沖島小学校から弁財天まで

2022-03-31 00:55:35 | その他旅行き
沖島小学校より東は民家も数軒あるだけで、ひと気が急になくなる。
左手に山の斜面が迫る狭い平地にいくつも作られた小さな畑の間を通り抜けて行く。
畑には野菜以外に花も育てられている。
ちょうど水仙が見頃で、きれいな花を咲かせていた。
摘み取った水仙を持って帰るおばあちゃんとすれ違った。
こんにちは。



水辺ギリギリに大きな落葉樹が枝を張っていて、ずいぶん塩に強い木だなと感心するがすぐに打ち消す。
海に見えるけどこれは湖水で淡水なんだぞと。
そう、港でもそうだったが、海なら塩の香りが強く漂っていそうな込み入った場所でも、まったく匂いがしていなかったことに気が付いた。



畑のあるところには船がつけられるようにだろう、小さな桟橋が何ヵ所にもあった。
とても渡れそうにない細い桟橋?もあったりして。
あれは船を係留するためだけのものなのかな。
そして桟橋の先端には必ずと言っていいほど水鳥が一羽、羽を休めているのだった。



歩く先から次々と畑が現れるのだが、一ヶ所だけ砂浜になってる場所があった。
そういえばこれまでの湖岸は全て堤防が作られていたり、畑からすぐに湖となっていて、砂浜って見なかった。
希少な砂浜は小学校の子どもたちの水泳場になってるようで、小さな看板が教えてくれた。



そうそう、島には桜の木がたくさん植わっていた。
水辺なので冷えるから、訪れた時はまだまだ蕾は固く、花開くには時間がかかりそうだったけど。
沖島港の堤防沿いに桜並木があったので、満開の頃これれば、いい景色に出会えそうだ。



さらに歩いてようやく赤い鳥居に到着。
弁財天の鳥居で湖水に足をつけて立っている。
急な階段があって、お詣りしようと登ってみると、小さなお社があった。
写真を撮りにきましたと、旅先の寺社でいつもする挨拶をして、旅の無事をお祈りした。




湖岸道路を行く

2022-03-29 06:32:24 | その他旅行き
沖島観光の続き。
島内散策は、沖島港から南側の湖岸沿いの道を東へ歩き、弁財天の鳥居を越えて島の山を登り、港に戻って来ることにした。
民家は湖に向かってきれいに並んで建ち、漁業の島なので家の前に漁具のあれこれがいっぱい置かれている。
何を獲る網か分からないが、パステルカラーの網をよく見かけた。



島には猫がたくさんいるそうで、いきなり2匹と出くわしたが、その後は見かけず。
ちょこんと座っていたので写真を撮ろうとしゃがんだら近寄ってきた。
猫に餌を与えないこと、と注意書きがあったから、食べ物は貰えないと分かっているだろうに、近づいてくるとは人懐っこい。
何を食べて生きてるのだろう。



あとよく見かけたのが三輪自転車。
島に車は一台もなく、移動手段は自転車だそう。
普通の二輪の自転車より三輪自転車の方がよく見かけた。
置かれた三輪自転車のサドルには缶入り煎餅とかの金属の箱が被せられている。
雨が降った後に濡れずに座れるようにだと思うが、確認した訳では無く、他の意味があるのかもしれない。



家は密集して建っていて、家と家の間の路地が細い。
なんでだろう、狭い路地を見ると郷愁をそそられてしまう。
昔はどこの町でもこんな路地があったんだよな。



歩いてる間も、港には船が出たり入ったり。
エンジン音が聞こえてくると、湖に目がいく。
うーむ、撮りたいモノが次から次へと現れ歩みが進まない。



そんなこんなを見ながら散策するが、やはり一番存在感があるのは使用されなくなった漁具の山である。
見慣れないから何を見ても新鮮で、しかも長くそこに置かれているからサビサビだったり植物に覆われていたり。
廃墟好きにはこの「時を経た感」がとても魅力的だ。



まだ現役の道具もあるのだろうけど、ほとんどが廃品に見える。
何に使っていたのか不明なものも多い。
家の前のスペースはもちろんのこと、堤防を越えて湖にまでモノが溢れているところもあり、そこには各家の歴史が、時間の積み重なりがあるのだ。



