畠の片隅で

2014-03-28 00:16:49 | Weblog
田畑や畦道に咲く春の野花は、芽生える場所によって株の勢いが違う。
当然のことなのだが、なんとなくどこでも同じように咲くイメージがあった。
畑の片隅に控え目に咲く、そんな感じ。



しかし条件の良いところでは驚くような生え方をする。
畝をまるまるホトケノザの赤い花で覆われた畑を見つけた。
土は柔らかいし養分も豊富。
草丈がやたら高い。
近寄って花にカメラを埋めて撮影したい。
が、さすがに人んちの畑に入って撮るわけにはいかず、涙を飲んだ。
撮影対象は畦道の近くに咲いてる奴となる。
こうして見ると畑にとっては駆除すべき雑草なのだな…、と思う。
小さくてかわいいのになあ。



川の堤防に上ると、また違う種類の花に出会えた。
青紫のムスカリに、色の抜けた朱色のボケの花。
犬の散歩をさせつつスマホで撮影してる人がいた。
同じようにカメラを向けている私に声を掛けてくださった。
その花はなんて名ですか?
分からず撮ってます 、と私。
こんなの見つけると撮っちゃいますよね、とおっしゃる。
はいはい、その通りです。

帰って調べました。
ハナニラという名でしたよ。




耳原公園

2014-03-27 01:00:54 | 自転車
公園には花が多いイメージがある。
が、それは花壇の花々で、整備された公園ほど雑草に属する私の求める草花は少ない。
サイクリング途中に偶然見つけたこの公園もそんな感じだったが、初めて来た事でもあるし、中央にある大きな池の周りを歩いて一周してみた。

公園の良いところは珍しい木が植樹されていること。
花を咲かせた桜が2本植わっていた。
おー、歩いてみるもんだ。
早咲きの種らしい。

<熱海寒桜>
満開だったが、花の密度はソメイヨシノのように濃くはない。


<冬桜>
こちらはまだ数輪。
繊細な造りの花弁は白く重なり可憐だった。


ソメイヨシノも沢山植わっていたが、蕾はまだコロコロとして、ほころぶにはもう少しかかるかなという感じ。
今週の暖かさで週末までには咲き始めることだろう。
ここはミノハラコウエン。


春のサイクリング

2014-03-26 00:32:05 | 自転車
お彼岸も過ぎ、今年は慣用句どおりこれからずっと暖かいようだ。
大地は一気に緑に覆われそう。
今週も郊外の畑地に春の草花を求め自転車を漕ぎ出した。
大阪北部だとだいたいの傾向として、国道171号を北へ越えると田畑が多くなるように思う。
あくまで私の感覚である。

<耕運>


イナイチ沿いにできるだけ細い道を伝い、入り組んだ知らない道を大体の目安をつけて走った。
その辺りの太い道路を車で通過したことはあったが、少し外れるだけでいろいろと発見があった。
この道はここに繋がっていたのか。
こんなところに神社があったんだ。
こんなところに公園があったんだ。
などなど。

<小さい神社なのに長い参道>


徒歩だと行動範囲を広くできないし、自動車だと狭い道でなにか見つけても駐車して写真を撮るなんてできない。
自転車故の利点だな。
ポカポカ陽気の下、ゆるゆると走っては止まり、走っては止まり。
こんな走り方ができるのも春ならではだ。
冬なら寒くていられない。
夏は暑いから広く伸びやかな道を風を切って走りたい。

<人懐こい猫がいた。 ピント合わせろよな。


春の写真をいくつか入手したので後日の記事ネタに…。

こんなことでも春を感じる

2014-03-23 23:42:07 | Weblog
これまで空き空きだった高速道路が渋滞していた。
そうかこの週末は三連休なのだった。
休日出勤が入ったのでその認識が飛んでいた。
週末のお天気は寒くなる予報だったが、直前になって後半は暖かくなるよと言ってたし。
いよいよ行楽シーズン到来だなあ。
普段と違う遠地のテニス練習会に呼ばれて高速道路を使ったが、渋滞に巻き込まれて大きく遅刻してしまった。
これからは時間に余裕をもって動かないといけない。



