詩仙堂の最寄り駅は、京阪電鉄の終着駅出町柳駅から、さらに叡山電鉄で3駅進んだ一乗寺駅です。
そこから歩いて向かいました。
駅からまっすぐ東へ 行けば良いので、迷う心配はありません。
目の行き届いた庭園があって、いろいろと撮影していたら、あっという間に午後の時間は過ぎ去ってしまいました。
周辺には他にも史跡がたくさんあるようでしたが、この日見学したのは詩仙堂だけ。
普通に旅行していたらそんな贅沢は許されず、あれもこれもと忙しい行程になるのでしょうけど、お隣の府の気安さがせわしなさを求めず、落ち着いて鑑賞できる余裕を与えてくれました。
庭園は今の時期、さつきの花が見所のようですが終わってしまったのかこれからなのか、花は少なく茶畑を彷彿とさせる青々とした葉を丸く繁らせていました。
庭は想像していたより奥深く変化に富んでいて、さつき以外にも「和」な花が各所に配置され、被写体を探すのに苦労しません。
散策に疲れれば、竹を編み葉を繁らせた東屋風の日除けの下でベンチ(あれ、和風に言うとなんだっけ?)に座れ、涼を取れます。
背後に池があり、たくさん蛙が住んでいるようで、高らかに自慢の喉を震わせてました。
建物に戻り、前回記事の写真の座敷に座り込み、疲れた足を暫し休めました。
皆さん一息ついてお庭をご観賞。
奥の木々はもみじらしく、秋は赤く染まり美しいらしい。
ここに居を構えた石川丈山は門や部屋、井戸、庭、池に十境を見立てたそうです。
庭園は写真撮影可能ですが、家屋内は撮影禁止でどんななのかお伝えできません。
詩仙の間には中国の三十六詩人の肖像が彼らの詩と共に壁に掲げられていました。
私が知ってる名前は、李白くらいでした。
なんとも落ち着くよいお堂です。
十境の一つ、老梅関の門の「関」の字