祝!復帰

2010-02-28 22:58:28 | テニス
今日の予定は、スクールの1限目に振替を取って、洗車をして、お昼寝して、サークルでテニス、温泉銭湯でお風呂。
という変わり映えのしない「たった一日休日計画」を立てていたのですが・・、朝、起きれなかった。
目覚まし時計で目を覚ました覚えはあるのですが、なんでかまた眠ってしまった。
10分眠ってすぐ起きようと思ったのでしょうが、今体に蓄積した疲労はいつもできるその行為を許さず、再び目覚めたのは家を出る予定時間の30分前だ。
とても用意が間に合わない。
こうなると私は立て直すことができず、そこで起きてスクールの2限目に出れば、上記プランのお昼寝の時間は取れませんが、ほぼ予定通りの休日にできたのに、「ああ、ダメなヤツだな」とまた寝てしまった。

再び2時間後。
今日という貴重な休日をつまらなくしてしまったなぁと、ブルーになりつつ起きると、点けてたTVが女子パシュートの2/100秒差で届かなかった銀メダルを伝えてる。
あれー、惜し過ぎ。
ますますブルーに。

朝食にするかと、チャンネルを替えていると、GAORAでこんな朝からテニスの試合を放送してる。
珍しいな、ドバイの再放送かしらんと思ったら、・・んん?
おお、にしこりくんのDELRAY BEACH復帰戦ではないですか。
そう言えばまた緊急放送するって昨日か一昨日、予告してたけどだいぶ先の話だと思ってチェックしていなかった。
今日だったのか。
まだ試合前のアップをしてる。
本日初めての幸運。
見させていただきました。

にしこりくんの動画を見るのは、グリップテープを引き剥がす彼以来。
元気そうです。
当初復帰予定の大会も出場を見送っていたので、状態は悪いままなのかなと心配していたのですが、ようやく戻ってきてくれました。
相手はアガシに引導を渡した、第3シードのベンジャミン・ベッカーです。
試合開始。

やっぱりにしこりくんのプレーは魅力的ですね。
多彩な攻めは変わっておらず、「えーっ、そこに打てるの」というアングルにベースラインからウィナーを取ったり、そこに打ったら決まるっ!てところにキッチリ打ってくれる。
フォアの強打も健在で、ベースラインの後ろからノータッチのウィナーを奪取したりします。
セカンドサーブは攻撃的に打っているためか、ダブルフォルトが多く、第1セットはそのダブルフォルトからブレークされ、落としてしまいました。

第2セットはベッカーが調子を落として、2ブレイクアップしてセットを取りました。
おー、すごいすごい。
リードしているときはスライスやタイミングをずらしたショットなど、ホントに自在にボールを操ってポイントを取ります。

でもトッププレイヤーはここから立て直してきます。
第3セットでがっぷり四つの試合展開を期待したのですが・・。
想像通りベッカーは第3セットはミスも少なくサーブも良くなり、ガンガン来ます。
反対に、にしこりくんの方はそれに対処できず。
結局団子で簡単に取られてしまいました。
トーナメントで勝っていくには、相手が調子いいときにどれだけ我慢できるかだと思うのですが、まだ復帰第1戦、まったく対応できていないなと言う感じでした。
解説の丸山氏が言うには、今日は試合勘を取り戻すことを主目的に戦いたいと言っていたそうなので、これを糧に早く完全復活して欲しいものです。

応援しているぞ。

3度目の・・

2010-02-27 01:24:27 |  乗鞍話し
乗鞍岳のお話の続き。

当然また訪れたのですが、それがいつだったか、判然としません。
たぶん翌年の夏休みでしょう。
旅する事の楽しさは以前から知っていましたが、夏の信州を一人で気ままに旅する魅力を初めて知って、翌年再び行く機会があればそれを逃すことはないはず。

避暑地の一人旅・・。
その時々の気分で自由に組み替え可能な旅程。
下界の蒸し暑さを逃れ、涼しい風が通る車中でまどろむ幸せ。
本を読めば、物語をよりビビッドに語りかけてくれる。
こんな楽しさに加え、今度こそ晴れた日の眺めも満喫するのだと、勇んで行ったはずです。