民家の連なる通りの一番奥に小学校がある。
山荘風の造りで新しそうだ。
物騒なこのご時世、普通なら学校内には関係者以外入らないよう掲示してあるものだが、ここは訪島者に向けて体育館横のトイレを開放してくれている。
ありがたいことだ。
用を足させてもらった。



乗ってきた通船は10:15発ので10時半頃島に上陸した。
帰りの便は14時のになるかなと思っていたが、この時点で11時半。
総行程の1/4に満たない。
これから山を登って港に戻る予定だから、14時の船にはとうてい間に合わないことが分かった。
じゃあその次の便の16時までゆっくり楽しみましょか。
水辺の堤防のコンクリに座り、揺れる湖水を見ながらお昼に買っておいたおにぎりを食べた。




おきしま通船

2022-03-27 20:42:02 | その他旅行き
金曜日、またまた年休を取得できた。
うまい具合にお天気は良い予報。
遊びに行かねば。
梅の花が散り、桜の花を待つ狭間の時、花目当てでない行先を検討し、今度は東へ。
琵琶湖に浮かぶ沖島を訪れることにした。
なんでも淡水湖にある島で人が住んでる島は日本でここだけだそうだ。
周囲6.8km程の大きさで、約300人(見る資料でみんな違う。平均するとこれくらい。)が住む。

<バスの車窓から>


JRの近江八幡駅から近江バスまたは市民バスの「あかこんバス」で堀切港へ行ける。
そこから通船で沖島までは10分。
大体2時間に1本運航していた。
船は50人乗りで、車は乗せられないが、とても小さなフェリーという感じ。
平日なのに自分以外にも観光客らしい人達がたくさんいて、島民らしき人も含めて30人くらい乗船していた。

<おきしま通船>


料金は船内にある券売機で購入し、出発したら集札する仕組み。
だから30人もいるとなかなか船内に入れなかった。
座席は全て室内にあり、デッキで風に吹かれて乗ることはできなそうだ。
港を出るとスピードアップし、小型の高速船みたく波を蹴立てて走る。
10分はあっという間だった。

<沖島には小学校がある>


沖島は四国の右上と左下を引っ張って歪めたみたいな形をしていて、足摺岬辺りがぷくっと膨らんでる感じだ。
その膨らんでいる付け根に人家は集中していて、港もそこにある。
漁船がたくさん係留されているど真ん中に通船用の桟橋があり、そこに横付け。
港内には水鳥がいっぱいいた。

<桟橋から港入口を望む>


上陸すると目の前に漁協の大きな建物があり、そこで沖島小学校の先生が作ったらしい島内地図を手に入れた。
協力金10円。
ではこの地図を頼りに島内散策といきますか。
その様子はいつものように分割記載予定。

<ひしめく民家>



茶山駅から元田中駅へ

2022-03-26 10:16:50 |  EIDENで行こう
「EIDENで行こう - 茶山駅から元田中駅へ」

叡山電車の出町柳駅から2駅目は茶山駅である。
付近は住宅街で特に見所というものはなさそうだ。
そこから出町柳駅方面に一駅歩いてみた。



線路沿いに道路が付いているので、そこを歩きつつ、やってくる電車にカメラを向ける。
出町柳駅から宝ヶ池駅までの区間は、八瀬比叡山口駅を結ぶ電車と鞍馬駅を結ぶ電車の両方が走っているので、頻繁に電車がやってきて退屈しない。



線路は緩く右にカーブしていくその先に駅が見える。
駅の向こうは直線区間なので彼方に去っていく電車、彼方からやってくる電車が見えて、走っている様子を長く観察できてよろしい。



到着した駅は元田中駅。
ここから宝ヶ池方面への電車に再び乗車。
次はどの駅で付近散策しようか。




白く輝く花

2022-03-23 06:20:02 | Weblog
ハクモクレンは公園に植えられる木として一般的なよう。
各所の公園で真っ白な花を見かけるようになった。
とてもよく目立つから、春になると注目してしまう花だ。
先週初に白くぷくぷくとした蕾がついた木を見かけ、お休みの日に蕾の様子を撮ってやろうと目論んでいたのに、先週末にはもうすっかり満開状態になっていた。
早くも花びらを落としている花もあり、危うく旬の状態を見過ごしてしまう所だった。




