四日市あすなろう鉄道内部線

2025-01-23 06:30:07 |  鉄分山盛り、三重の路
日永駅は内部線と八王子線の分岐駅。
八王子線の西日野駅へ向かう電車が到着する時は内部線のあすなろう四日市駅へ向かう電車も合わせて到着し、内部線の内部駅へ向かう電車が到着する時は八王子線のあすなろう四日市駅へ向かう電車がやってくるダイヤとなっている。
なのでこの駅付近にいれば、二つの電車を絡めて撮れるので変化のある絵になる。
しばし日永駅の様子を撮影した。









次は内部線沿線を歩く。
内部線も八王子線と同じく線路のすぐ横を歩けるところは少ない。
時折踏切のある場所で線路に近づきつつ住宅街を歩き、お隣の南日永駅に到着。
そこから内部行きの電車に乗った。





内部線は駅数も多いからか八王子線よりお客さんが多い。
車内の写真は撮りにくいがお客さんは多い方が安心できるね。
終点の内部駅まで乗車。
内部駅には駅員さんがいたので1dayフリーきっぷを提示して改札を出た。
たぶんあすなろう四日市駅とこの内部駅にしか駅員さんはいないんだな。





内部駅には車庫があった。
改札の外から車庫を覗き込む。
車庫は線路の北側にあったので、道路に出てそちらに回ってみたが、車庫内は見ることできず。
そのままぐるっと回って一つ手前の小古曽駅側の踏切を渡り、線路の南側を内部駅に戻ってきた。
本線の線路を挟んだ向こう側の車庫設備を遠望。





帰りは小古曽駅まで一駅歩いた。
そろそろいい時間である。
もう一駅歩くかどうか迷ったが、小古曽駅で電車を待って帰ることにした。
四日市あすなろう鉄道の車両はラッピング広告車両がなく、今回会った車両全てが地の塗装のものばかりだった。
黒字経営できているということなのだろう。
ナローゲージの珍しい鉄道だから、末長く走り続けて欲しいものである。




旧四郷村から

2025-01-21 06:32:49 |  鉄分山盛り、三重の路
四日市あすなろう鉄道の西日野駅の駅前には小さなロータリーがある。
そこに立て看板が二つ。
西日野駅は八王子線の終着駅だが、その昔線路はさらに先に繋がっていたらしい。
すぐ横を流れる川が氾濫して不通となり、そのまま廃線となった。
この先には室山駅と伊勢八王子駅があり、それゆえ八王子線と名がついたそう。
一つの立て看板にその辺りの歴史が解説されていた。





もう一つは観光案内図的な近くの町を紹介する地図だった。
この辺りは西日野町とか室山町なのだが、昔は四郷村(よごうむら)と呼ばれていたそう。
観光地のイメージはまったくなかったが、いくつかランドマークがあるらしい。
目に留まったのは酒造会社があるとの記載。
そんなに遠くないようなので、町を散策しつつ行ってみることにした。





看板の写真を撮ってある程度記憶し歩き出した。
しかし行きたい方向になかなか進むことのできない道割りの町で、スマホ地図を首っ引きで歩かないと思うところに行くことができない。
景色や町の様子を見て歩きたいので、スマホは時々見るだけにしたら、狙っていた道と全然違うルートを歩くことになってしまった。
まあいい。
ここには行きたいと思う場所にだけ、間違わないよう地図を見た。





むむっ、と思った。
室生神社というのがある。
室生という字に縁のある年末年始だ。
行ってみると、大きな幟がはためいていて目を引いた。
急な石段があってなかなか古そうだ。
由緒書きを読むと詳しい縁起は不明だが、伊勢神宮に奉納する米を採る神田があったことに由来して、天照大御神他2柱を祀っているとのこと。
お詣りした拝殿の横に積まれた段ボール箱に、どの場所に使う備品なのか書かれていた。
地域の人が協力して管理してるんだろうなあ。
神様も喜んでいるに違いない。
松が明けたら段ボールに仕舞われて、どこか倉庫に保管されるのだろう。









