ご対面

2010-10-30 23:36:19 | その他旅行き
前回の続きです。

宇奈月駅には土曜日のお昼前に到着。
もうすでに結構な山の中に駅はあります。
今回は半日遊ぶだけでしたが、散策して廻ったり、温泉もあるので1日2日楽しむ事ができそう。
駅前には大きな駐車場があり観光バスや自家用車でほぼ一杯。
雨だというのに、なかなかの人気です。
やっぱり不思議、よく切符取れたなぁ。

トロッコ列車の面白さはおもちゃみたいに小さくて、窓のない開け放たれた車両に乗って、風を受けつつ景色を眺める事だと思うのですが、その日は生憎の雨。
窓が無いと雨がしけこむのではと思い、窓付きの車両に変更しました。
指定の列車の改札時間がきて、ホームに入ると…、おー、いましたいました。
オレンジ色の小さな電気機関車が重連で繋がれています。
目玉が「ぎょろり」として、いい顔してる。


客車も小さい。
窓が無いだけで壁はあるものと思っていたのですが、入り口がいくつも切られているので、台車に椅子と屋根を付けただけって造りです。
遊園地のゆるいアトラクション用の乗物みたい。


窓付きの車両は壁と窓に囲まれ、小さい分ちょっと閉塞感があります。
真ん中に通路があって、普通の電車車両っぽい。
そんなのが十数両も繋がっています。
なるほど、この乗車定員の多さゆえ、切符を得る事ができたのですね。
納得。

思い込みが消えるとき

2010-10-29 00:51:20 | その他旅行き
紅葉前線予測を外した今年の10月三連休でしたが、その初日の土曜日、黒部峡谷鉄道に乗って来ました。

三連休を旅する時、初日に目的地への移動は必然。
目的地が遠方なら半日は移動で、悩ましいのは残り半日の使い方。
富山への道の途中にある観光地をいろいろと検討するも、めぼしい所はほとんど行き尽くしていて、ピンとくる所は無し。
困った。

では目的地より向こう側に目を向けてみよう。
・・ありました、行った事の無い所が。

黒部峡谷鉄道はいわゆるトロッコで狭い峡谷を行く、観光列車。
子供の頃はこれに乗りたくて仕方なかったのですが、結局乗る機会なくこれまで過ごして来ました。
大人になってからも、魅力的ではありましたが、人気が高く何ヵ月も前から予約して置かないと乗れないものだと思い込んでいました。

今回も空きはもう無いだろうなと思いつつ、インターネットの予約サイトを覗いて見ると…。
ええっ
1週間前なのに空きがいっぱいあるじゃないですか。
いやぁ、以外でした。
予約で埋まっている日はほぼ無し。
選びたい放題です。
翌週の土日を見てみると 、こちらは残席数の少ない列車が多数。
ふむ、紅葉が美しくなる頃は人気があるようです。(当然か)

うーん、そうだったのか。
もっと早く調べてみるんだった。
早速、往復切符を予約しました。


少し早い小春日和

2010-10-27 23:36:58 | Weblog
午前中、会社の窓際のテーブルでミーティングをしていたら、窓から寒気が降りてきました。
寒い・・・、風邪を引きそう。
上着が欲しい。
と震えていたら、日が射して来ました。
太陽の光がブラインドの隙間を斜めに抜けて、私に暖を与えてくれました。
身体の芯に起きた、いやな震えが徐々に退いて行きます。
それからは落ち着いて打ち合わせを続ける事ができました。
窓外に目をやると濃い青空がビルの隙間に覗ける。
いい天気だなあ。

そんな思いをしたのに、お昼休みは上着なしで外に出てしまいました。
寒さを我慢できるボーダーライン上の気温で、日差しがありがたい。
夏には身に危険を感じた陽の光なのにね。
くっきりとした青空は、今はそれほど珍しいものでも無いのに、久しぶりに見たかの様に新鮮に感じました。
きりっと引き締めさせられた皮膚感覚が新鮮なのが、視覚に伝染したようです。
季節の変わり目にもたらされる感覚を、お店への行き帰りに味わわせてもらいました。

東方に奪われた意識と認識

2010-10-26 23:07:27 | Weblog
朝、外に出ると、昨日からの雨も止み、朝日が東の空を白く輝かせていました。

…いつもより眩しく感じるのは何故だろう。
低い位置に濃い灰色の雲が横に伸び、雲の隙間が層状に幅広く輝いているから?
レンズ効果か何か生じているのか、明暗差を際立たせています。

初めは眩しさに惹かれ、そんな理由を掴もうと観察していましたが、次に雲の重さが気になりました。
垂れ込めたと言うに少し届かない、低いこの暗さはどこかで見たことが…。
そうだ、冬だ。
冬の空はこんなだった。

体を包む昨日までに無いひんやりとした空気が、寒い季節の記憶を呼び覚まし、これから鉛色の空を見上げる日々がまたやってくるのだという思いに至ったのでした。
冬か。
寒いのいやだな。