この頃から記憶が混沌とし始め、ひとつひとつの出来事がどの年のどの旅のものなのか区別できません。
現在から見れば遙か昔の若かりし頃、連年同じ場所で体験した記憶。
混ざってしまっても仕方ありませんよね。(自己弁護
今回のエピソードは2回分くらいの旅の出来事が混じってる可能性大と見てお読みください。
ご容赦。


3度目の正直。
この年、ようやく晴れてくれました。
また乗鞍スカイラインから畳平へ。
晴れてたので景色を楽しんだはずなのですが、残念ながらまったく記憶にありません。
後記しますが、乗鞍スカイラインを走ったのはこの時が最後。
3度走っているはずですが、その内2回は霧の中、視界の通りぼやけた印象しか残らなかったようです。

さて畳平からの眺め、晴れた日のそれはなんとも素晴らしい。
ちょっとした高台となっている富士見岳に遊歩道を歩いて登ると、北方に西・前・奥の穂高岳と槍ヶ岳の岩峰が灰色の山肌を横に連ね、なんてぇ所だと思わせる眺め。
東に目を転じれば、重畳たる山並みが見下ろせる。
絶景かな絶景かな。
手前の山の緑が奥に行くに従って青を濃くし、藍色から水色へと移るグラデーションの美しさが泣ける。
いやもう最高です。
この山の重なりの規模は今まで私が訪れた山中で乗鞍岳が一番です。
(あくまで私が訪れた山中で、です。)
こんな景色が白い霧の向こうに隠れていたのね。
あきらめずに訪れてよかった。

西側真下にお花畑があるというので、そこへ行って見ました。
緑の斜面が両側に立ち上がる谷間に平地があり、木道がぐるりと一周設置されています。
お花畑?
ただの草地じゃん。
当時の印象は確かこんなだったはず。
花があまりにも小さく地味で、目に写らなかったと思います。
今なら嬉々として写真撮影してるんでしょうけど。

そこを歩いていると同じ年頃の男女のグループに声を掛けられました。
「一人旅ですか。」
「はいそうです。」
「私たちも一人旅のグループなんですよ。」
「は?」
各人は一人旅でここを訪れ、私に声を掛けたように話す内、一緒に行動するようになったそう。
折角の一人旅なのに、やはり人恋しいんですかね。
かく言う私もちょっと一緒に歩きつつ話してしまう。
聞くところによると、乗鞍岳の本当の山頂へは往復2時間くらいで簡単に登れるらしい。
ふーん、時間もあるし、行ってみようかな。
彼らは乗鞍岳を南に下ったペンション街にあるユースホステルに泊まるとの事。
今晩の宿が決まっていないなら来て見てはどうかとお誘いを受ける。
料金も非常に安いらしい。
きっと行きますと約束して別れ、山頂へ登って見ました。
女性のお誘いには弱い。


<ぶちっ>

ぽくぽく

2010-02-23 02:08:07 | Weblog
上を向いて歩く気分にさせる春というのはホントいい奴ですね。
お昼休み時、首をすぼめ地面をにらんで食事に出るのと、肩の力を抜きお弁当片手に足取り軽く公園まで歩くのとでは、ガスの抜け方が違いすぎる。
ふぃ~。
仕事に追い詰められ硬くなった心も、お昼休みの一時間で人心地付き、角が取れる感じ。
週間天気予報によると、今週はずっと公園でお弁当が食べれそう。
せいぜい公園までの往復の時間を大切に楽しみたいと思います。

旅した気分

2010-02-22 00:08:34 | Weblog
今日は溜まりに溜まったスクールの振替を消化すべく、1限目のレッスンから2コマ連続でプレー、髪を散髪し、山中で静かに午後を過ごした日曜日でした。