醸造業の盛んな町だったようで、目当ての醸造所以外にも一軒、最初の地図に醸造所跡とあるのが一ヶ所、お酒以外にもお酢の醸造所もあった。
目当てのお酒屋さんはお正月だから営業はしておらず、中にも入れず残念。
どんなお酒を作っているのだろう。
外には最初に書いた四日市あすなろう鉄道の廃線部分にあった室山駅の駅名標が飾ってあった。





さて駅へと戻ろう。
帰りは氾濫したという川沿いをまっすぐ歩いた。
一本道なので迷わなくてよい道だ。
西日野駅に到着し時刻表を見ると次の電車まで間がある。
一駅なので内部線の日永駅まで引き続き歩くことにした。
線路沿いを歩きたかったが、線路に沿って歩ける場所は限られていたので、そのまま川の堤防を歩いた。



途中、もう使われていなさそうな下水処理施設があった。
堤防の上からなので中を覗くことができたが、距離が遠く詳細は見えず。
堤防を降り入口に回ってみると工事用車両が止まっていた。
解体されるのかな。
そこから日永駅まではもう少し。
堤防を歩き続けたら内部線の橋の袂に来ることができた。




四日市あすなろう鉄道八王子線

2025-01-19 09:56:40 |  鉄分山盛り、三重の路
昨年の初夏に三重県内の鉄道を乗り継いで旅をした。
その時乗れなかった鉄道路線に四日市あすなろう鉄道がある。
お正月は三重に帰省しているし、今年はお休みも長い。
時間があるから一日かけて乗りに行くことにした。
「鉄分山盛り、三重の路」の続編だ。





四日市あすなろう鉄道の起点駅はあすなろう四日市駅。
近鉄四日市駅と接している。
まずはそこから乗車すべく、近鉄で四日市駅までやってきた。
改札を出、四日市あすなろう鉄道への案内表示を見つけ、そちらへ歩く。
結構離れていて意外だった。
屋根付き歩道橋で道路を跨ぎ越す。





到着した改札で「1dayフリーきっぷ」を購入。
550円。
そしてホームに向かうと、いました。
とても小さくおもちゃみたいな電車が。
四日市あすなろう鉄道は線路幅が762mmという特殊狭軌の路線で、三岐鉄道の北勢線と同じ。





車両に乗ってみると、一人掛けのクロスシートが並んでいた。
前に乗った三岐鉄道の電車は向かい合わせのロングシートだった。
車両幅が狭い故、前に他のお客さんが座ると、膝突き合わすボックスシートに座ってるふうな感覚になる。
こんなクロスシートだと視線を気にしなくていいからよろしいね。





四日市あすなろう鉄道には内部線と八王子線の2路線がある。
八王子線はとても短くて、内部線の日永駅から分岐して終点の西日野駅まで一駅しかない。
乗り込んだ電車は西日野行きだった。
てことでまずは八王子線に乗車。
電車は程なく出発した。





八王子線が分岐する日永駅は、あすなろう四日市駅から二駅目。
ここで内部線のあすなろう四日市行きの電車と待ち合わせる。
やってきた電車からこちらの電車に乗り換える人はおらず、車内はがら空きのまま出発。
お正月休み中だからなあ。
車窓はずっと市街地で、街中を走る路線だから、平日の朝晩はきっと通勤通学客で賑わうのだろう。





西日野駅にもすぐについてしまった。
あすなろう四日市駅でもそうだったが、赤い舌を出した小坊主の絵や写真をやたら見る。
四日市あすなろう鉄道のキャラクターなのかと思っていたが、後に四日市市のマスコットキャラクターであることが判明。
こにゅうどうくん、と言うらしい。
舌に触るとご利益があるそうだ。
ホームで写真を撮っていたら、乗ってきた電車はすぐに折り返して出発してしまった。
西日野駅は無人駅。
駅員さんもいなければ、電車を待つ人もいない。
寂しくなった駅を撮影。