体感温度 ≒ 気温 + 日差しの熱 − 風が奪う熱

2022-03-21 18:19:40 | Weblog
朝晩の寒さも和らぎ、コートが欲しい日と邪魔な日が入れ替わり現れる時期になった。
これからしばらく休日にお出かけするのに躊躇う理由が少なくなって、うれしい限り。
しかしここ数年、暖かくなるとすぐ暑くなるから、出かけるのに覚悟が必要な時期が早々にやってくる。
この短い心地よい時期をより長く過ごすにはどうすれば良いのか。
寒さと暑さを比較して、どちらが苦手かと言えば寒さになる。
初夏の頃が一番好きだと思っているが、その頃であっても日差しが強い日向はどうなのかと問うと、涼しい影に逃げ込みたい自分がいる。
夏の雰囲気は好きだが、暑過ぎない方がいい。
ふうむ、屋外にいる時の心地よい気温の状態とはいかなるものなのか、考えてみた。

<冬の海>


盛夏の暑さと厳冬の寒さは問題外なので、春、秋の気候が対象となる。
初春や晩秋の寒さを感じたり感じなかったりする頃、厳冬時よりは薄着で過ごす日に、寒の戻りなどで寒さを感じると身体に力が入り落ち着けない。
反対にまだまだ上着の脱げないそんな時に、風はなく日差しのある道を散歩していたら、とても暖かで寒さを全く感じなかったことがある。
そんな時は寒い時期でも外を歩きたいと思う。

<春の陽気>


暑い時はどうか。
初夏の暑さが本格化する前、あるいは初秋の暑さがようやく収まる頃、薄着でいるのに太陽の熱を浴びて、汗をかくと意識が弛緩して集中力が続かない。
湿気が無ければ日差しが暑くても木陰に入ると暑さが引き、影から出られなくなる。
木陰にシートを敷いて寝っ転がり、風に吹かれていたくなる。

<汗かく夏>


こう考えると、周りの気温がどうこうだけでなく、その時の服装で寒さも暑さも感じない、ちょうどよい気温が快適ということになる。
盛夏や厳冬ならどこに居ても暑いし寒い。
春、秋でも日差しが強かったり、風が冷たかったら暑さ寒さを感じて不快になる。
そのカギになるのは日差しと風の有無。
外での活動だから日陰ばかりにいることはできないので、日差しがあっても暑くない時期、寒いのは苦手でも暖かくなりかけの冬の終わりから、風穏やかでお天気良い日は外に出るべし、ということか。
初夏が好きだからといって、5月に入ったら日陰か高地でしか気持ち良く遊べなくなるということ。

<透明な秋>


しかし不思議なのは日差しの熱。
太陽からの熱量はいつでも同じはずなのに、冬暖かく夏暑く感じる不思議。
太陽高度の差を勘案して冬はお昼頃、夏は夕刻の日差しを比べても、冬は心地よく夏は辟易とする熱さだ。
気温が違うだけでこんなに感じ方が変化するんだね。


そろそろバックハンドを見直そう

2022-03-19 16:36:43 | テニス
最近、テニス後の右腕の疲れがひどい。
あまり思い出せないけど、昔はこんなじゃなかったよなあ。
肘と手首を曲げ、前腕の筋を伸ばすような動きをすると、筋肉がキシキシと軋むのである。
変な打ち方をしてるつもりは無いから、単純に使い過ぎなのかな。
テニスエルボーにならないか心配なのである。
1日でコートに立てるのは3時間くらいが限度になってきて、少し悲しい。

さて、最近のフォアハンドストローク、腕の力を抜いてきちんと打てるショットの頻度が少し増えたように思う。
「少し」であるが。
ややもすると上体が前に突っ込んでしまうので常に注意は必要。
その日の調子にもよるが、50%くらいは上体を立てて打てているのでは。
これは正しいのかどうか不明だが、力を抜いていても振り幅が大きくできるよう前後に肩の入れ替えも行えるよう練習している。
うまく打てた時は伸びのあるボールが行っているようだ。
体幹に近い部分の動きに意識がいっていて、いいことではないかと思っている。