桜の開花の便りもそろそろ聴こえてきそう。
いつもの道で先週はまだ咲いていなかった花を見つけた。
ふと目に飛び込んできて気付いたので、先週はまだ咲いてなかったはずだ。
ユキヤナギが体躯を白く覆い始め、コブシは大きな白い花をポンポンポンと弾けさせていた。
これからしばらくこんな身近な眺めの変化を見つけて楽しめる。



あとはそうだな…。
夜の冷え込みが無くなって布団の中がより快適になったからか、なかなか寝床を離れれなくなった。
冬の間は夜この時刻に就寝すれば、朝これくらいには起き出すだろうという時刻から2、3時間は長くうつらうつらしている。
寒さ厳しい頃は布団の中でも寒く、起き出した方が暖かく過ごせるから早起きしていたような気がする。
そうだ、寒かった頃は朝方尿意が強くて起きるしか仕方ない事態に頻繁に襲われたっけ。
今はそんな事もない。
膀胱が小さくなったのかと思ったが、夜間の発汗量が極端に少なかったからだろう。
3月に入って布団の中が少し暑いと感じる時もあるから、膀胱に入るべき水分が汗に廻ったようだ。
そう言えば夏場は朝の小便なんて極少量だもんな。




ツール変更 その後

2014-03-19 00:21:41 | テニス
変わらず毎週練習できているのだが、テニスの腕前は上がっているようないないような。
毎週何かしらポイントを掴むのだが翌週のプレー時に再現できない。
うーん、悔しい。
若くないから仕方ないのか。
せめてレベルダウンしないようにあがくしかないようだ。

  

話変わってストリングス変更のその後。
一本を切れにくい奴に張り替えて、その硬さに慣れるべく続けて使用してきた。
だいぶ違和感もなくなり、そろそろもう一本の切れやすいストリングスを張ったものと、3:1くらいの頻度で交換しつつ使っていこうと思い、日曜に再び切れやすい方を使った。
ら、なんだこれ。
フニャフニャである。

ビヨーンと伸び伸びな感じでなんとも頼りない。
気に入っていたストリングスなので、柔らかで快適な打感を再び味わおうと思ったのに。
慣れというのはすごいものだ。
こんな風に感じ方が変わるんだ。
面白い。

ラケットは薄く小さく飛びにくい奴を使っていて、腕力の衰えから厳しくなって来たので、テンションを落として飛ぶようにしていた。
しかし、この柔らかさなら5ポンドくらい固く張ってちょうどいいかも。
今度切れたら試してみよう。
思わぬところでまたまたストリングスの特徴の違いを体感できた。
…あれ?
これって腕力回復したという事か?

御無沙汰、春の野

2014-03-17 23:42:14 | 自転車
土曜日曜と暖かく、ぐんと春めいた。
日曜日なんて最高気温16℃だって。
暖かさに誘われて、テニスコートへ自転車で行くことにした。

16℃という温度がどれだけ暖かいのか忘れており、寒いといけないと念のためバッグに冬の上着を入れて部屋を出た。
長袖のフリースくらいはいるだろうと思ったが、走り出す前から暑い。
早々に脱いでバッグにしまい、長袖ではあるが薄っすい薄っすいペラペラのTシャツに袖なしフリースで漕ぎ出した。
おー、腕は空気をスースー通すが、これがひんやり感じるくらいで寒くはない。
走るにつれて体も暖まり、寒気は感じなくなった。
こんな薄着で平気なんだ。
気持ちいい。

しかし一方で、脚に少し負荷をかけると、あれ?この脚は誰の脚?
自転車乗るのをサボっていた事を如実に実感。
平地でシフトアップしスピードを上げようとするだけで、太ももは無理だ無理だと首を振る。
いつもと違う準備に時間を使い遅刻しそうなんだから、ままそう言わずにとなだめすかして走った。
にょほほ、しんど。
脚への運動強度がテニス(ダブルス)とは全然違うな。