ブロッコリー - 東海道本線

2024-07-15 17:42:58 |  鉄分山盛り、三重の路
旅もいよいよ終わり。
最後の行程は東海道本線。
大垣駅から米原駅まで、JR東海の電車に乗る。
ホームにやってきた電車から乗客が降り、入れ替わりに乗車した。
ほとんどの乗客が降りてしまい、車内は空き空き。
二人がけのボックス席の並ぶ車両で、空いた席の窓側に座ろうとすると、座席と通路の境目に小さなぬいぐるみが落ちているのを発見した。
糸が付いていたので、カバンに吊り下げていたのが切れたのだろう。
拾ってもどこか置き場所がある訳でもなく、手の施し様がないので目の前にあって気にはなるが触らずにいた。



停車時間が長い列車で、そろそろ出発かなと思っていたら、前の扉から年の頃20代と思われる女の子が慌てた感じで乗ってきた。
出発に間に合ってよかったねえとそちらを見ると、視線を合わせる訳ではないがこちらに意識を向けてるような圧力を感じ、何だ?と思う。
すると通路を通り抜けつつぬいぐるみを拾って後ろの扉から出ていった。
ああ、彼女のだったのね。
ホームを前に歩いていく彼女のカバンには似たようなぬいぐるみがもう一つ揺れていた。
改札とかで落としたのに気がついたのだろう。
結構な時間が経過してたのに、よく探しにきたなあ。
よほどお気に入りのぬいぐるみだったのだろう。
まあ良かった。
私も気になる物体が目の前から消えて落ち着くことができた。
程なく列車は出発。
後から考えるに、彼女から感じた圧力はさっきまで彼女が座っていた席に私がいたので、ぬいぐるみが落ちていないか私に聞く面倒を思い浮かべたのだろう。
手前の通路に目当てのぬいぐるみがあってホッとしたに違いない。
触らずに置いておいて良かった。
で、あのぬいぐるみは何を模していたのだろう。
ブロッコリーだと思うのだが。



電車は進む。
この二日乗ってきたローカル線の揺れに身体が慣れていて、東海道本線の最新車両に乗るとそのあまりにもスムーズで揺れのない走行に感心した。
スピードを出しても全然揺れないから、どれだけ精緻に線路を敷いて振動制御装置を作り込んでいるのかと感心してしまう。
同じ感覚は在来線から新幹線に乗り換えた時によく感じるが、在来線の普通車両がその精度を持つ時代になってきたということか。



米原駅でJR西日本の新快速に乗り換え。
ちょっとしたお出かけで乗る電車なので帰ってきた感に包まれる。
昨日今日で乗った鉄道会社は6社と、路線数は9つ。
大阪から奈良、三重、岐阜、滋賀とざっくり左回りに足跡を残した。
今回も十分に楽しんだので疲れまくり、大満足したので、旅が終わった残念感は全く無し。
後は眠って帰ってきた。


大垣でも工場萌え

2024-07-13 09:02:04 |  鉄分山盛り、三重の路
西大垣駅の車庫は構内からあまり見えなかったので、外から眺められないかと北側に回ろうとした。
しかし工場の敷地が広く車庫からずいぶんと離れた場所で回り込むことになり、ただの踏切しか見えず。
残念。
辺りは街中の工場地帯で鑑賞対象を工場に変更することにした。



お腹は空いていなかったが、買ってあったあんパンを食べつつ歩く。
感じてなかったがエネルギー不足だったようで、食べ終わるとちょっと元気になって、身体の疲れも軽減した感じ。
甘いものの威力だなあ、歩き続けられそう。





工場はなかなか大きいのに間を縫う道路は狭い。
新しい工業団地ではなく昔からこの地で操業してきたのだと分かる。
だから建物も古くていい。
工場地帯に隣接して住宅地がある。
シームレスな感じで、こちらも古い民家やアパートが隣り合っていた。