レッスンに行く前にお洗濯。
ベランダに出てみると街を覆う騒音もまだなく、小鳥の声も聞こえたりする。
明るくなりきる前の空は灰色と紫色を混ぜ合わせた雲が高くに広がっていました。
寒さは感じず、トレーナーに半纏を着た体にすこしヒンヤリ感じる空気感。
あれ?
この馴染み深い感覚はどこかで。
ああ、SAや道の駅で車中泊して車の外に出、明け切らぬ空の下、体を伸ばして吸い込む朝の空気。
その時の気分と同じだ。
昨晩、山の記憶を手繰っていたので、脳内はまだ旅行中だったのかも。
なんでもない朝の気配にそんなことを感じてしまいました。


家を出て、スクールに車で向かう頃には青空が見え出し、暖かくなりそうな空模様。
レッスンでのプレーの出来はまずまず。
練習時間が取れてないにしては上出来でした。


忙しくて刈れない髪の毛が伸び、モミアゲが耳の前の肌を刺激しうっとうしいったらありません。
レッスン後、いつもは浴びないシャワーを浴びて汗を流し、スクール近くの理髪店で2ヶ月ぶりにカリカリに短くしてもらいました。
さっぱり。
土曜、日曜と睡眠時間は取ったつもりだったのですが、溜まった疲れは取りきれていないのか、散髪中にうつらうつらと船を漕いでしまい、刃物を使う散髪屋さんには悪いことをしてしまった。


コンビニでお昼を買って、空気感はすっかり春の山里を、窓を全開してドライビング。
田んぼや畦道はまだまだ黄土色なのに、柔らかな日差しが射す様とふんわりした感触の風を受けながら見る風景はすっかり春でした。
いつもの道端に車を停めて、昼食。


食後、この華やいだ雰囲気に合う音楽として、1年半位前に私の興味の山のピークを迎えた「image6」を聴きながら、写真雑誌を眺めました。
前にも紹介しましたがこの「image6」、ピークを越えたとは言え、珍しくアルバム中の全曲がお気に入りだったもの。
どの季節にも合い、旅に出たときはここぞというときにプレイヤーに掛け、旅情を盛り立ててもらったアルバムです。
まだまだ聴けば面白いのですが、聞きなれすぎて興味の山が低くなりすぎないよう、日常では聴かないよう調整していた位好きなCD。
その時読んだ写真雑誌の記事が、日本全国を旅して撮影する写真家の随想付の特集だったのですが、音楽に付随する記憶が旅であるが故に、一緒に旅してその景色を眺め、出来事を体験しているような心持ちにいざなってくれました。
あー、いいなあ。
近場の山里だけじゃなく、そろそろ新しい旅に出たくなってきました。
けど・・・。
いつになることやら。
ゴールデンウィークには少しくらいお休みできますように。


その後、お昼寝したのですが、シートの倒し方が浅かったのか、眠ると深層に沈めた仕事の記憶が浮上するのか、気持ちよいお昼寝タイムとはいかず、重い気分が復活した状態で目覚めてしまいました。
すっきりと心が軽くなる目覚めになれば、完璧な休日となったんですけど。
まあ、それは欲張りすぎですかね。

さて、また一週間頑張りましょうか。



<サービスエリアでのある朝>


ぶつ切りですみません

2010-02-21 00:16:18 |  乗鞍話し
2度目に訪れたのは、10年以上経過した後、社会人になってからでした。
夏休みに長期休暇を取ることが推奨されるようになり、1週間休むのはいいけど趣味の無かった当時、あまりに時間が有り余り、途方に暮れ、それなら旅行に出てみようと思い立ち、小学生の頃訪れた信州をもう一度巡ってみようと出かけたのです。
この時も2泊3日だったかな。


