浅草土産

2014-12-23 21:42:06 |  東京撮影旅行
東京撮影旅行<十八>

観光ガイドブックの浅草のページに聞いたことのないお酒が紹介されていた。
その名を「電気ブラン」。
説明を読んでみると、高アルコール度数のカクテルのようだ。
何より私を引きつけたのは写真のボトル形状。
フラスクボトルではないか?
もうそれだけで購入条件をクリア。
雷門を見学したあと販売元の神谷バー前を通り購入した。
うーむ、フラスクボトルにしては厚みがある。
大きくてポケットには入らないな。
どんな味がするのだろう。
楽しみに持って帰ってきた。


冷やして飲めとある。
冷やして飲んでみた。
んん?この香りは何かで嗅いだような。
薬用酒の匂い?いや香草か。
そうだ、鞆の浦に行った時買った保命酒の匂いがこんなだったような。
でもそれよりはスッキリした感じだ。
お味は甘口。
ピリリと舌を刺す味わいも電気ブランの名のイメージに繋がるとのことだが、アルコールで爛れた私の舌には優しく感じるものだった。
冷製の魚介に合うらしいのでサーモンのマリネサラダとローストビーフの生春巻きを買ってきた。
なるほど良い相性だ。
異論なし。
甘口なので辛口のビールをチェイサーに飲むと味わいが変わりお薦めらしい。
今度試してみよう。

調べてみると東京では知られた酒のようで、文学作品にも登場するらしい。
カクテルのレシピが出来たのは明治の頃。
当時新しい物には電気という言葉をつけるのが流行りだったそうで、ブランデーのカクテルだからそんなネーミングになったとあった。
例によってボトルを記念撮影。

<表面ラベル上部>


<裏面ラベル>


<表面ラベル下部>



<ボトル側面下部>


<キャップ>


<ボトル全体像>


<ボトル最下部>



634m

2014-12-21 21:00:57 |  東京撮影旅行
東京撮影旅行<十七>

夕食は帰りの新幹線車中で食べた。
東京駅でお弁当とお酒を購入。
旅する度、車中飲酒量が徐々に増えていく。
ビールでもワンカップでもなく日本酒の小瓶を買ってしまった。
容量はきちんと覚えていないが2合くらい入ったやつだ。
売ってる銘柄はいろいろあって、日本全国の酒が選べた。
普通地方の駅で買おうとするとその土地の物がメインで売られているが、東京駅は違うんだな。
究極のセンターステーション。
私としては東京観光に来たわけだから、東京の酒とまでは言わないが、せめて関東で造られた酒が飲みたい。
探してみると数は少ないが幾つか発見。
これにした。



東京スカイツリーの影絵が気に入った。
それに名前が六三四野だ。
でもコップが無いなと思っていたら、小ぶりのポリコップを付けてくれた。
ありがたい。
お弁当は築地のお店のこちら。



でも、冷えたはらすは脂っぽくて…。
深川めしとどちらにするか迷ったのだが、深川めしはあさりだかはまぐりだかだけだったので飽きるかなと思って止めたのだが、そっちの方が良かったかな。
まあ、日本酒とは合ってたので贅沢は言わないでおこう。

都電荒川線

2014-12-19 23:22:50 |  東京撮影旅行
東京撮影旅行<十六>



3日目午後は電車撮影を楽しんだ。
撮影対象は都電。
乗るのは初めて。
かつては今の地下鉄の様に都内に路線を張り巡らしていたようだが、地上での交通手段は自動車に取って代わられ路線数を減らし、今は荒川線だけ運行しているらしい。
荒川線は道路との併用区間が少なくて、主に専用の敷地内を走っているので生き残ったのだろうか?



