休日に街に出るのは久しぶりだ。
大阪梅田で買い物する前に、今話題のスポットである中之島まで足を伸ばし、界隈をぶらぶらすることに。
四つ橋筋で中之島に渡り、高層ビル群を見上げつつ西に歩く。
とてもいい気候で、日差しを浴びると少し暑く、日陰に入ると少しヒンヤリ。
地下街から外に出たせいもあるのか、光溢れる景色がとても眩しい。
まずは昼食をとダイビルに入っているラーメン屋を狙って行ったが、1時間待ちの行列ができていたので、あっさり諦める。
連れが近くの別の飲食店を検索して、大阪市立科学館前にあるホットサンドのお店を見つけた。
行ってみるととても小さなお店で、店内5席くらいしかなく満席。
テイクアウトもできるというので、科学館裏の広場で食べることにして注文した。
出来上がるまでの時間で新しくできた大阪中之島美術館の様子を見に行くことに。
国立国際美術館の北に、確か永く駐車場だった敷地に大きな黒い壁の建物が建っていた。
建物の周りを歩ける回廊に上り、正面玄関があるらしい北側へ行ってみる。
建物の前が大きく開けた広場の片隅に、いましたいました。
ヤノベケンジ作のシップス・キャット。
大人気の猫の写真を撮っていたら、ホットサンドが出来上がる時間になった。
美術館の中はまたの機会に観に来よう。
お店に戻るとうまく店内の席が空いていた。
急遽テイクアウトを取り消してもらい、店内で食べることに。
頼んでおいたのはポテトサラダとサヤインゲンと目玉焼きのホットサンド。
ミネストローネ・スープ付き。
飲み物はアイスのアメリカーノを注文した。
荒い泡目のパンはカリカリに焼かれて、ふんわりポテトサラダとたまごの食感の差が味覚にも好影響。
スープは熱々で野菜たっぷり、トマトの滋味が舌を包む。
コーヒーもピンとツノがたって、口腔を引き締める美味しさ。
開け放たれたドアの向こうのビルの壁が眩しく、初夏を思わす背景が、洒落たランチとともに休日気分を盛り上げてくれた。
ご機嫌で店を後にし、梅田へと戻る。
この後は本来の目的のお買い物。
テニスショップを覗いて最新商品をチェックし、壊れたメガネを新調し、カメラ屋で気になるレンズを下見した。
ルクアでネクタイを購入し、ビル内のコーヒー屋さんで浅煎り豆のアイスコーヒーを飲み休憩。
さらにアウトドアショップで汗をかいても大丈夫な帽子を買った。
うーむ、私にしてはいっぱい買い物したな。
昔に比べ、梅田で遊ぶことも少なくなった。
最近は食べ物と本、酒以外の買い物をすることがないことに改めて思い至る。
夕刻、遅くなったので、このまま飲んで食べて帰ることにした。
ルクアの地下の日本酒のお店で、和のメニューを純米酒のひやと熱燗でいただいた。
酒造メーカーがやってるお店のようで、だからかお酒が安かった。
一杯一合はなさそうな量だが、純米酒を300円台で飲ませる店をあまり知らない。
外で飲むとすぐに酔うので、3杯ですっかりいい気分になり、帰宅することにした。
久しぶりの休日の街の雰囲気と沢山のお店での買い物に、なかなか充実した一日になった。
しょっちゅう街で遊んでたら、こんな充実感は得られないんだろうな。
また時間を置いて遊びに来ることにしよう。
大阪梅田で買い物する前に、今話題のスポットである中之島まで足を伸ばし、界隈をぶらぶらすることに。
四つ橋筋で中之島に渡り、高層ビル群を見上げつつ西に歩く。
とてもいい気候で、日差しを浴びると少し暑く、日陰に入ると少しヒンヤリ。
地下街から外に出たせいもあるのか、光溢れる景色がとても眩しい。