今日からしばらく寒くなるそう。
皆様お風邪を召されませぬよう、ご自愛ください。

打つ前に見ちゃうんだな

2010-10-25 23:04:20 | テニス
週末のテニスでは、先日の世界スーパージュニアテニス見学で学んだ準備の速さと素直なスイングを意識してプレーしました。
朝からはスクールで練習。
まあ、一朝一夕でできれば苦労はしないわけで、トップにいてサイドを抜かれたり、ボレーストロークでボレーヤーに対しうまく足元に沈めたのに、前に詰めるための一歩が無くて、ボレーヤーの意図せぬドロップショットに追いつけなかったり・・。

苦しい場所で打たざるを得ないボールを素直にスイングするのは難しい。
どうしてもカッコ悪いスイングになる。
などなど納得いかないプレーがたんまりありました。
まあ、意識し続けることが大事ということで、この心構えを忘れずに。

それでも午後のサークルでのテニスはなかなか面白かった。
雨が降ったり止んだりするなか、屋外で試合したのですが、濡れたオムニコート、ボールがケバケバになってスピードが抑えられたのか、コントロールを制したほうがポイントするテクニカルな展開。
私の得意な土俵でのゲームで、いろいろなショットを試すことができました。

ただ、なんどかチャンスボールをネットにかけたのが悔しい。
腰高の打ち頃のボールを開いたスペースに送り込むだけで決まるのに、打つ場所を先に見てしまうよくあるミステイクを犯してしまいました。
余裕があり、おいしすぎるとやっちゃいます。

再来週は男ダブの試合に再度エントリーしました。
前回のボロ負けをリベンジだ。

浅くて遅いと

2010-10-23 00:20:15 | Weblog
先日、知人の主催するテニス&バーベキューの集まりに寄せてもらいました。
澄んだ秋の空気が素晴らしく、さらりとした汗をかかせてくれる心地良き日。
皆さんお上手で、テニスを楽しませていただいた上、その後食べたバーベキューも大変美味しゅうございました。
スポーツの秋に食欲の秋、合わせて満喫させてもらい感謝感謝。
加えて私はこれを機会にもう一つ、ゲイジツの秋にも挑戦。
といっても、写真撮影なのですが…、被写体をこれまでと変え、人を撮ってみようと挑みました。

後日、職場のメンバーでデイキャンプに行く事になっており、勝手に名付けたカメラ班の仕事を志願するつもり。
その時上手く撮れるよう、今回の被写体となる皆さんには申し訳ありませんが、実験体となっていただこう。
そんな不届きな心根でバーベキューに望んだのですが、おいしい食べ物とおいしいおちゃけ、それに参加者の皆さんの素敵な笑顔に、いつの間にか幸せな気分で撮影に没頭してました。

被写体は大きく分けて二つ。
テーブルを囲む皆さんと、炭火の上の食べ物。
皆さんの方は、どの方もとても表情豊か。
コロコロと移り変わるので、次々とシャッターチャンスがやってきます。
バシバシシャッターを切るのですが、暗くなった夜の電灯下、ストロボ無しの高感度撮影であったので、絞り開放でシャッタースピードも遅く、ブレブレボケボケの連続。


動く被写体を写し止めるのは非常に難しい。
食べ物は静物なので、普段の被写体とあまり変わらないのですが、ぐずぐずしていると焼き上がったものから消えていきます。
やはりスピードが求められるのは変わらない。
瞬間の構成力を養うにうってつけでした。
風景写真でもスピードを求められる時があるので、ポートレートはいい練習になりますね。

その場で背面液晶画面をチェックした時は、まあまあだなと満足した写真も、家に帰ってしらふで確認すると、余計な物が写っていて納得いかなかったり・・・、今回の被写体は手強かった。
上手く撮れた奴だけ参加者に配ろうと思ってます。
喜んで貰えるといいなぁ。


<きゃー、こげちゃうー>

ちょっと報告

2010-10-22 00:24:05 | 山行
先日の三連休、実は立山に行ってました。
まだ秋に訪れていない山は色々あったのですが、9月末頃の記事で今年の紅葉の進み具合について話題にしたので、実際はどうなのか気になってしまい行く事にしたのです。
今回の立山は、山の旅行記として記事にできる程、新しい経験ができた訳でないので、伝えて置きたい事柄だけお話ししたいと思います。

日曜に立山からケーブルカー、高原バスと乗り継いでアルペンルートへ入りました。
今年は天気の巡りが悪く、あいにくの雨模様。
弥陀ヶ原を2時間程歩けただけでした。
紅葉がきれいなら雨中でも歩いたのですが、見事に予想を外してしまいました。

私の予想では一番の見頃は天狗平辺りで、室堂は盛りを過ぎたもののまだまだ色を残し、弥陀ヶ原はさあこれからおいしい頃、と見ていたのですが…。
実際にはずっと標高の低い、弘法辺りが最盛期で、弥陀ヶ原は赤いナナカマドはちらほらあるものの、色と葉を落とした草木がほとんど。
室堂に至っては、氷雨の降る冬の世界でした。