まずは新庚申塚から荒川車庫前まで乗車。
どの停留場間でも乗客は多かった。
路面電車って空いてるイメージがあるのだが、流石に都内を走るだけある。
荒川車庫では待機中の車両や、隣の公園に保存されてる旧車両なんかを狙った。
車庫は小さくて、全車両は格納できなさそう。
ここ以外にも車庫があるのだろうか。



その後、荒川車庫前から飛鳥山まで戻り、道路併用区間を撮影しつつ王子駅前停留場へ歩いた。
道路併用区間の撮影は難しい。
道路の中央を走る電車の手前に自動車がどんどん入ってくる。
電車を撮ってるんだか自動車を撮ってるんだか分からない写真ばかり。
失敗のオンパレード。
故に併用区間の写真で掲載できるモノなし。



王子駅前から大塚駅前へ。
都電の車体広告って変だ。
車体全体にではなく、側面の中央部だけにラッピングしてある。
ここで時間切れ。
残念ながら帰る時間である。
大塚駅前での撮影を最後にし、山手線で東京駅へと向かった。




実物は見れないので、せめて映像で。

2014-12-17 01:32:16 |  東京撮影旅行
東京撮影旅行<十五>

3日目、午前の目的地は東京ドームシティにこの夏できた「TeNQ」。
「テンキュー」と読むその施設には、床に円形の画面が据え付けられ、観客はその周りから映像を覗き見る事ができるらしい。
衛星軌道上にある宇宙ステーションの足元に空いた窓から地球を見下ろすような映像らしい。
高精細な画像らしいので、本当に宇宙空間を覗いているような気分になれそうだ。
ネットで偶然そんなものがあると知り、SF好き宇宙モノ好きな私としてはもう行くしかない。
今回の東京旅行はこれが見たくて企画したようなものだ。

勇んでその日一回目のに入場。
「TeNQ」にはその映写室「シアター宙(そら)」以外にも展示室があるので、現地で説明を受けるまでその「シアター宙」は暗い部屋にあって常に映像が流され、その他の展示室と行き来できるものと思っていた。
実際は数分間の映写が45分置きにあり、入場一回につき一回しか見れなかった。
まあそれはいい。
が、内容は想像していたものと違い少しガッカリ。
以下、期待が大きかった故の辛口の感想。

まず、映像が思ったほど高精細で無かった。
映画館やブルーレイディスクで宇宙モノの映画を見た方が緻密な映像に感じるのはなぜだろう?
と考えて分かった。
たぶん画面が近過ぎるからなんだろう。
巨大な画面表面が2m先にあったからな。
TVも近くで見れば発光素子を一つ一つ見分けられる。
なので鑑賞位置をもう少し高い所にセッティングしたら良いのでは。

次に映像の動きが激しい。
足元に広がる画面が動くので浮遊感を味合わせたかったのかもしれないが、平衡感覚が狂い気分が悪くなるので動きは控えめな方がありがたい。
星を眺める視点の変化を表したらしい映写内容も、宇宙旅行的なイメージで宇宙船の座席横の窓から見えるものと言ってもおかしくない。
それなら足元に映す必要性はあまりない。
無重力の宇宙でも上下を意識する惑星軌道上から見下ろす映像に特化しても良いのでは。
地球だけでは変化が出せないなら、木星や土星の軌道上からの画像を加えたり、あるいはタイタンなどその衛星軌道上からの眺めとすれば、惑星の出など劇的な演出も可能だろう。
速い動きは必要なく、慣性の法則に則った無重力下での等速度の画面変化でいい。
大人も楽しめると銘打つなら、リアルに現実感漂うものとすべきだ。
軌道下の星の輝きが窓から外れれば、宇宙の闇の深淵が覗け、畏怖の念を感じさせる表現もあってよかろう。

そういった落ち着いた映像を継続的に流し、「TeNQ」施設を宇宙ステーションに見たて、「シアター宙」を宇宙ステーションの窓としていつでも入り観察できるような造りだと理想的だ。
公園で見慣れた景色をぼんやり眺めるように、宇宙ステーション内での生活でぼんやり外界を眺める事が出来る場所、みたいな…。
ああ空想はどんどん拡がっていく。



その他の展示は面白かった。
「サイエンスエリア」は太陽系探査の現状を教えてくれ、「イマジネーションエリア」はとても工夫された仕掛けが施され、子供はそれはもう楽しかろう。
子供達にはたくさん訪れてもらって、宇宙を好きになって欲しいものだ。
目指せアストロノート。