まずは昼食をとダイビルに入っているラーメン屋を狙って行ったが、1時間待ちの行列ができていたので、あっさり諦める。
連れが近くの別の飲食店を検索して、大阪市立科学館前にあるホットサンドのお店を見つけた。
行ってみるととても小さなお店で、店内5席くらいしかなく満席。
テイクアウトもできるというので、科学館裏の広場で食べることにして注文した。
出来上がるまでの時間で新しくできた大阪中之島美術館の様子を見に行くことに。
国立国際美術館の北に、確か永く駐車場だった敷地に大きな黒い壁の建物が建っていた。
建物の周りを歩ける回廊に上り、正面玄関があるらしい北側へ行ってみる。
建物の前が大きく開けた広場の片隅に、いましたいました。
ヤノベケンジ作のシップス・キャット。
大人気の猫の写真を撮っていたら、ホットサンドが出来上がる時間になった。
美術館の中はまたの機会に観に来よう。
お店に戻るとうまく店内の席が空いていた。
急遽テイクアウトを取り消してもらい、店内で食べることに。
頼んでおいたのはポテトサラダとサヤインゲンと目玉焼きのホットサンド。
ミネストローネ・スープ付き。
飲み物はアイスのアメリカーノを注文した。
荒い泡目のパンはカリカリに焼かれて、ふんわりポテトサラダとたまごの食感の差が味覚にも好影響。
スープは熱々で野菜たっぷり、トマトの滋味が舌を包む。
コーヒーもピンとツノがたって、口腔を引き締める美味しさ。
開け放たれたドアの向こうのビルの壁が眩しく、初夏を思わす背景が、洒落たランチとともに休日気分を盛り上げてくれた。
ご機嫌で店を後にし、梅田へと戻る。
この後は本来の目的のお買い物。
テニスショップを覗いて最新商品をチェックし、壊れたメガネを新調し、カメラ屋で気になるレンズを下見した。
ルクアでネクタイを購入し、ビル内のコーヒー屋さんで浅煎り豆のアイスコーヒーを飲み休憩。
さらにアウトドアショップで汗をかいても大丈夫な帽子を買った。
うーむ、私にしてはいっぱい買い物したな。
昔に比べ、梅田で遊ぶことも少なくなった。
最近は食べ物と本、酒以外の買い物をすることがないことに改めて思い至る。
夕刻、遅くなったので、このまま飲んで食べて帰ることにした。
ルクアの地下の日本酒のお店で、和のメニューを純米酒のひやと熱燗でいただいた。
酒造メーカーがやってるお店のようで、だからかお酒が安かった。
一杯一合はなさそうな量だが、純米酒を300円台で飲ませる店をあまり知らない。
外で飲むとすぐに酔うので、3杯ですっかりいい気分になり、帰宅することにした。
久しぶりの休日の街の雰囲気と沢山のお店での買い物に、なかなか充実した一日になった。
しょっちゅう街で遊んでたら、こんな充実感は得られないんだろうな。
また時間を置いて遊びに来ることにしよう。
はやくもつつじの咲く季節になってしまった。
街路樹の開き始めて丸まった小さな葉っぱは、みるみる大きく密生していく。
歩き慣れた道でもカメラを持って歩くと、次々に気になる被写体が現れる。
そんな魅力的な時期はとても短いのに、そんな時に限ってやりたいことがあり、撮影に出向けない。
うまくいかないな。
街路樹の開き始めて丸まった小さな葉っぱは、みるみる大きく密生していく。
歩き慣れた道でもカメラを持って歩くと、次々に気になる被写体が現れる。
そんな魅力的な時期はとても短いのに、そんな時に限ってやりたいことがあり、撮影に出向けない。
うまくいかないな。
今回の明日香村観光の起点終点駅とした近鉄吉野線の飛鳥駅。
