神奈川から最終話

2017-05-17 22:49:18 | Weblog
引越しの荷造りをほぼ終えた。
後は日常使いの道具類を最終日に詰めるだけ。
ちゃっちゃと2日もあれば終わるだろうと考えていたが、いつもの見積もりの甘さが出て結局3日かかった。
区役所に転出届を出す日を予備日にしておいてよかった。

前回は冷蔵庫を事前に捨てたので考えが及ばなかったが、今回はこっちで新調した冷蔵庫を持っていく。
引越し業者の担当者に前日までに中を空にし、電源切っておくよう言われた。
自炊はしないから食材なんて入っておらず、缶や瓶や紙パックに入った飲み物と調味料の類いだけでどうとでもできるのだが、一般家庭の冷蔵庫となると大変だろうなと思った。
生鮮食品なんかは計画的に使って消費するとしても、ストックしている冷凍食品とか要冷蔵の長期保存品なんてどうするんだろう。
変な心配をした。
もしかして最近の至れり尽くせり引越しパックなら、冷蔵庫の中身も冷蔵冷凍したまま送ってくれるサービスがあるのかもしれない。

日々を暮らしつつ荷造りするというのはなかなか難しい。
最後の一週間の日常使いの道具をできるだけ限定して、以外を箱詰めした。
吟味したはずなのに、実際はその時になって、「あっ、あれ使うじゃない」って事態がいくつか。
一番間抜けなのを記録しておこう。
晩酌に日本酒を飲むからと酒瓶は最終日の箱詰め対象。
徳利と盃も最終日の箱詰め対象。
日曜日にその他台所用品を箱詰めし、休肝日を挟んで今晩は熱燗を…、と用意し始めて気付いた。
熱燗にするための鍋を箱詰めしてしまっていた。
箱の底の方に仕舞ったからあれは取り出せんな。
たはは。
まあ、電子レンジがまだ使えたから温められないことはなかったけど、ここは潔く冷やで飲んだ。

などと非日常を楽しんで、いよいよ今週末引越しである。
たった1年半の関東での生活。
折角こちらでの余暇の楽しみ方を覚えたところなのだが致し方なし。
関東地方の皆さんさようなら。
また戻ってくる可能性はそれなりにあるので、その時はまた楽しませていただこう。
記事アップは新しいネット環境につながるまでしばしお休み。
ではでは。


GW最終日

2017-05-13 00:02:24 | その他旅行き
東京で遊ぶ最後の地を選ばなくてはいけない。
どこがいいだろう。
「東京で」の言葉で頭に浮かぶものがあった。
そうだ、東京の新しいシンボルとも言えるスカイツリーに上ったことがない。
出来てからずいぶん経つし、何時間も並ばねば上れないなんてことももうないだろう。
ってことで決定。



ソラマチの商店街?から外に出ると、おおー、スカイツリーの足元だ。
驚いたのは根元の太さ、というか細さ。
こんなに細くて大丈夫なんだ。
いや、太いんだけどこの太さでこの高さを支えられるんだ。
すごい建築技術。
ツリーという名にふさわしく、杉の木みたいに細身な体躯をしている。



見上げると思ったほど高く感じない。
直下からだと展望デッキが張り出して上部構造が見えないからだろうか。
でも後から知ったが展望デッキでも東京タワーのてっぺんより高いんだよな。
あんな大きなフロアがそんな高さにあるという非常識のせいで距離感が狂うに違いない。
ポチッと覗く先端はさらに300m先だ。



入場は10分待ちくらいだった。
大きなエレベーターに乗ったらあっという間に300m引き上げられた。
お天気は良いものの遠くは霞んで山は見えず。
眼下に広がるメトロポリス東京を見降ろした。
東京タワーから見たビルより小さく見えてるはずだが、比較する記憶はずいぶん昔のもので、その大きさの差は分からない。
飛行機の窓からくらいしか見えない景色がゆっくりと堪能できる特異な所。
お約束のジオラマモードで写真撮影した。



