪口。
前に書いたかな、欲しい形のお猪口があるのだ。
一般に売られてるお猪口は底が深い。
欲しいのは薄く平べったいものだ。
例えると豆皿を小さくしたような、時代劇でお武家様が飲んでる平たい漆器の盃みたいなのの陶器製の、が欲しくて探しているのだ。
陶器を売る店があれば足を止め、探した。
猪口があってもほとんどは底の深いものばかりだ。
たまに背の低いのがあるが、値段が高かったり小さかったり。
そうそう、ある程度の量が入るのがいい。
飲み口は立ってるより寝てるもの。

あんなにお店があったのに候補を見つけたのは4店だけだった。
そのうちひとつだけ手の出る値段で好みに近いのがあった。
ちょっと見込みに小さなプツプツや染みがあるのだが、厚みもまずまず薄く手造りだ。
800円。
ボロ市訪問記念にもなるし、買ってしまった。
でも帰ってきてよくよく見てみると、あれれ縁が欠けてる。
すぐ目に入ったのに買う時は気がつかなかったなあ。
それで安かったのかな。

気を取り直してさっそく使って飲んでみた。
親指と中指で挟んでこぼさないよう水平に持ち上げ口に運び少し傾ける。
それだけでするすると口腔に滑り込んでくる。
おー、これこれ。
飲み口が変わるだけで同じ酒でも味わいが違うように思うのは気のせいか?
不具合はいろいろあるが、愛用の酒器になりそうだ。




日本寺

2016-01-16 01:19:45 | その他旅行き
今回の房総半島の旅の主目的地は鋸山。
山を登りはするが登山ではない。
日本寺というお寺が鋸山の斜面に拡がってあり、石段を上り下りして大小様々な石像を巡るのだ。
昔来たことがあるような気もするのだが、あまり記憶が定かでない。
山の東側の駐車場に車を止め、東口から境内に入った。
入口すぐの石段の両側にちょっとした庭があり、寒梅だろうか赤い梅の花が蕾を開き、斜面には満開の水仙が迎えてくれた。
まずは大仏さまにお詣り。
ほんのひと登りで到着。



大仏さまは平らな広場の向こうにドンと鎮座されてた。
薬師瑠璃光如来様。
鎌倉や奈良の大仏さまより大きいそうだ。
背中は山にくっついている。
お詣り後、写真を撮ろうとしてふと思った。
お堂の中の仏像は撮影が躊躇われるのに大仏さまを撮るのは平気だ。
この差はなんなんだろう。
考えるに秘めたところのある仏像や御神体は祟られそうで怖いのだが、あっけらかんと日の光の下におはします仏様は、少々のことなら失礼しても許してくれそう。
そんな心理が働くようだ。
広場から振り仰ぎ撮影し、山に上る途中の石段から撮影し、凛々しい姿をたくさん撮らせてもらった。



境内次の見所は鋸山山頂の地獄のぞき。
くねくねと曲がる新しくきれいな石段を上っていく。
周りの皆さん、息を切らせてしんどそうである。
それもそのはず、街で階段を1~2階だけ上るような勢いで歩いている。
そんなスピードで登り続けられるのは、アスリートだけだ。
息が少し弾むくらい=散歩するくらいの速度であるかねば続かないよ。
私はいつものペースで写真を撮りつつ登るので楽チン。
それでも体が熱を持ち汗をうっすらかき出したので上衣を脱いだ。



鋸山山頂には二つ展望台があり、片方が「地獄のぞき」と呼ばれるポイントらしい。
そちらは大人気で先端で写真を撮る行列ができていた。
高所から下を眺めれるが、ガッチリとした柵で囲われ危険はない。
高いところが好きな人には「地獄」ではないだろう。
もう一つの出っ張りは並ばずとも入れたので、そちらで水平方向垂直方向の眺めを楽しんで下山?開始した。



少し下ったところで百尺観音への分かれ道があり、そちらへ入る。
山頂から見た切り立った崖の間を進むと、その裏側に観音様が彫られていた。
こちらもでっかい。
百尺ってことは30mくらいか。
こちらは日陰になっていて、大仏広場とはまた違った雰囲気。
しんとしている。



分かれ道に戻り下山を続ける。
石段をぽくぽく下る。
下り道は関節を痛めないよう膝のクッションを効かせて降りよう。
登ってくる人は変わらずしんどそうだ。
鋸山には麓からロープウェイでも上れる。
そのロープウェイ駅へ繋がる西口を見送り、千五百羅漢道へと入る。
この道は山の斜面の複数の窪みに、何体もの羅漢像・仏像が置かれてあり、総数が千五百にもなろうということで名がつけられた道。