白い河床が印象に残る木曽川。真夏の強い日差しを反射させ、まだ旅慣れぬ私を変わらぬ白さで迎えてくれました。
車で木曽路を北上し、薮原から国道19号を離れ、より山奥へと入っていきます。
途中林の中に別荘地があり、前に来たときログハウスの喫茶店に寄ったのを思い出しました。
店先に水受けがあり、冷たそうな水が導水管から落ちて、透明な水面に浮かんだ青いリンゴをくるくると回していたっけ。
走り進める内、現れる峠のゲートや茶店の佇まいに記憶が刺激され、
「ああ、ここはこんなだった。」
「この角を曲がったんだった。」
「このトンネル変わってないなぁ。」
と懐かしさの嵐です。

初日は白骨温泉付近の道端に車を止め、夏の深緑が作る陰の下、斜面を流れ落ちる小さな滝から吹き寄せる涼しい風に、それまでの興奮の疲れをなだめられ、気持ちよく昼寝したのがメインイベントでした。

その日は平湯温泉の観光案内所で宿を取り宿泊。
旅館に一人泊まるのは初めて。
晩飯は食堂で、グループや家族、カップルで食べている他の宿泊客の中、一人豪華な夕食を食す。
さすがにこの時は寂しかった。
(今は全然平気なんだけど・・)
でも食べるものは食べる。
朴葉味噌がおいしかったッス。

部屋に戻ると八畳間の真ん中にポツンと布団が引かれてました。
・・なんか落ち着かない。
有り余る空間に囲まれて就寝。
たびたび目が覚めたように思う。


さて二日目、ようやく乗鞍岳のお話。
乗鞍スカイラインのドライブを楽しむ予定にしてたのです、が。
昨日と違いその日は
この状況で上っても上の方は雲の中なのは明らか。前回経験済みです。
天気が良くなるのを願って、スカイラインへの道を少し上ったところにある広い駐車場に車を止め、喫茶店で時間を置くことにしました。

夏休みとは言え平日だったからかお店は空いていて、半分外に張り出した造りの窓際のいい場所を一人で占めて読書を。
開いた窓から少し肌寒いくらいの山の空気が流れ込んできます。
本から目を上げれば窓外には山の木々。
後からお客さんが入ってくることも無く、誰に邪魔されること無く一時間近く落ち着いた時間を過ごすことができました。

結局天気は回復せず、仕方なく出発。
中腹辺りからガスが漂い始め、山上はやはり雲の中でした。
なかなか山で良い天気に恵まれるというのは有り難いのだ、ということを感じたものでした。

さて、白一色の駐車場に車を停め、レストランで食事して、土産物をなんか買ったのだと思います。
さすがに2700mの山上、日が差さないこともあって寒い。
なんにも見えないし、山を歩くつもりも元々無かったので、そうそうに車に戻りました。
すると、!!
ライトが点いてる・・
光はすでに弱々しい。
あちゃー、これはダメだな。
一応セルを回そうとしましたが、ピクリとも動きません。
タハハ、どうしよう。
その車は家の借り物で、自身はJAFに加入しているわけでなく、当然ブースターケーブルも持っていない。
誰に助けを求めようか。
ホテルか土産物屋の誰かにお願いしたら助けてくれるかしらん。
と思い歩いていたら、道路公団かなにか正式名称は分かりませんが、道路を維持管理する組織の小さな事務所が目に入りました。
ここの人ならブースターケーブルも自前のを持ってはるでしょう。
扉を開けるとお年を召した作業着姿の方が一人。
私が何をしに事務所を訪れたのか分からないようで、助けてもらえないか3回くらい訳をお話して、ようやく理解してもらいました。
ケーブルはあるが積んでる車は今パトロールに出ているとのこと。
帰るまで待ってろと言われるので、急ぐ旅でもなく、優柔不断な若者だった私は言われるがまま、事務所で待たせてもらうことにしました。

事務所といってもデスクが並んでいるわけでなく、山小屋の中みたいでなんにも無かったように思う。
折りたたみ椅子を勧められ、石油ストーブに当たりながら子一時間くらいそのおっちゃんと他愛ないことを話して時間を潰しました。
しかし真夏にストーブに当たるとは思はなんだ。
ようやく、パトロールから4tトラックが帰ってきました。
パトロールに行っていた方におっちゃんが説明してくれ、トラックのバッテリーを繋いでエンジン始動。
いやいやよかった。
変なことで強烈に記憶に残る旅となりました。
お礼して山を後にしたのでした。