みっしりとひしめくビル群は人が営々と営んできた結果なんだなあ。
珊瑚礁みたいなもんかと思った。
雨の日とかに来たらもっと視界が狭まるのだろうな。
そんな景色も面白かろう。
展望デッキよりさらに上に展望回廊という名の展望台があるがそこへは上らず、エスカレーターで2階分下の階に降り、ガラス張りの床から下を覗き、地上階へと降りるエレベーターに乗った。
エレベーターもシースルーだと面白かったろうに。


5月の空の下

2017-05-10 23:54:27 |  神奈川県全市町村探訪
横浜スタジアムのナイター開始まで、赤レンガ倉庫で時間を過ごした。
「ヨコハマ フリューリングス フェスト2017」というイベントがお目当て。
ドイツの春祭りを模したものだそうだ。
ドイツのビールと食べ物を売るお店が広場に並び、すごい人出。



ビールとドイツ風サンドウィッチを買って人並みを抜け出し、赤レンガ倉庫の外回りにある芝生の上に樹の作る日陰を探し、レジャーシートを敷いて食した。
サンドウィッチも付け合わせのフライドポテトも味付けがちょっと変わっていて美味しかった。
ビールも旨し。



いいお天気。
日向だと暑く日陰だと肌寒い微妙な気温。
食べ終わるとすることはもうない。
休日に遊びに来たのはこの辺りが一番多かったななんて思いながら、ほろ酔い気分でシートに横になった。




楽しきかなナイター観戦

2017-05-08 20:17:38 |  神奈川県全市町村探訪
横浜の中華街からみなとみらい方面へ歩くと、横浜スタジアムが目に入る。
周囲の路上やみなとみらい線もベイスターズ選手のポスターがいっぱいで、この辺りへ遊びに来るたび一度球場に行ってみてもいいかなと思っていた。
いつかはと思っていたら、観に行ける期間が急に短くなったので、急いでチケットゲット。
ナイターのヤクルト戦である。
取った座席は外野席、横浜とヤクルトの応援席の境目ヤクルト側。
横浜側のファンがもっとヤクルト側の座席に溢れてきてるかなと思ったが、通路を隔ててきれいに分かれていた。
自身は一応阪神ファンなので中立的座席を選んだつもりだったが、結果純粋にヤクルトファンに囲まれて観ることに。
一緒に行った連れに横浜スタジアムで見るならベイスターズ側やろと突っ込まれたが、もう遅い。



プロ野球を生で観たのは過去2回しかないはず。
前回は知人が行けなくなって貰った甲子園のバックネット裏で観たのが20年くらい前。
その前は南海球場の急斜面の外野席で途中から3イニングくらい暇つぶしに観た覚えが。
がら空きだったな。
高校野球は外野席から観戦したことが何度かある。
そんな半端な野球ファンなので、ペナントレースの始まったばかりのプロ野球を外野席で観るということがどういうことなのか分かっていなかった。

ビールと夕食代わりのアテを買って、スワローズのユニフォームを着たヤクルトファンの間の席に収まった。
ちょうど試合開始の時間で、ビールをやりながらゆっくり観戦…、といきたかったがそうはいかず。
次々と周りの人達が立ち上がった。
ヤクルトはビジター側だから表の攻撃だ。
なるほど、こういう事になるのね。
メガホン叩いて応援が始まった。
不振のスワローズ、あっさり三者凡退、ため息とともにみんな着席。
裏の攻撃になるとライト側が立ち上がった。
そうか、飲み食いは自チームが守ってる時にするもんなんだな。
2回の表の攻撃から自分もにわかヤクルトファンになって立ち上がって応援を始めた。
いやあ、みんなで声を合わせて応援するのって一体感があってなかなか楽しい。

さて、それはそれとして、ナイター観戦ってのはいいもんですな。
カクテル光線が照らし出すダイヤモンドと緑の芝生。
ぐるり人で埋まった観客席。
ミットにおさまるボールの音。
手を上げてお客を探すかわいい売り子。
白球が暗い夜空に打ち上がると、その行方にドキドキする。
ゴロよりフライが持つあの間がいい。
こっちに飛んでこようもんなら、うわあ来た来たとアワアワする。