いろいろと整備されていて、ホームにある駅のトイレも新しかった。
岡寺駅で頭をぶつけたような出来事もなく、用を足せた。
トイレを出ると吉野行きの特急さくらライナーがやってくるところで、これ幸いとカメラを向けた。
その日は明日香村辺りの桜がちょうど見頃だったのに、満員のさくらライナーから降りるお客さんはおらず、走り去っていった。
まだ咲きかけの吉野の桜の方が人気があるようだ。
行きがけに駅前にある観光案内所で地図を手に入れた時、お土産物も置いていた気がしたので、そこで何か買って帰ろうと思っていたが、駅に戻ったのが遅く、案内所は閉まってしまっていた。
少し離れたところに道の駅の店らしき建物があったから、行けば何か手に入ったのだろうけど、その気が湧かず。
今回はお土産なしで帰りの電車に乗った。
いろいろと整備されていて、ホームにある駅のトイレも新しかった。
岡寺駅で頭をぶつけたような出来事もなく、用を足せた。
トイレを出ると吉野行きの特急さくらライナーがやってくるところで、これ幸いとカメラを向けた。
その日は明日香村辺りの桜がちょうど見頃だったのに、満員のさくらライナーから降りるお客さんはおらず、走り去っていった。
まだ咲きかけの吉野の桜の方が人気があるようだ。
行きがけに駅前にある観光案内所で地図を手に入れた時、お土産物も置いていた気がしたので、そこで何か買って帰ろうと思っていたが、駅に戻ったのが遅く、案内所は閉まってしまっていた。
少し離れたところに道の駅の店らしき建物があったから、行けば何か手に入ったのだろうけど、その気が湧かず。
今回はお土産なしで帰りの電車に乗った。
石舞台古墳を見学後、東側を回って飛鳥歴史公園の祝戸地区の山に登ってみた。
高い位置から石舞台古墳が見えるかなと期待したもの。
途中マラ石を見てから、整備中の遊歩道を登って行く。
小さな山で、あっという間に尾根に到着。
尾根道を歩いて着いた東展望所からは石舞台は見えず。
違う方向の展望が開けていた。
なんだ、せっかく登ったのに。
まあ仕方ない、石舞台に向けて遊歩道を下った。
石舞台古墳のある場所も飛鳥歴史公園の一部で施設が整備されている。
公園の外れにトイレときれいな休憩処があったので利用させてもらった。
公園は国営と書いてあったから、お金がかけてある。
夕刻、そろそろ帰らねばいけない時間になったので、飛鳥駅に戻ることにした。
来る時に飛鳥川のところで外れてしまった飛鳥周遊歩道で帰ることにする。
玉藻橋を渡り、山裾の道を橘寺に向けて歩く。
目に入る景色に華やかさは無いが、まだ冬枯れたままの荒地が鄙びた風情で、桜ばかり撮ってきた目に新鮮だ。
田畑が広がりだすと集落は近い。
いちご農園のビニールハウスが並び、いちご狩りもできるよう。
集落に入ると三叉路にぶつかり、右折して進む。
橘寺の東門を通り過ぎると一度県道に出る。
逆側から来て今来た道に入るのは、知っていないと難しそうだ。
県道を少し進むと左へ細い道が分かれている。
来る時に見つけた橘寺の石柱があるところに繋がっていた。
そのまま亀石のあるところまで戻り、後は行きと道を変えることにし、天武・持統天皇陵の横を通る県道に入った。
前に来た時、熟れすぎた実がいくつか残っているばかりだった柿の木の手前の畑に、菜の花が咲いていた。
平田川という細い川を渡る手前で右折して、川沿いの細い道路を進む。
集合住宅が現れ、駅までもう少し。
そのままどんつきまで歩くと、近鉄吉野線と並行して走る国道だ。
