'12秋休み その12
私のカメラはミラーレスであるが、コンデジに比べれば一眼レフっぽいので、名所で撮影していると他の観光客からシャッターを押してくれ、とよく頼まれる。
そんなカメラを持っているのだから、上手く撮ってくれるだろうと思うのだろう。
デジカメになって、撮影直後にどう撮ったか確認してもらえるので、撮られた方々の表情や会話から、気に入ってもらえたかどうかが分かる。
自慢では無いが、ご期待をあやまたず撮影して差し上げていると自負している。
あれ、自慢になってるな。
今回の旅でも、2度撮影を依頼された。
2度とも金髪の美しいスラリとした海外の女性だった。
外国の人にも私から滲み出る「上手く撮ってくれそう」なオーラが見えるらしい。
一人目は陽明門下の階段の上だった。
ニッコリ笑って私の前に立ち、スマホを差し出しシャッターとして触れるべき場所を指差す。
輪蔵を背後に見下ろすように撮れと言う(ジェスチャーオンリー)。
スマホを向けると満面の笑みである。
おー、日本人とは違うなあ。
撮ったけど、スマホはシャッターボタン半押しでピントを合わせるなんて出来ないので、顔は多分少しピンボケているはず。
結果を確認したお姉さん、微妙な顔をしていた。
初めて不本意な結果に終わったか。
もう一枚、鐘楼を背後に見上げるように撮れと言う(ジェスチャーオンリー)。
「ピントが合わないよ。」と日本語でつぶやきつつ撮ってあげる。
陽明門はすでに撮っていたのかもしれないが、渋い背景を選びはるなあ。
スマホでの写真の撮り方も勉強しておかねば。
もう一回は神橋の横で。
共通拝観券で観れるところは全て見学し、遅くなった昼食を食べるべくお店を探しに東へと歩いた。
歴史のありそうなお店で名物らしい湯葉料理をいただいて、駐車場へ帰る途中。
国道の日光橋から並行に掛かる神橋の方を見ると、強烈な西日が目を焼いた。
大谷川が日の光を反射してまぶしい。
撮影撮影。
撮り終えて歩き出そうとすると、またしても目の前に異国の美女が微笑んで立っている。
こちらは彼氏と旅行中のようで、神橋を背景に二人を撮れとカメラのシャッターボタンを指差しつつ私に差し出す(ジェスチャーオンリー)。
「イエス、イエス。」(気の利かない私のセリフ)
カメラはキャノンのEOSだった。
スマホで頼まれたのも初めてだったが、一眼レフで頼まれたのも初めてだ。
でもまだこちらの方が扱い易い。
光学ファインダーを覗いて撮ろうとすると。
うわお。
欧州(たぶん)の人は日本人と違う。
カッコいい彼氏は彼女の腰に手をやり、自分の方に引き付ける。
彼女は当然のように彼氏に体を預け、ピッタリとしたパンツを履いた脚の膝は軽くくの字に折り曲げる。
二人でふふと微笑む様は、もう雑誌の表紙を飾るモデルさんのようである。
撮影結果を美女に確認してもらうと、眉を上げ「オー、ナイス、サンキュー。」と言いつつ、彼氏に液晶を見せる。
彼氏も以外なものを見るように「ナイス」といい、私に目でうなずいてくれた。
へへん、どんなもんだい。
ドヤ顔してあげた。
その時「ユーアーウェルカム」のセリフが出てこなくて、後で「なんてえ英会話力だ」と嘆いた。
とまあ、こんな感じで日光は最後まで良い思い出を残させてくれた。
私のカメラはミラーレスであるが、コンデジに比べれば一眼レフっぽいので、名所で撮影していると他の観光客からシャッターを押してくれ、とよく頼まれる。
そんなカメラを持っているのだから、上手く撮ってくれるだろうと思うのだろう。
デジカメになって、撮影直後にどう撮ったか確認してもらえるので、撮られた方々の表情や会話から、気に入ってもらえたかどうかが分かる。
自慢では無いが、ご期待をあやまたず撮影して差し上げていると自負している。
あれ、自慢になってるな。
今回の旅でも、2度撮影を依頼された。
2度とも金髪の美しいスラリとした海外の女性だった。
外国の人にも私から滲み出る「上手く撮ってくれそう」なオーラが見えるらしい。
一人目は陽明門下の階段の上だった。
ニッコリ笑って私の前に立ち、スマホを差し出しシャッターとして触れるべき場所を指差す。
輪蔵を背後に見下ろすように撮れと言う(ジェスチャーオンリー)。
スマホを向けると満面の笑みである。
おー、日本人とは違うなあ。
撮ったけど、スマホはシャッターボタン半押しでピントを合わせるなんて出来ないので、顔は多分少しピンボケているはず。
結果を確認したお姉さん、微妙な顔をしていた。
初めて不本意な結果に終わったか。
もう一枚、鐘楼を背後に見上げるように撮れと言う(ジェスチャーオンリー)。
「ピントが合わないよ。」と日本語でつぶやきつつ撮ってあげる。
陽明門はすでに撮っていたのかもしれないが、渋い背景を選びはるなあ。
スマホでの写真の撮り方も勉強しておかねば。
もう一回は神橋の横で。
共通拝観券で観れるところは全て見学し、遅くなった昼食を食べるべくお店を探しに東へと歩いた。
歴史のありそうなお店で名物らしい湯葉料理をいただいて、駐車場へ帰る途中。
国道の日光橋から並行に掛かる神橋の方を見ると、強烈な西日が目を焼いた。
大谷川が日の光を反射してまぶしい。
撮影撮影。
撮り終えて歩き出そうとすると、またしても目の前に異国の美女が微笑んで立っている。
こちらは彼氏と旅行中のようで、神橋を背景に二人を撮れとカメラのシャッターボタンを指差しつつ私に差し出す(ジェスチャーオンリー)。
「イエス、イエス。」(気の利かない私のセリフ)
カメラはキャノンのEOSだった。
スマホで頼まれたのも初めてだったが、一眼レフで頼まれたのも初めてだ。
でもまだこちらの方が扱い易い。
光学ファインダーを覗いて撮ろうとすると。
うわお。
欧州(たぶん)の人は日本人と違う。
カッコいい彼氏は彼女の腰に手をやり、自分の方に引き付ける。
彼女は当然のように彼氏に体を預け、ピッタリとしたパンツを履いた脚の膝は軽くくの字に折り曲げる。
二人でふふと微笑む様は、もう雑誌の表紙を飾るモデルさんのようである。
撮影結果を美女に確認してもらうと、眉を上げ「オー、ナイス、サンキュー。」と言いつつ、彼氏に液晶を見せる。
彼氏も以外なものを見るように「ナイス」といい、私に目でうなずいてくれた。
へへん、どんなもんだい。
ドヤ顔してあげた。
その時「ユーアーウェルカム」のセリフが出てこなくて、後で「なんてえ英会話力だ」と嘆いた。
とまあ、こんな感じで日光は最後まで良い思い出を残させてくれた。