なのでそろそろバックハンドストロークの改造にも着手し始めた。
バックも基本的にはフォアハンドストロークと同じで、注意点はまず上体を起こして打つこと。
いや、さらに少しだけ後ろに反り気味で打ちたい。
今のところフォアハンドのスイング修正を取り組み始めた頃と同じで、ままならない状態。
バックハンドは上体を立てるのと同時に右肩を入れる(肩越しにボールを見る)動作も必要。
両方とも苦手の動作で、何も意識せずに肩を入れると身体が前傾してしまい、上体を起こすことだけ考えると肩が入らない。
私の身体が理解できる言葉で、両方がいっぺんに実現できるコツを言い表す「一言」が見つからないかなあ。
右肩を意識するから前に傾くので、左肩を意識してテイクバックすればいいのか、とやってみるが、うまくいっていない。

あと対処方法探索中のボールがある。
回転を伴う威力ある相手のショットに対処できないのだ。
スピードだけ、回転量だけ、速い/多いボールはまだ返せるのだが、両方を伴うボールが回転量に負けて弾かれてしまう。
見えないほど早いわけでは無いので、ラケットには当てられるのだが、威力を封じられずコートをオーバーしてしまう。
ストロークでもボレーでも同じ。
ひょいっと力を抜いたスイングでかわしたいのだが、パワーにはパワーで押さえ込むしか無いのだろうか。
うまく力を逃す打ち方ができないか研究中。


山陽電車 東端から西端まで

2022-03-17 07:41:05 | その他旅行き
さて、関西で数ある梅の名所から、なんで綾部山梅林を選択したのか。
動機を残しておきたいので記しておく。
理由はふたつ。
ネットで調べていたら、この梅林の最寄駅は網干(あぼし)駅だとあった。
JRの西行きの新快速電車で網干行きというのがあったと思う。
網干ってどこだ?と大阪から西へ西へと地図をスワイプしていくと、神戸があって須磨があって明石があって、そろそろ着くかと思ったら加古川がやってきて、もうそろそろだろうと思ったら姫路が現れて、ええ?姫路より西なの?、とさらに左に行くと姫路のすぐ西に網干駅はあった。
もう少し行けば岡山県である。
そんなところにあったのか。
と驚いたのがひとつ。



もうひとつは最寄駅はJRの網干駅より山陽電車の網干駅の方が近かったこと。
山陽電車って阪神電車の大阪梅田駅まで乗り入れてるやつだったよな。
山陽網干駅は山陽電車の最西端の駅だった。
こんなに西まで山陽電車ってつながってたんだ。
と知ったのがもうひとつ。



それで阪神電車の大阪梅田駅から山陽網干駅まで通して乗ってみたくなった。
どれくらい時間がかかるのか調べてみると、姫路行きの直通特急に乗り、途中の飾磨(しかま)駅で網干線に乗り換え、併せて2時間くらいだ。
JRの新快速で網干駅に行くのと比べると40分くらい遅い。
でも料金はJRの1,690円に比して390円安い1,300円。
さらに1dayチケットが2,200円であって、往復で使えば片道1,100円だ。
て訳で時間はあるし、ゆっくりと片道2時間かけて山陽網干駅まで往復することにした。



大阪梅田駅で乗車時、座ることはできたが、先頭車両のかぶりつき座席には座れなかったので、文庫本を読んで時間を過ごすことにした。
平日の通勤時間帯だったが大阪から離れる電車だからかそんなに混んでいない。
途中読み疲れて早くも居眠りモードに移行。
明石海峡大橋をくぐるくらいで目が覚め、いつの間にか車内は空き空きになり、車窓を楽しめるようになった。
海が見えたりJRがすぐ隣を走っていたりして目に珍しい景色である。
どこの駅でだったか、かぶりつき席が空いたので移動、迫り来る前方ビューを楽しんだ。



山陽電車も車両の更改が進んだようで、記憶にある白地にオレンジラインの車両は数が少なくなっていた。
前に乗ったのはいつだったかな。
覚えていない。
かぶりついてからは時間の過ぎるのが早く、おやもう?と思う早さで乗り換えの飾磨駅に到着。