国道横にも桜並木があり、観賞しながら飛鳥駅へと最後の道行き。
歩く先々で桜が見られ、良い徒歩旅行になった。
さて、前回はうまく見どころを飛び飛びに見て歩いたなと思う。
今回歩いた道は違うがほとんど同じ辺りを往復したのに、石舞台古墳以外は見学対象が重なっていない。
何度も来るつもりならしらみつぶしに見学するのでなく、こんな適当な立ち寄り方もいいのかもしれない。
次回来る時はまだ歩いていない、もう少し北の方を目指そう。
高い位置から石舞台古墳が見えるかなと期待したもの。
途中マラ石を見てから、整備中の遊歩道を登って行く。
小さな山で、あっという間に尾根に到着。
尾根道を歩いて着いた東展望所からは石舞台は見えず。
違う方向の展望が開けていた。
なんだ、せっかく登ったのに。
まあ仕方ない、石舞台に向けて遊歩道を下った。
石舞台古墳のある場所も飛鳥歴史公園の一部で施設が整備されている。
公園の外れにトイレときれいな休憩処があったので利用させてもらった。
公園は国営と書いてあったから、お金がかけてある。
夕刻、そろそろ帰らねばいけない時間になったので、飛鳥駅に戻ることにした。
来る時に飛鳥川のところで外れてしまった飛鳥周遊歩道で帰ることにする。
玉藻橋を渡り、山裾の道を橘寺に向けて歩く。
目に入る景色に華やかさは無いが、まだ冬枯れたままの荒地が鄙びた風情で、桜ばかり撮ってきた目に新鮮だ。
田畑が広がりだすと集落は近い。
いちご農園のビニールハウスが並び、いちご狩りもできるよう。
集落に入ると三叉路にぶつかり、右折して進む。
橘寺の東門を通り過ぎると一度県道に出る。
逆側から来て今来た道に入るのは、知っていないと難しそうだ。
県道を少し進むと左へ細い道が分かれている。
来る時に見つけた橘寺の石柱があるところに繋がっていた。
そのまま亀石のあるところまで戻り、後は行きと道を変えることにし、天武・持統天皇陵の横を通る県道に入った。
前に来た時、熟れすぎた実がいくつか残っているばかりだった柿の木の手前の畑に、菜の花が咲いていた。
平田川という細い川を渡る手前で右折して、川沿いの細い道路を進む。
集合住宅が現れ、駅までもう少し。
そのままどんつきまで歩くと、近鉄吉野線と並行して走る国道だ。
国道横にも桜並木があり、観賞しながら飛鳥駅へと最後の道行き。
歩く先々で桜が見られ、良い徒歩旅行になった。
さて、前回はうまく見どころを飛び飛びに見て歩いたなと思う。
今回歩いた道は違うがほとんど同じ辺りを往復したのに、石舞台古墳以外は見学対象が重なっていない。
何度も来るつもりならしらみつぶしに見学するのでなく、こんな適当な立ち寄り方もいいのかもしれない。
次回来る時はまだ歩いていない、もう少し北の方を目指そう。
橘寺から北側の県道に出て、石舞台古墳へと向かう。
県道に出てすぐ、飛鳥川の河岸に咲く桜並木に目を奪われた。
へえ、きれいだ。
しばし観賞。
そうしたことで、ここまでずっと飛鳥周遊歩道を歩いてきたのを忘れ、県道でもって石舞台古墳へ行ってしまった事に後で気付いたのだった。
県道に出てすぐ、飛鳥川の河岸に咲く桜並木に目を奪われた。
へえ、きれいだ。
しばし観賞。
そうしたことで、ここまでずっと飛鳥周遊歩道を歩いてきたのを忘れ、県道でもって石舞台古墳へ行ってしまった事に後で気付いたのだった。
民家の間を抜けて飛鳥周遊歩道が開けた場所に出ると、右横に石柱が2本、門のように立っていた。
聖徳皇太子御誕王所と読める。
橘寺の入口のよう。
下馬と刻まれた石もある。