残念なのは廃仏毀釈でたくさんの石像の首が落とされていること。
大仏さまも修復されているし、その時代時代の出来事が残ってるところだった。
境内の西の麓は歩けなかったが、まあいいだろう。
帰る前に大仏広場に戻って一休み。
東屋下のベンチに座り、暮れつつある保田の漁港を遠くに見て、道の駅で買ったビワドーナツを食べた。



保田小学校

2016-01-14 01:00:27 | その他旅行き
旅はまだ途上。
東京湾アクアラインで木更津に渡った後、館山道、富津館山道路を南へ走る。
周りの景色は冬枯れて茶色いが、とても暖かな日で、日差しが降り注ぐ様はもう春か?と思わせる。
房総半島は温暖で春のやってくるのが早い場所、そして菜の花の咲くところ、のイメージがある。
寒さを逃れたい人の冬の遊び先として人気があるんだろうなと思わせる人出。
高速道路はしっかり渋滞していた。



鋸南保田ICで流出すると、すぐ近くに保田小学校という名の道の駅がある。
今回の旅の二つ目の目的地だ。
小学校の校舎や運動場を再利用したところ。
この12月にオープンしたばかり。
だからなのかそれともコンセプトが良かったのか、広い駐車場は満車だった。
近くで「水仙まつり」が行われていて、その会場用でもある少し離れた臨時駐車場に廻されてしまった。
歴史ある学校のようだが、校舎は木製ってわけでなく鉄筋コンクリート製。
そこに地場の物産やお土産を売るお店、中華にイタリアンに和食を提供する食事処なんかが入っている。
宿泊施設もあるらしい。
ちょうどお昼だったので、そこで昼食にした。
下駄箱の並ぶ玄関だったらしいスペースで、子供たちの座っていただろうスチール製の椅子に座ってカレーを食べた。



食後、この後の行動食用に甘いものを購入し、ゆるゆる歩いて臨時駐車場へ戻った。
周りは田んぼに畠。
背中には暖かい太陽の日差し。
うーん、和むなあ。
畦に咲く水仙を撮った。
今年アップで撮った花の第一号のはずだ。




ウミホタル

2016-01-12 23:11:34 | その他旅行き


今年最初の三連休。
泊りがけじゃないのに、これまで遠くて手が出せなかったところへ遊びに行けるのっていい。
その内一日は房総半島へ日帰りで。
日帰りだから東京湾側の一部だけ。
車にも乗ってあげねばと、ひと月振りの中距離ドライブ。
神奈川から車だと東京湾アクアラインを使うことになる。
ここは初めて通行する。
ずっと海底トンネルを走るのかと思っていたが、海ほたるPAから千葉側は橋だった。
へー。
初めて来たし、混雑表示が出てたけど折角だからと海ほたるPAに寄ってみた。



海の上にあり、帆のような装飾もあって、駐車場に入ろうとする時外から眺めた姿は大きな船のように見えた。
車を止め建物の中央にあるエスカレーターを上る。
まずトイレを借りたのだが、これが面白い造りで、とても広く間隔を開けて小便器が4つだけあり、その前には大きな窓、その向こうは海だ。
海に向かって排出しているようで、なにやらいけない気分。
いやいやそんなことはない、気持ち良く用を足せた。
どのトイレもそうなのかは不明。
ゲームセンター横のトイレがそんなだった。



最上階に行ってみると、やはり船のようだ。
展望デッキ風に造られている。
お天気良い日で眺めもよく、神奈川側も千葉側も沿岸の工業地帯が見晴るかせた。
霞む富士山に、羽田空港を発着する飛行機が沢山飛んでて賑やかな眺め。
でもこうして見るとやっぱり京浜地帯の空気は淀んでいるんだな。
あの下に住んでるのか。
木更津の方はまだスッキリしている。
それはさておき、ぐるっと一回り眺めを楽しんで店舗フロアに入った。



小腹が空いたので、お昼までの間を保たす食べ物は無いかと逍遥すると、海ほたる焼きなるものを見つけた。
タイ焼きの餡子を包む周りの皮を、ウミホタルの形状にしたやつのよう。
最初の写真がそれ。
ウミホタルってこんな形をしてるのか?
変な奴だ。
ネットで調べてみると、やっぱりよく分からない形をしていて、イメージが近いのはミジンコだろうか。
食んでみるとタイ焼きの皮を軽くした感じ。
小倉餡の甘さが、舌にお腹に嬉しかった。