養老鉄道は大垣から更に北へ揖斐駅まで伸びていて、そちらの路線の室駅の方へと歩く。
ある踏切を渡って少ししたら後ろで警報器が鳴り出したので、カメラを構えて電車を待った。
車がやってきて踏切手前に止まったので、まあ仕方ないなとカメラを構えていたら、その車がいきなりバックを始めて、私より後方まで下がってしまった。
電車がやってきて、障害物なしで撮影。
その車の運転手を見るとなんとも読めない表情をしている。
私がカメラを構えているのを見て、自分の車を撮られたくなかったのか、障害物なしで私に写真を撮らせたかったのか。
踏切があくと行ってしまった。



室駅は小さな無人駅。
乗車駅を証明する乗車票の発行機があった。
大垣行きの電車がすぐ来るなら、予定を変えてそれに乗って大垣駅へ行くのもいいな。
楽だし。
しかし時刻表を見るとあと20分くらいあった。
残念、元の予定通り歩こう。







沿線は静かな雰囲気の住宅街。
それでも遠く近く車の走行音などが聞こえてくるので、街の中心部にいる事が感じられる。
駅に近づくにつれビルが多くなる。
大垣駅は養老鉄道とJRの接続駅。
ここから先は再びJRである。




お土産とママチャリ - 養老鉄道養老線

2024-07-11 06:30:19 |  鉄分山盛り、三重の路
桑名駅でお土産とあんパンを買った。
なんでも桑名は東西文化圏の境目らしく、カレーに入れる肉が牛か豚か聞くと、だいたい半々なのだそう。
その情報の信憑性は確かめ様がないが、地理的にまあありそうな場所である。
話の種にお土産はカレー味のあられにした。



桑名駅から今度は養老鉄道で大垣へと向かう。
いま養老鉄道では近鉄と東急の旧車両が走っているらしい。
改札口に行くと赤色の電車が待っているのが見えた。
近鉄の方だった。
今度はどこか途中駅で降りるかなと、とりあえず養老駅までの切符を購入。



走り出して思ったのは、この二日で乗ったローカル路線で一番揺れない電車だなということ。
近鉄のお古とはいえ、車両はまだまだ新しいものだ。
自宅近くの幹線を走る電車とそう変わらない。
勝手ながらこうした旅では車両は古いほど面白く、今一つ自身の盛り上がりに欠ける。
前にヒロシが出ていたTV番組で「迷宮グルメ異郷の駅前食堂」を見ていたら、キューバのどこかを訪れる回で、ぼっろボロの電車に乗っていた。
思わず画面を二度見した。
こんな車両が現役で運行しているというのが驚きのボロさで、安全性にたいそう不安があったがとても惹きつけられ、乗ってみたい?いや撮ってみたいと思ったものだ。



車中で養老駅の近くにある名所を調べてみる。
やはり養老の滝だよなと見てみると、駅から4kmも離れてるらしい。
往復2時間(写真撮ってたら3時間)をかける時間はもうないな。
養老駅はなかなか古い駅舎のようで、ドアから見える改札口がいい雰囲気だったが、足腰の疲れも取れておらず、お尻はシートに張り付いたまま。
乗り過ごして大垣まで行ってしまうことにした。



ある駅でママチャリと一緒におじさんが乗ってきた。
座席横でガチョンと脚を立てて席に座った。
サイクルトレインを運用している路線が各所にあるのは知っていたが、こうして実際に自転車を持ち込んでいるのを見るのは初めての気がする。
電車内に生の自転車があるってなかなか変な眺めである
なんとなく海外の電車でロードレーサーを袋に入れずに載せてる映像が頭にあった。
輪行できないママチャリのような自転車こそ、利用すべきサービスだよなあと腑に落ちた。





養老鉄道の車庫は西大垣駅にある。
大垣駅のひとつ手前の駅なので、そこで降りて一駅分沿線を歩くことにした。
車庫の眺めは残念ながら開けておらず、ホームの端から限定された範囲を撮れたのみ。
しかし西大垣駅の駅舎は古く、いい感じ。
駅員さんに切符を渡して乗り越し精算してもらった。