しかし石柱の向こうには田畑が広がり、左手ずいぶんと遠くに橘寺が見える。
伽藍は桜に囲まれ華やかだ。
カラスが餌を探す田畑の間の道をてくてく歩いて近付く。
駐車場のある西門から拝観料を払って境内に入った。
まずは本堂にお参り。
靴を脱いで堂内に上がることができる。
古そうな仏像や仏具が並んでいる中を見学。
ここのご本尊は聖徳太子である。
聖徳太子はこの地で生まれこのお寺を建立したそうだ。
元々は祖父の欽明天皇の別宮がここにあり、ここで生まれ、後に寺に改めたそう。
欽明天皇の孫と言えば先の記事で書いた、吉備姫王も欽明天皇の孫。
二人はいとこ同士なんだ。
吉備姫王墓には猿石があったが、ここ橘寺にも謎の石造物がある。
顔が前後に彫られた岩で二面石という。
片方が良い面、もう片方が悪い面を表すらしい。
よくよく見てみるのだが、ああそうかなと思う程度にしか表情の差を感じられず。
観察力が欠如しているのかな。
伽藍は何度も焼けたそうで、その度に建て替えられ、今の建物は江戸時代のもの。
火事の度に仏像は避難できたようで、室町時代とか鎌倉時代の物が残っている。
観音堂を修繕するため勧進していた。
昔の姿を維持していくのは大変なんだろうな。
一番栄えた頃は六十六の堂舎が並び建っていたそう。
先に書いた田畑を挟んだ西に、入口の石柱が立っていた件。
なんでこんな離れた場所にと思ったが、北側の県道の間際にも同じような石柱があることもあり、元はこれら石柱より内側の田畑が全て境内だったのだろうということに思い至った。
その頃は五重塔が建っていたそう。
心柱の立っていた礎石の形が独特らしく、水の溜まった穴跡を見つけたのだがこれの事だろう。
その隣にはこちらを修繕した方がいいのではと思うぼろぼろの土蔵が。
外側の土が剥がれ落ちているが、土蔵の役割は果たしているから修繕は後回しなのかな。
その前に建つ本坊の建物も年季が入っていた。
壁で囲われ庭木が植えてあるのでよく見えず、見学するような建物ではないだろうから少ししか覗き見れなかったが、ガラス戸の微妙な撓み具合が味わい深い。
桜以外にも古い建物を鑑賞できてよかった。
聖徳皇太子御誕王所と読める。
橘寺の入口のよう。
下馬と刻まれた石もある。
しかし石柱の向こうには田畑が広がり、左手ずいぶんと遠くに橘寺が見える。
伽藍は桜に囲まれ華やかだ。
カラスが餌を探す田畑の間の道をてくてく歩いて近付く。
駐車場のある西門から拝観料を払って境内に入った。
まずは本堂にお参り。
靴を脱いで堂内に上がることができる。
古そうな仏像や仏具が並んでいる中を見学。
ここのご本尊は聖徳太子である。
聖徳太子はこの地で生まれこのお寺を建立したそうだ。
元々は祖父の欽明天皇の別宮がここにあり、ここで生まれ、後に寺に改めたそう。
欽明天皇の孫と言えば先の記事で書いた、吉備姫王も欽明天皇の孫。
二人はいとこ同士なんだ。
吉備姫王墓には猿石があったが、ここ橘寺にも謎の石造物がある。
顔が前後に彫られた岩で二面石という。
片方が良い面、もう片方が悪い面を表すらしい。
よくよく見てみるのだが、ああそうかなと思う程度にしか表情の差を感じられず。
観察力が欠如しているのかな。
伽藍は何度も焼けたそうで、その度に建て替えられ、今の建物は江戸時代のもの。
火事の度に仏像は避難できたようで、室町時代とか鎌倉時代の物が残っている。
観音堂を修繕するため勧進していた。
昔の姿を維持していくのは大変なんだろうな。
一番栄えた頃は六十六の堂舎が並び建っていたそう。