 ・・

当初予定ではその日に帰る案もあったのですが、なんだか帰りたくなくなり、まだ休みもあるのでもう一日旅を続けることにしました。
翌日は立山へ。
そこも霧の中でした。
やれやれ。
その話はまた別の機会に。

私が愛する山域

2010-02-18 01:42:59 |  乗鞍話し
昔の旅のお話、第2弾を。

今回は少し趣を変えて、お気に入りの山とその周辺の話を書きたいと思います。
その山とは、今の私の山好きの大元、根源となった山、乗鞍岳です。
北アルプス南端の観光地としてポピュラーな方の乗鞍岳です。
これまで数え切れないほど訪れ、その度に気持ちの良い時間と空間を提供してもらいました。
訪れた回数を数えるのに両手足でも足りないくらいでは。

初めて訪れたのは遙かウン十年昔、小学生の頃、親に連れられ夏休みに遊びに来たのでした。
初めての2泊3日の旅。
車で信州を訪れ、上高地や穂高ロープウェイ、諏訪湖を巡る。
登山しに来たわけではなく、普通に観光地を見て廻る旅行の目的地の一つでした。
今はマイカー規制されて自家用車では上れなくなりましたが、当時は畳平の駐車場まで行くことができました。
車でいける日本最高所だったと思う。

その時は乗鞍スカイラインを上りました。
あいにくの曇り空、山は雲の中、真っ白な霧の中を走りました。
こんな濃い霧を見るのはこのときが初めて。
視界はほんの10M程。
山にまだ興味は無かったので、その体験だけで結構楽しめました。
我が家の自家用車はトヨタのパブリカ。
車内で、「なんにも見えなーい」って喜んだように思います。
助手席に陣取り、シートベルトなんて締める習慣の無かった当時、身を乗り出してフロントガラスの向こうを食い入るように見ていたはず。
駐車場で降りて、土産物屋でキーホルダーを買ったはずですが、その記憶はなし。
ヘッドライトの光が拡散する白い霧と道路のアスファルト、路肩の土と緑の光景しか残っていません。

プラス4時間

2010-02-14 21:59:23 | Weblog
今日は久しぶりに完全休養日でした。
うれしー。
仕事はうまく進んでいませんが、行き詰ったのでちょっと休むことにしました。

休むからにはしっかり気分転換したい。
天気はまずまず、気温はそれほど低くなく、外で過ごすのに不満の無い冬の一日。
朝から自転車に乗って、テニスして、少しドライブして、温泉銭湯で体を伸ばす。
こう書くと盛りだくさん。

枯れた野原を、車の窓越しでなく頬や首筋を行き過ぎる山の空気を感じつつ眺める。
もう、それだけで癒されました。
最近、運動量が激減しているので、軽めに動いただけだったのに、一日動き続けたためか昨日より1㎏弱体重を減らせました。
腹囲はそんなに変わっていないように見えるけど、どこが減ったのかしらん。

夕食時(夜食時?)のお酒は最近ワインばかりだったので、ちょっと趣を変える。
風呂上りの喉の渇きをビールで癒し、食後アイリッシュウィスキーでベルギーチョコを楽しみました。
あぁ贅沢。




今日は10時に眠りにつける。
さ、また明日から仕事がんばろ。

なんでか分からない

2010-02-12 00:55:13 | Weblog
電車に乗って、シートに座って、居眠りするのが最近の楽しみ。
昔は座ったまま寝ると首が痛くなって、心地よいものではなかったのに、馴れてしまったのか起きたとき筋を伸ばす痛みにも気持ちよさを感じてしまう。
あー、眠れたなぁ、って感じ。
ぐっすり眠ってしまうのではなく、時々眠りから覚めつつ長く眠れるとうれしい。
寝ている時間を意識できるから。