観戦してみて分かったのは、たくさん人の入った外野席から応援するのが面白いってこと。
そしてやっぱり贔屓のチームの外野席が楽しいんだろなあ、ってこと。
今度は寒さなど微塵も感じない真夏の夜のナイターで、生ビールをやりたいなと思った次第である。


引っ越し気分が盛り上がってきた

2017-05-04 22:43:58 | Weblog
大阪に出向き新住居を下見し決めて来た。
転居先は前回住んでいた場所と同じ北摂の地とした。
やっぱり住みやすい所なのではないかと思う。
長く住んだ土地なので、どんな所なのか全く分からず家捜しするわけで無く、さくさく決まった。
知っているが故に別の地に住むという冒険はできなかったな。
ある意味つまらない。
新しい土地にすればどんな所なのか、ちょいとドキドキ感があったのにね。
建物は宅地と農地の境目な感じの場所にある。
夏とか虫が多いかも。
駅近にしたので電車の音が聞こえる。
少し歩けば走ってる所も見える。
私の被写体選択の一二を争う対象の写真が身近で撮れそうである。

<イメージ1>


さて次は荷造りか。
でもこれはあまり心配していない。
神奈川に越して来た時、長く暮らした前の部屋を片すのにずいぶんと苦労したが、それで不用品をバッサリと整理できた。
今回は多分1日2日もあれば箱詰めできそうだ。
前回引越し時の荷物でまだ開梱してない箱もいっぱいあるし。

<イメージ2>


GWは不規則な勤務をしないといけないので、遠方へ旅することも出来ず。
まあ、引越し準備も必要だから、長期休暇を取れない理由がうまく重なってよかったとしよう。
いよいよこちらで遊ぶことのできる最後のお休みだ。

<イメージ3>



遠州鉄道+α

2017-05-03 09:35:03 | その他旅行き
天竜浜名湖鉄道と遠州鉄道は西鹿島駅で接続している。
遠州鉄道の終着駅である。
だから改札は地方鉄道で時々ある、電車がやって来てから乗車客をホームに入れる形式で、ホームでの撮影は自由が効かない。
駅近で沿線から撮れるところは無いかと歩いてみると、少し南へ下った先に歩行者専用の踏切があったので、そこで撮影。

<これは天竜浜名湖鉄道のホームから>


遠州鉄道は1時間に5本も運行している。
来る前から想像してはいたが、農地や山地ばかりを走るローカル線ではない。(と思う)
(というのは乗ってた間中居眠りしてたので途中の景色を見ていない。
線路もがっちり太いのを敷いてる。
でも、2両連結の電車が単線を走る様は都会を走る電車とはやっぱり趣が違う。

<踏切から>


遠州鉄道も大河ドラマの恩恵を得ようとラッピング列車を用意していた。
そりゃそうだよな。
なんで天竜浜名湖鉄道だけだと思ったのだろう。
どうもいくつか種類があるらしい。
私は浜松のマスコットキャラクターが描かれているのを見た。
ぬいぐるみが先頭車両に置かれていたりする。

<出世大名家康くんと出世法師直虎ちゃん>


もともと遠州鉄道メインで撮影しようと考えていたが、最終プランは天竜浜名湖鉄道で時間を使うものとなったので、もう車に戻らねばならなくなった。
他に撮影場所を探すこともなく、いやそれどころか疲れてしまって、西鹿島駅から乗って早々に居眠ってしまった。
もうただの移動手段としてしまい終着の新浜松駅に到着。
なにしに来たんだ、勿体無い。

<踏切から>


渥美半島の先端、伊良湖岬へは国道42号をゆるゆる走った。
今年の新緑ドライブはこれが最初で最後だ。
街でも街路樹の葉が茂りだすから、季節は進んでるんだなあと思う。
でも街を離れるとそんな思いは考えて得た感慨であることを知る。
郊外の緑多い道を走ると、色彩の多様さに圧倒される。
もう考える必要もなく、春は深まりあらゆる生命は芽吹きグングン成長しているのだと、子供達が所構わず駆け回るよう向こうからぶつかってくる。
車窓を前から後ろに流れる景色の色に圧力を感じる程だ。
しばし鳥肌立てて走った。