先に書いた田畑を挟んだ西に、入口の石柱が立っていた件。
なんでこんな離れた場所にと思ったが、北側の県道の間際にも同じような石柱があることもあり、元はこれら石柱より内側の田畑が全て境内だったのだろうということに思い至った。
その頃は五重塔が建っていたそう。
心柱の立っていた礎石の形が独特らしく、水の溜まった穴跡を見つけたのだがこれの事だろう。
その隣にはこちらを修繕した方がいいのではと思うぼろぼろの土蔵が。
外側の土が剥がれ落ちているが、土蔵の役割は果たしているから修繕は後回しなのかな。
その前に建つ本坊の建物も年季が入っていた。
壁で囲われ庭木が植えてあるのでよく見えず、見学するような建物ではないだろうから少ししか覗き見れなかったが、ガラス戸の微妙な撓み具合が味わい深い。
桜以外にも古い建物を鑑賞できてよかった。
欽明天皇陵から田畑の中を東に延びる道を行く。
桜や春の野花の咲く道で、眺めは春らしいのだが、気温は低めで風もある。
冬の格好をしてきて正解。
前回初冬に歩いた日の方が暖かかったな。
田畑の一画に「鬼の雪隠」があるので見学。
遠くから見えたのに近づくまでそれと分からなかった。
刳貫式横口式石槨(なんて読むんだ?)と呼ばれる石造物の蓋にあたる石らしい。
説明板に模式図があったが、どういう向きで元々あったのかよく分からなかった。
道を挟んだ林の中にもう一つ「鬼の俎」があった。
宮内庁の立札があったから、王墓のものなのだろう。
さっきの刳貫式横口式石槨の底石だそう。
てことは誰か(盗掘者?)があの重そうな蓋石を動かして、あそこまで転がしたということか?
何があったんでしょうな。
さらに東へ歩いて行くと、左に見覚えのある中学校が現れた。
前回、天武・持統天皇陵を訪れた時、その奥に見えた学校だ。
てことはあのこんもりとした山が天武・持統天皇陵か。
地図と照らし合わせて山の向こうの景色を思い出す。
前回、近くの県道を歩いて見逃した亀石は、この飛鳥周遊歩道を歩いていればすぐ分かるところにあった。
県道裏手の野菜の無人販売所を過ぎると突然現れた。
なるほどこれですか。
亀ですな。
猿石もそうだけど、この辺りの昔の人は石を造形するのがだいぶ好きだったんだな。
お休みの日で桜が見頃だったから、レンタサイクルして移動する観光客が結構いた。
周遊道を駆け抜けていく。
自転車で巡るのもいいなあ。
その日は寒かったけど、もっと暖かくなったら、吹きすぎる風が気持ちよさそうだ。
ただ徒歩だと「あっ」と思う被写体をすぐに撮影できるが、自転車に乗ってるとそうはいかない。
悩みどころである。
飛鳥周遊歩道は橘寺へと向かう。
聖徳太子の生誕地に建つお寺。
大きな桜が伽藍を覆い、絵になる眺め。
前回ここは素通りしたから、今回は中を見学することにした。
境内の様子は次回記事で。
桜や春の野花の咲く道で、眺めは春らしいのだが、気温は低めで風もある。
冬の格好をしてきて正解。
前回初冬に歩いた日の方が暖かかったな。
田畑の一画に「鬼の雪隠」があるので見学。
遠くから見えたのに近づくまでそれと分からなかった。
刳貫式横口式石槨(なんて読むんだ?)と呼ばれる石造物の蓋にあたる石らしい。
説明板に模式図があったが、どういう向きで元々あったのかよく分からなかった。
道を挟んだ林の中にもう一つ「鬼の俎」があった。
宮内庁の立札があったから、王墓のものなのだろう。
さっきの刳貫式横口式石槨の底石だそう。
てことは誰か(盗掘者?)があの重そうな蓋石を動かして、あそこまで転がしたということか?