で、分からないのはあんなに走行音がうるさいのに眠れる不思議。
自室で騒音が聞こえたら寝ようとする気すら起きない。
しかも、体は揺すられ続け。
駅や信号待ちで長く止まったりすると、反対に目が覚めたりする。
車中の音としては、人の話し声がある。
これは走行音より小さいはずなのに、隣で話されたりすると気になって意識がはっきりしてくる。
そんな時は、ついてないと思う。

ふむ。
ここに答えがあるよう。
朝の通勤電車内では大概話し声は聞こえないので、友達と通学する学生等一組だけいるとその話し声だけ妙に浮かび上がる。
帰りの電車や休日の電車内では話し声がするのが普通。
そういう場では少し気になるものの、徐々に意識から遠のいていく。
ようするに、その場に一般的でない異質なものがあると気になってしまう性質なのだ。
これを神経質というのだろうか。
かかか。

西赤石山

2010-02-11 01:04:26 | 山行
さて、ようやく本題。

登山道はほんの数十年前まで、禿山だったとは思えないくらいすっかり緑が回復して、いい雰囲気です。
閉山後、植樹等して自然の回復に力を入れたそうで、その効果がしっかり見て取れました。
上りで歩いた谷の右岸は落葉樹が主で、まだ年若い林。
木々は頭上を覆うくらいに背丈を伸ばしていますが、鬱蒼と繁るまでには至らず、非常に明るい道でした。
天気は非常に良い日で、新緑の蓋いを通して光溢れる道行だったことを記憶しています。
とても「きらきら」まぶしくて、復活した木々が枯れ果てていた時、過ごせなかった春を謳歌しているのだと勝手に感情移入させる輝き方でした。

「きらきら」といえば、途中にある湧き水の名がダイヤモンド水。
付けも付けたりダイヤモンド。
地面から太いホースが生えていて、そこから透明な水が勢い良く噴出してます。
確かにきれいな水ですが、思い切ったネーミングだな。
と思ったら、理由がまたしても解説版に書かれていました。
ボーリングして鉱床の有無を確かめていたら、地下水の層に当たり水が湧き出てきたそうで。
その後、掘り進めていた管が折れてしまって、ドリルの先端についていたダイヤモンドの刃が穴に取り残されてしまったそうな。
その穴から噴出するからダイヤモンド水。
ふむ、ならその命名、許して進ぜよう。

さて、登山道は前出の峠、銅山越に近づくにつれて木は少なく低くなっていき、日差しを遮るものはなくなります。
銅山越を右折し、稜線を西赤石山へ向かいます。
途中、特徴ある色の新緑を芽生えさせたカラマツの幼木が見られました。
こんなに南でも生育できるんだ。
大きくなるのだぞ。

視界を遮るもののない稜線を歩いていくと西赤石山山頂に到着です。
稜線途中にあるピークです。
そのまま道を東に進むと東赤石山へと向かいます。
そこを訪れるのはまたの機会に・・。
景色を眺めながら昼食。

西赤石山の見所のひとつは、兜岩から眺める西赤石山北面を覆うアケボノツツジの群落です。
山頂の北の急な斜面を下って、兜岩に行って見ました。
おー、なかなか。
また、イマイチの写真ですみませんが、雰囲気をお伝えしたいので・・



この山行で初めてアケボノツツジを知り、その控えめなのに華やかなピンク色の虜になってしまいました。
以降、春の山行ではアケボノツツジ観賞が目的となることが多々。
この時の咲き加減は、「まだこれから満開になるよ」ってくらい。
ピンク色で埋め尽くされた斜面は、それはそれは壮観でしょうね。
そこは非常に居心地良く、予定より長い時間を過ごしてしまいました。


昔の旅の話。
こんな感じになっちゃいました。
旅した直後だったら、こうは書かないだろうなと思うのですが、印象に残る部分しか書けないので冗長になることは無いのかなとも思います。
その時感じた感慨は経過した時間だけ記憶の器の中で美化という発酵が進み、変質してしまう。
良い思い出というのはそういうものですよね。