高原バスは美女平と室堂の間で、一度だけ途中下車できます。
普通は弥陀ヶ原と天狗平で下車できるのですが、その日は弘法でも降りれますとアナウンスがありました。
その辺りが旬だったからなんですね。
臨時で物事が行われるのは、それなりの理由があるのだという事に、後で思い至りました。

しかし、山は単純には推し量れない所です。
あんなに夏暑かったのに…。
紅葉の進みは暑さが退いた後の冷え込み次第なのでしょうか。
前に同時期(3日早いだけ)訪れた時より紅葉が進んでしまっているとは考えもしませんでした。
前回来た時は、実は暖秋?だったのかも。
私の紅葉前線予測ルーチンへのパラメーターを変更してやる必要があるようです。

<弥陀ヶ原から大日岳方面を望む>


今年もやってきました

2010-10-19 22:08:46 | テニス
昼食時のお楽しみ、靫公園でのお弁当&テニス観戦。
今週は「大阪市長杯世界スーパージュニアテニス選手権大会」が開催されてます。
日中暑かったので敬遠していた靫公園へ、ようやく足を向ける気になりました。

久しぶりの靫テニスセンターは人で溢れていました。
この大会に初めて来た時は、その人出とコート横を歩く選手の華やかさに浮き足だってしまったものですが、観戦に来るのも3年目となると我ながら落ち着いたもので、空いてる練習コートの観客席に腰を落ち着け、背の高い他国の選手二組のウォームアップをゆっくりと見学できました。

背が高いのにフェイスの小さなラケットを使っているので、まるでバドミントンのラケットみたいに見えます。
そのラケットで結構な速さの(私には返せません)ショットを、スイートスポットを外すことなく打ち続けてます。
・・すごいなぁ。

彼らのスイングは余計な力がまったく入ってないですね。
ウォームアップの最後の方、力をボールに乗せに行く時も、体勢が崩れる事がない。
また、ラリー中に相手選手が逸らしたボールをなんとか返す時や差し込まれた時も、スイングフォームに破綻がありません。
私がそんな事態に遭遇すると、それはそれは酷い格好で打ってしまいます。
打った後の体勢が違いすぎる。

対応力が尋常ではないからでしょうけど、それ以上に準備が早いのでしょうね。
心の準備と体の準備。
磨かれた予測力。
あらゆるショットに対処する心構えを日頃から如何に鍛錬しているか。
漫然と打ちやすいボールが返って来るのを待っている私との違いですね。

今週の大阪地方は曇りはするものの雨予報はなし。
順調に日程消化して、各選手の実力が発揮できることを願います。
みんな

2周年

2010-10-16 00:24:32 | Weblog
大阪は涼しくなったもののまだ暑い?、なんだか変な気候です。
朝の通勤で歩くと汗をかく。
上着無しでちょうどいい、10月らしくない日が続いています。

芸術祭の話も終わってしまいました。
いつも旅から帰ってくると、「さてどんな構成でブログアップしようか」と楽しく悩み、記事掲載している間は旅を思い返しまだ旅している気分でいられました。
そして記事を書き切ってしまってやっと、「あ~あ、終わっちゃったなぁ」と本当に旅を終えた気分になります。

そういえば、昔は旅の帰り道は非日常の楽しい時間が終わりに近づく時で、気が重かったものですが、最近は昔程ではありません。
帰った後、旅をなぞり記事を書く行為が、私をまだ旅の途上に置いてくれる事を約束してくれると分かって来たからなんでしょう。
納得。

そんなブログ掲載も今日で2年が経ちました。
こんな風に3年目も旅を楽しみたいと思います。



宇野港

2010-10-15 00:21:10 |  瀬戸内国際芸術祭2010
直島にて芸術祭の島巡りはおしまいです。
とうとう2日に渡り逍遥した島々ともおさらば。
いつもと被写体が違い、なかなか新鮮で面白かった。
そんな感慨を胸に、本村港へ向かいました。

町から海岸に出て、すぐに乗り場があったのですが、宮浦港のイメージで探していたので、危うく見過ごすところでした。
漁港の端に小さな浮き桟橋があり、ホントに船着き場って感じの所。
これまで訪れた島の佇まいを見せる港を最後にできて良かった。

やって来た高速船エコバード号に乗り、島を後にしました。
乗客は定員の七割程度。
お馴染みになった後甲板の座席に座り、暮れていく海と島々、行き交う船を視界に、潮風を受けて船旅の終りを惜しみました。

岡山県の宇野港に到着する頃には薄暗くなり、街のビルの電飾看板が目を惹きます。
本州に帰って来たんだなぁ。
宇野港は芸術祭の玄関口です。
ふとガイドブックを見ると、ここにもART作品が一つありました。
電車の時間にまだ間があるので、ちょっと見に行く事に。

広い駐車場の隅におっきなオブジェがありました。
廃品に色を着けて作ったカラフルな「宇野のチヌ」。
夕時でもあり、旅の終わりの印象の沈んだ感じに撮ってみました。




今回の芸術祭の開催期間は10月末まで。
3年に一度開催予定らしいので、興味ある方は次回訪島を検討されては。
常設の作品や施設もあるので、観光客の少ない時期にふらりと訪れるのも良さげです。