何があったんでしょうな。
さらに東へ歩いて行くと、左に見覚えのある中学校が現れた。
前回、天武・持統天皇陵を訪れた時、その奥に見えた学校だ。
てことはあのこんもりとした山が天武・持統天皇陵か。
地図と照らし合わせて山の向こうの景色を思い出す。
前回、近くの県道を歩いて見逃した亀石は、この飛鳥周遊歩道を歩いていればすぐ分かるところにあった。
県道裏手の野菜の無人販売所を過ぎると突然現れた。
なるほどこれですか。
亀ですな。
猿石もそうだけど、この辺りの昔の人は石を造形するのがだいぶ好きだったんだな。
お休みの日で桜が見頃だったから、レンタサイクルして移動する観光客が結構いた。
周遊道を駆け抜けていく。
自転車で巡るのもいいなあ。
その日は寒かったけど、もっと暖かくなったら、吹きすぎる風が気持ちよさそうだ。
ただ徒歩だと「あっ」と思う被写体をすぐに撮影できるが、自転車に乗ってるとそうはいかない。
悩みどころである。
飛鳥周遊歩道は橘寺へと向かう。
聖徳太子の生誕地に建つお寺。
大きな桜が伽藍を覆い、絵になる眺め。
前回ここは素通りしたから、今回は中を見学することにした。
境内の様子は次回記事で。
吉備姫王墓の次に訪れたのは、すぐ隣にある欽明天皇陵。
堀のある前方後円墳。
忘れているのでなければ、初めて前方後円墳の実物を見たことになる。
堀の手前が鋭角に尖っている。
地図と実物を比較して見て、方墳の右下?左肩?の部分なのだなと分かった。
墳墓の向こうの地形を頭で思い描く。
堀を右に見て進むと拝所があった。
石の鳥居があり、その正面反対側の斜面に石段が設けられていた。
これはどこへ行く階段なんだろうと登ってみると、丘の上の畑の中を通り先に続いている。
どうもこちらが正面からの参道だったよう。
前回、天武・持統天皇陵に行った時も、正面からでなく横から拝所に入ってしまったが、また同じことをしてしまった。
参道入口まで歩いてみる。
丘を下ったところに石柱があり、欽明天皇陵であることが刻まれていた。
それでもこちらには説明板はなく、駐車スペースもない。
横から入った堀の横には駐車スペースと説明板があったから、あながち進入方法を間違えた訳でも無さそうだ。
参道を再び登って下りて拝所に戻る。
拝所には白砂が敷かれ、枯山水の庭の様な波目がまっすぐに引かれていた。
この広い敷地を管理するのは大変だろうな。
地図で見ると堀が周りを囲んでいるが、左側に水は無いようだ。
堆積物が多くなって埋まってしまったのかな。
そちらを巡る道はなく、見学できるのは右側だけである。
堀のある前方後円墳。
忘れているのでなければ、初めて前方後円墳の実物を見たことになる。
堀の手前が鋭角に尖っている。
地図と実物を比較して見て、方墳の右下?左肩?の部分なのだなと分かった。
墳墓の向こうの地形を頭で思い描く。
堀を右に見て進むと拝所があった。
石の鳥居があり、その正面反対側の斜面に石段が設けられていた。
これはどこへ行く階段なんだろうと登ってみると、丘の上の畑の中を通り先に続いている。
どうもこちらが正面からの参道だったよう。
前回、天武・持統天皇陵に行った時も、正面からでなく横から拝所に入ってしまったが、また同じことをしてしまった。
参道入口まで歩いてみる。
丘を下ったところに石柱があり、欽明天皇陵であることが刻まれていた。
それでもこちらには説明板はなく、駐車スペースもない。
横から入った堀の横には駐車スペースと説明板があったから、あながち進入方法を間違えた訳でも無さそうだ。
参道を再び登って下りて拝所に戻る。
拝所には白砂が敷かれ、枯山水の庭の様な波目がまっすぐに引かれていた。
この広い敷地を管理するのは大変だろうな。
地図で見ると堀が周りを囲んでいるが、左側に水は無いようだ。
堆積物が多くなって埋まってしまったのかな。
そちらを巡る道はなく、見学できるのは右側だけである。