テニス後、コンビニで買った昼食を持って郊外へ走った。
畑や田んぼの拡がる一角の少し奥まった場所に白い花を付けた梅の木を見つけた。
梅の花見をしながらおにぎりを食べよう、と自転車を止める。
樹下には梅の花びらが散っていた。
春の始まりを告げる梅の花も、そろそろ終わりに近づきつつある。

<タネツケソウ>


食後、自転車を置いて田んぼの畦道を歩いた。
これまで毎週山里を訪れはしたものの、車中に籠り外は歩かなかった。
寒くはあるものの早春に咲く野花はすでに咲き始めていたよう。
田地ではお馴染みの花々が迎えてくれた…。
タネツケソウ、ナズナ、オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウ。
タネツケソウやナズナの花が早いよう。
田んぼを一面埋めていた。

<ナズナ>


後の3種はこれから数を増やすだろう。
オオイヌノフグリの星の海の様な群落に出会えるのももうすぐだ。

<ホトケノザ>



フクちゃんのいた町

2014-03-14 00:08:59 | その他旅行き
鎌倉観光 最終話

佐助稲荷神社をお詣り後、住宅地を下り、帰途に付くべく鎌倉駅まで歩いた。
鎌倉の様々な場所の住宅街を歩いたが、こうして思い出しつつ記事を書く度に、なにかしら身近な街の佇まいとは違っていたなあと思いを新たにする。
これは鎌倉に限らず、その土地その土地の歴史や文化、風土から特徴が現れ来るもの。
旅したんだなあと思い起こさせる貴重な記憶。

最近は日々平穏であるためか、週末のいつものお休みでは刺激が足りないよう。
長距離列車乗車時のワクワク感、車中泊した朝の節々の痛み、早朝ドライブのすがすがしさ。
旅した時にしか得られない感覚を懐かしく思い出すようになった。
最後に泊りがけの旅をしてからそろそろ3ヶ月。
冬籠りも終えて、長旅好きの虫が起き出したようだ。

暖かくなるのも時間の問題。
また、知らない町を歩きたい。




ぞくぞくした。

2014-03-11 21:53:57 | その他旅行き
鎌倉観光 その十四

ガイドブックで銭洗弁財天の近くに他に訪問先は無いかと探すと、佐助稲荷神社というところがあった。
赤い鳥居が並ぶお稲荷さんならではの写真が撮りたくて、今回の鎌倉観光の最終訪問地とした。
銭洗弁財天から閑静な住宅地を歩き佐助稲荷神社への入口に着くと、果たして赤い鳥居がずらりと並んでいた。
この鳥居をくぐり石段を登ってお詣り。



東を向いた谷間にあるので、午後の早い時間なのに薄暗く、すでに夕暮れの趣き。
そんな中、細く長い径を行く。
お稲荷さんなので参道を守るのは狐の石像。
怖い顔をしてこちらを睨むので素直に怖い。
石段を登り切るとこじんまりとした境内。
山中と言ってもいい林に取り囲まれ、霊気が満ち満ちていた。



向かって左側に山の中へ伸びる道があり、登山道に繋がっていたはずだ。(早、記憶が怪しい。
苔むした石の祠がたくさん並び、雨のしぶきで土を被り大地と同化しつつあるのが、存在を忘れられた山中の祠のようでうら寂しい。
陶器の狐の置物がこれら祠の周りや境内の至る所に沢山沢山置かれていた。
お馴染みの赤い耳に白くすんなりした体躯も土を被り汚れていた。



そんな佇まいが薄暗い下にあるので、なかなか幽玄なものがあった。
人形が苦手なのでやっぱり怖い。
人々の願いが込められ奉納された神狐であるが故、様々な想いが渦巻き、辺りの空気の重みを増していたに違いない。
写真撮影の被写体選択に苦労した。
ここは出世開運、仕事運上昇の御利益があるとか。
信心の心あらば、この雰囲気からして願い事成就間違いない事だろう。