阿下喜駅と西桑名駅 - 三岐鉄道北勢線

2024-07-09 06:25:57 |  鉄分山盛り、三重の路
三岐線の東藤原駅から北勢線の阿下喜駅まで歩いて移動。
田んぼの中の道路を歩き、林を抜ける。
一枚目の写真は道路から覗いた脇道で、歩いたわけではない。







少しお腹が空いたので、昨日食べ残したコンビニの惣菜パンを食べながら歩く。
交通量のある国道を渡る時、後ろを振り返るとセメント工場はもうはるか遠く。
その辺りから再び住宅が広がり始める。
駅の周りは商業施設もあり開けている。



阿下喜駅には電車が待っていた。
パッと見読むことのできなかったサッカーチームのラッピング電車だ。
発車時刻を気にしつつホーム横に置かれた昔の電車車両を撮影、改札を抜けたのは出発の直前の時刻だった。





一番後ろの車両に乗って出発。
その日は三岐線の電車にほぼ座って乗っていたのに、昨日の疲れが出てきたのと、阿下喜駅まで歩いた疲れが重なって、途中下車する元気がなくなってしまった。
北勢線は以前に一度撮影目的で乗ったことがあり、その時沿線も歩いてガッツリ撮った覚えがあるので、今回はまあいいかとホケッと座っていた。





北勢線は762mm軌間のナローゲージで、車両の幅がとても狭い。
なかなかに古い車両で、走り出すときしみ音、振動音がすごい。
金属の打突音が渾然一体となって耳に届く。
モーター音が路面電車を思わせるが、それより少し高音成分が多いだろうか。
スピードの出る区間では盛大に揺れ、左右の揺れの大きいところでは車両間のドアが半分開き閉じる。
遊園地の乗り物に乗ってる気分で楽しんだ。
終着の西桑名駅までずっと乗り続けた。
今回の旅で一番淡白な乗車路線になった。






重厚長大なる - 三岐鉄道三岐線

2024-07-07 17:56:50 |  鉄分山盛り、三重の路
東藤原駅の手前、太平洋セメントの工場横を通過する時、今度はよく見えるよう左側のシートに座った。
行きがけにこんな眺めが見えると知った時は反対側のシートに座っており、こんなのが見えるのか、しまったな、と思った。
座席を移ろうかとも思ったが、移っている内に通り過ぎてしまうだろうとそのまま座っていたら、これがなかなか通り過ぎない。
こんなに長く見れるなら座席を移ったらよかった、またまたしまったな、と思ったが、また戻ってくるとき見ればいいと気がついた。
それくらい広い工場なのであった。





東藤原駅で降りると、側線がたくさん並び、工場の方へ続いている。
ホームからの眺めを撮ったあと、改札を出て工場の方へ歩いてみる。
踏切があるのだが、側線も横切っているので向こう岸が遠い。
保々駅で見た電気機関車のみの重連車両がここでも踏切のすぐ脇に留置されていた。
運ばれてきたばかりで、金属が冷えていくキンキンという音が時々聞こえる。
やはりその場所に留置する理由が分からない。
踏切を通る人に見てもらう為に置いてるようにしか思えないんだなあ。
ありがたく間近で堪能させてもらった。











工場の入口が遠くに見えるので近づいてみるが、門のところにカメラの絵が描いてあるのに気付いた。
前にどこかの工場の入口を通った時、構内撮影禁止、とか、構内はドライブレコーダー電源オフ、とか書かれた看板が出ているのを見た事を思い出した。
こうした工場って治安対策の為に構内の建物の配置といった情報は、関係者以外の知るところとならないよう注意しているらしいので、きっとあの絵も撮影禁止の貼り紙だろうと、変に見咎められないよう引き返すことにした。