鉄骨の塔

2014-12-14 22:23:27 |  東京撮影旅行
東京撮影旅行<十四>

日の出桟橋の最寄駅は、ゆりかもめなら日の出駅、JRなら浜松町駅、地下鉄なら大門駅である。
東京タワーが近い。
あまり東京観光したことが無いとは言え、東京タワーには行ったことがある。
展望台にも昇ったし、蝋人形館も見た(と思う )。
でも夜に訪れたことはない。
ライトアップされた姿を見ておこう。
宿に入る前に立ち寄ることにした。

歩いて行けないことは無いが、一日も終わろうとしているこの時間、さすがにその元気はない。
大門駅から一駅、赤羽橋駅まで地下鉄で移動。
駅から東京タワーへ歩いて行くと、見えてきた。
夜空にオレンジ色に浮かび上がっていた。
どんどん近づいてくる (当たり前)。

東京タワーって丘の上に建ってるんだ。
坂道を登らされた。
登り切るとようやく足元からてっぺんまでが視界に収まった。
四方向に脚を伸ばしてどっかと立ち、空に尖塔を突き立てる。
すごい存在感だ。
わざわざ立ち寄ってよかった。
仰ぎ見て思う存分撮影した。

掲載写真はアートフィルターを通して絵画風にしてみた。










隅田川

2014-12-13 00:15:31 |  東京撮影旅行
東京撮影旅行<十三>

浅草からは隅田川を下る遊覧船が運行されている。
今度は水上から東京を眺めてみよう。
なんでも隅田川に渡された12の橋をくぐるとか。
船は小さくはないだろうが、大きい船とも想像していなかった。
が、案内を読むと数百人も乗れる船だった。

そんなに需要があるのか。
すごいな。
船は橋をくぐらねばならないからか、平たい船体をしていた。



日が沈もうとする頃、日の出桟橋に向けて出発した。
大きな船なのに乗った時はもうほぼ満席。
人気あるんだ。
当然空いているのは中央通路側だから、そこに座ったら景色なんて見えない。
遊覧船なのにこんな造りなのはなんでだか?
それで船尾の半2階デッキとでも言うべきところから後方を眺めることにした。



船は遅過ぎもせず速過ぎもせず、遊覧航行していく。
半2階デッキに窓はなく、風が巻き込んで入ってくる。
まだ暖かい日だったので、着込めば寒さはしのげたが、エンジンの排気が風に混ざってたのが少し気になった。
夕刻なので夕焼けが見えないかと期待したが、川は南北に流れており、後方に夕陽が輝くことは無かった。
そりゃ期待し過ぎか。



東京スカイツリーを見るのは今回が初めて。
12も橋があると、これでもかというくらい撮影の機会がある。
見えなくなるまでスカイツリーと橋を組み合わせ上手く撮れないか試せたが、成果は今一つ。



空は徐々に光りを失っていく。
反対に地上の明かりが目立ってきた。
座ってなければ右舷でも左舷でも、気になる被写体に迫れる。
デッキを居場所にするのはいい選択だった。
すっかり暗くなる頃、日の出桟橋に到着。
流れる景色と共に、夕暮れ時の明から暗への移り変わりも加わって、なかなか変化を楽しめたクルーズだった。




たくさんの人が

2014-12-12 00:14:13 |  東京撮影旅行
東京撮影旅行<十二>

浅草寺を西に出て町を歩く。
こちらの通りもお店が並び、まずまず賑やかだ。
浅草花やしきが近づいてきた。
日本最古のローラーコースターがあるとのことで入ってみたかったが、入場料が予想以上だったので諦める。
入口から中を覗くと、遊具が密度高く重なって、写真撮影が楽しそうなところだ。
半日時間が取れる機会がもしあれば、入ってみよう。