楽しいお買いもの

2014-03-10 02:00:33 | Weblog
ビジネスバッグがボロボロになってきたので、そろそろ買い替えようと茶屋町のロフトへ出かけた。
合成皮革は軽いが持ちが悪い。
今度は本革のにしようか。
でも重いしなあ。
手入れ出来そうも無いし。
かっちりした造りの物が好みなのだが、最近は少しふにゃっとしているナイロン製ポリエステル製の鞄が主流のようだ。
品数が多い。
ちょっと趣きを変えてそんなのにしてみようか。
うーん。
迷って迷って購入にはいたらず。

ロフトには久しぶりに来たがやっぱり面白いなあ。
1階の入口にホワイトデーのプレゼントコーナーがあった。
百貨店の地下食品売場だと、出店しているお店の自社製品のみの商品展開になるが、ロフトのこのコーナーは様々なメーカーの様々なコンセプトの製品が並び、選択の幅が広い。
フロア一杯を巡らなくてもいいので楽ちん。
お返しの品を手に入れるのをここに決めた。
三品選択し購入。
あ、今年の私の成果がばれちった。

1階にはもう一つ面白い店があった。
カメラ屋さん。
引き込まれるように脚がそちらに向かう。
とてもこじんまりとしたお店。
大手のカメラ屋さんだと大量の多種多様な商品が商品種別毎に陳列されるが、ここは選りに選った少量の商品がギュギュっと詰まっていた。
ストラップ各種にトイフォトカメラ、オールドカメラにスマホカメラ用レンズキット、各種付属品。
必要も無いのに欲しくなってしまう。
いかんいかん。

いやいや、楽しいウィンドウショッピング。


ツール変更

2014-03-09 10:40:47 | テニス
ストリングスをちょいと耐久性のある奴に換えてみた。
1月中頃に張り替えたストリングスが3月初日に切れた。
使用ラケットは2本。
これを同時に切れないよう調整しつつ交互に使用。
昔は3ヶ月に一回程度だったのが、このところ持ちがどんどん悪くなり、2ヶ月に一回張り替えという頻度になっていた。
それが2ヶ月持たなくなった。
これはさすがに経済的に厳しい。

コーチに相談すると、私の使用しているストリングスは打球感重視で耐久性が最も低いものらしい。
マルチフィラメントのナイロンガット。
耐久性重視ならポリエステルにしてみるかと言うが、ポリって無茶硬いイメージがある。
試してみてもいいかと思ったがちょっと怖い。
それでナイロンガットで今のより耐久性のある奴に張り替えてみた。
昨日、その試し打ち。
結果は。

ははーん、なるほど。
少し硬い。
前のはムニョーンとボールをホールドし反発力を解放していたのが、今度のは芯が太く粘りが大幅に増し伸び方が抑えられた感じ。
確かに硬くなったが腕にガツンと返ってくるわけではない。
伸び方にムラが無いのでコントロール性はアップしたような気がする。
柔らかさも残っておりガチガチではないので、少し使ってみようと思う。

これまで使用してきたストリングスは柔らかい打感が気に入って、ラケットを換えてもストリングスは換えず使用し続けてきた。
馴染んだラケットで今回のストリングスを試すと、打ち比べなどしなくてもその違いがありありと把握できて面白かった。
テニスを始めたころはストリングスの違いなど当然分からず、何を張っていたかも憶えていない。
その内にテニス雑誌でストリングスの種類の知識を得て、マルチフィラメントがナチュラルガットに似ているとの事から今の製品に固定したように思う。
その際いくつか打ち比べたかもしれないが、その差など分からなかったはず。

自分好みのストリングスを探す近道は、なんでもいいから常用するストリングスを持つことなんだな。
そのストリングスに馴れた後、自分のラケットに他の製品を張る。
さすれば試用製品の特徴把握はたやすい。