さて三岐線の乗車はこの駅まで。
次は三岐線の東側にほぼ並行して走っている北勢線に乗車する。
北端の阿下喜駅まで30分くらいらしいので歩いて向かう。
別れ道まで三岐線沿線を歩いていると、白い貨車を引いた貨物列車が駅前の側線を何度も行ったり来たりして工場に入る線路に移す作業を行っていた。
なかなか面倒そうである。
毎回必要なら直通で入れるルートを設定できないものなのかなと思ったが、そう出来ない何かしらの理由があるのだろう。
駅の南にある踏切からその様子を遠望して、三岐線最後の撮影とした。














西藤原駅 - 三岐鉄道三岐線

2024-07-05 06:27:04 |  鉄分山盛り、三重の路
丹生川駅から西藤原駅へ向かう。
前方には藤原岳が聳えている。
福寿草が咲く山で、まだ若い頃登ったことがあるが、標高はさしてないのに累積標高差が大きい山で、ヘロヘロになって下ったのを思い出す。
途中、伊勢治田駅で列車交換の待ち合わせ。
この駅にも留置線がたくさんあって、この先にある太平洋セメントの貨車が止められていた。







東藤原駅を越えると太平洋セメントの工場横を通過した。
右側の車窓から巨大な工場が見えたのだが、左側のシートに座っていたので、窓越しにその存在を認知。
戻ってくる電車では工場側のシートに座ることにしよう。





西藤原駅は三岐線の終着駅。
ホーム横に昔の電気機関車や蒸気機関車が保存されていたので撮影。
その向こうには広場があって、子供たちを乗せて走る列車用の小さなゲージの線路が敷かれていた。
一度改札を出てみる。













外からみた西藤原駅は駅舎が汽車の形を模していてかわいい。
昔、藤原岳を登った時、ここに車で来た事がある。
屋外展示された機関車と桜の木を写真に撮ったはず。
今と展示のされ方が違っていたし、今の駅舎の記憶がないので、たぶんその後新しくなった駅舎なんだろう。



ホームに戻り、ここまで乗ってきた電車に再び乗り込む。
次の途中下車駅は東藤原駅である。
来る時に車窓から見た太平洋セメントの工場が隣接してある。
途中で遭遇した貨物列車はこのセメント会社のもので、東藤原駅から様子を伺おうと思っている。


貨車がいっぱい - 三岐鉄道三岐線

2024-07-03 06:29:39 |  鉄分山盛り、三重の路
次の途中下車駅は丹生川駅。
保々駅から5駅先である。
近鉄富田駅から離れるに連れ家は少なくなり、緑が多くなっていく。





丹生川駅で降りる目的は、貨物鉄道博物館を訪れるため。
ボランティア運営のため、毎月第一日曜日にしか開館しないということなので、最初は旅程から外していたのだが、外に展示している車両は見学可能ということなので行ってみることにした。







改札を出て左に行くと、三岐線の線路と平行して展示用の線路があり、その上に数両の様々な貨車が置かれていた。
その向こうに博物館の建物がある。
入口のシャッターは当然閉まっていた。
建物の横にも貨車が並んでいる
こちらには蒸気機関車の展示もあった。
開館日であれば、建物の中はもちろん貨車の中にも入れるらしい。











先日NHKのEテレで「沼にハマってきいてみた」という番組があり、そこで二人の鉄オタ高校生が出演していた。
ハマったモノは、一人は電気機関車、一人は貨車。
貨車の方の高校生はここのボランティアをやっていて、貨車を修理する様子が映されていた。
展示された黒い貨車に白い文字で車両形式が書かれていたが、手書きフォントっぽいものがあり、きっと彼らの手によるものだろう。





撮影していると、次の電車までまだ時間があるはずなのに踏切が鳴り始めた。
ドキッとしたが、こういう時は貨物列車がやってくる。
待っていたら保々駅で見たような編成の貨物列車が西藤原方面へ走っていった。
貨物列車の走る時刻を知る術を知らず、見れたらいいなと行き当たりばったりでやってきたが、二度も目にする事ができた。
なかなか頻繁に行き来しているようだ。