ホッピー通りなるものがあった。
居酒屋がズラリと並び、まあ大勢が昼間っから店先のテーブルで一杯やってるよ。
私も酒呑みだが、特殊な状況でなければお昼から酒を飲むということはない。
みんな好きなんだなあ。
いや、実は彼らは今この時が特殊な状況なのかもしれない。
みんな観光客で、浅草のホッピー通りに来た記念に酒を飲むんだって。
なことはないか。



伝法院通りの屋根にいるという鼠小僧を見つけ、浅草公会堂の芸能人の手形をチラ見して、仲見世に戻った。
表参道は変わらず人が多い。
雷門から来る人の流れに逆行するのは大変そうなので、仲見世のお店の裏道を通ったが、道が狭いので結局人口密度は同じ。
しかも前から人がどんどん来る。
明らかに観光客らしいのに、なんで裏道通ってお参りするの。
と、納得いかなかった。

東京観光の主役

2014-12-11 00:07:49 |  東京撮影旅行
東京撮影旅行<十一>

二日目午後は浅草をうろついた。
ここもまた人の多い所だった。
東京の観光名所の人出は尋常でないな。
銀座線浅草駅から浅草寺を目指す。
歩道を行くとビルの脇から突然雷門が現れる。
おお、これがあの有名な。
提灯デカイなあ。
ふーん、提灯の底にも細工が施されてるんだ。



雷門の向こうの仲見世は幅広の道なのに人で埋まっていた。
初詣に来たみたいだ。
ここでも買い食いしてお腹をごまかした。
焼き立て人形焼にみたらし団子。
人が多いからか店先で食べるよう言われる。
タレが人の服に付いたらトラブるからな。



参道はゆっくりとしか歩けない。
一軒一軒お店の様子を覗きながら歩を進めた。
食べ物以外のお店にあまり食指は動かず、あれれ?
ガイドブック見てたときは色々道草しそうだったのに、どうしたんだろう。
なのであっさり宝蔵門に到着。
こちらも立派な山門だ。



宝蔵門をくぐると、本堂前の大きな香炉で線香がたくさん焚かれ、煙が立ち上っていた。
人が群がってる。
おー、これもTVとかで見たことあるぞ。
私も煙で身を清めて本殿へ。



天井画があった。
ここのご本尊は観音様。
これまで訪れた都内の寺院は比較的新しい建物であることが多かった。
関東大震災や東京空襲の被害を受けてきたからなあ。
浅草寺の建物もほとんどが鉄筋コンクリート造りらしい。
んー、お寺ばかり訪ねてるな。




旅人と商人の守神

2014-12-10 00:10:17 |  東京撮影旅行
東京撮影旅行<十>

今回の旅では都下の鉄道網を利用してあちこち行き来したが、乗り換えで最も多く利用した駅は地下鉄の銀座駅だった。
その改札フロアの一画にカッコイイ像が静かに佇んでいた。
マーキュリーだそうだ。
一目で気に入って撮影した。
その後も横を通る度、目があう。

背景が今ひとつだったので、アートフィルターでデコレートしてみた。
これからも変わらず旅人を見守ってくれる事だろう。




洋風?寺院

2014-12-09 00:01:25 |  東京撮影旅行
東京撮影旅行<九>

日比谷線築地駅から築地市場に向かうと、途中にお寺がある。
事前に知っていなければそれはお寺に見えなかっただろう。
広い広場の向こうに、時代を経た博物館か美術館のような建物がどっしりと建っている。
築地本願寺である。
和風木造建築で無い寺院なので洋風に見えたが、古代インド様式らしい。
ならそんなデザインでも不思議は無いか。
でもやっぱりお寺には見えないな。



拝観自由なのでお参りさせてもらった。
石造りの広い階段を登り、大きな扉をくぐり本堂の中へ。
本堂はとても広く、ズラリと椅子が並べられている。
大人数でも法事が可能なとこだ。
遠く正面には仏様が安置されていた。
阿弥陀如来らしい。



入口入って左右に階段があるが、そこの手すりに動物の彫物があった。
なんだか凝ったデザインで、やはり美術館を見学にきた気分になった。