飾磨駅では一度改札を出て、すぐ隣にある車庫の様子を伺いにいった。
車庫の敷地の片面は道路に面していて、外から引き込み線が丸見えだったが、私が好きなのは暗い車庫の内側が見える角度。
問題のない範囲で敷地に近づきぐるっと一回りしたが、お好みの角度の場所はマンションやアパートが建っていて見ること叶わず。



飾磨駅に戻り、網干線で山陽網干駅へと向かう。
網干線は単線。
山陽網干駅まで6駅である。
沿線は民家の立ち並ぶ地方の町の風景が続く。
途中2箇所で列車交換する運行のようだ。
帰りに乗った時も2回だった。
山陽網干駅は1面2線のこじんまりとした終着駅。
駅前のコンビニで少し早いお昼を買い、綾部山梅林行きの臨時便バスを待つ間、バス停のベンチで食したのだった。




黄色い花と幅跳び

2022-03-15 07:22:53 | その他旅行き
山上の景色を見終えて、入口へと戻る事にした。
帰りは下り道。
歩いていると黄色い花をこれでもかと付けた蝋梅の木があった。
蝋梅が満開なんだから、普通の?梅の花はまだまだこの後ってことだよな。
腑に落ちる光景だった。



さて、綾部山梅林には駅からバスで来たのだが、バスは臨時便で、梅の花の時期だけ運行しているよう。
1時間に1本程度しかない。
大きな駐車場があったから、車で来る人が多いんだろう。
帰りのバスが来るまで30分ほどあったので、梅林を出たところにある菜の花畑を見に行くことにした。



山の上から見えた黄色い部分である。
ネットでみた過去の写真では、この辺りの田畑が全て黄色かったのだが、今年のデザインなのか、飛び飛びの区画に菜の花が植えられているようだ。
これもコロナのせいなのかもね。



畑への降り口にはここにも人形がいた。
菜の花は100円で採ってもいいようで、料金箱が設置されていた。
私は写真を「撮ら」せてもらう。
遠くから見ると面で黄色なのに、近くで見ると畝が盛られてそこに植えられているので、線で黄色い。
なので黄色だけで画面を作るのが難しかった。



写真を撮ってると30分はあっという間だ。
バスの停まる駐車場に向け、来た時とは違うルートで戻る事にする。
畑の境目の畦道を通って行く。
初めは問題なかったが、最後に難関があった。
水の溜まった用水路を越えねばならない。
大した幅ではなく、子供の頃なら易々と跳び越えれた筈で、今でも大丈夫そうに見える。
しかし、今の体重と衰えた筋力で跳べるのか、若干不安を覚える幅だ。



しくじれば当然濡れるし、怪我するかもしれない。
濡れて帰るの嫌だなあ。
畦道上でどれくらい跳べるか試してみる。
大丈夫そうだ。
よし、心を決めて、えいっ!と跳んだら、無事対岸に足が届いた。
あと10cm広かったら危なそうな着地点で、自分の脚力を疑ってやはり正解だった。
ふー、最近で一番ドキドキしたかもしれない。




案山子

2022-03-13 11:30:03 | その他旅行き
あと綾部山梅林にはカカシがいる。
いや、鳥を脅している訳ではないからカカシではないか。
人形だな。
屋外に置かれた人形はカカシに見えてしまうのは、昭和の人間の性か。



この人形たちはずっとここにいるのだろうか。
雨晒しにされてるようには見えないんだよな。
夜は屋根の下に入れて貰えてるのかな。
花の時期だけ連れて来られるのかな。
毎年新しく作られるのかな。



こんな人形を他でも見た事がある。
あれはどこだったか、山の中のある集落を車で通り抜けた時、村のあちこちにいた。
玄関先やバス停なんかに佇んでいるのだ。
そんな人形がたくさんいる事で有名な村だったと思う。



何年か前のKYOTO GRAPHIEのKG +でも、こんな人形と一緒に写真を撮ってる作品があった。
こういった人形を作る文化があちこちに拡散しているのかもしれない。