もちろん夏休みは長い方がいいけど

2017-06-29 19:28:43 | 山行
今年は5日間連続して休みを取れない可能性があり、久しぶりの分割取得となるやもしれぬ。
無理やり休めないことも無いが、うまく調整しておかないと休み明けの仕事の状態が恐ろしい。
それに、何が何でも長期休暇が欲しい、という執着が今年はあまりない。
遊び過ぎかな。

短いお休みとなると山は日帰りで旅程に折り込むことになる。
いや待てよ。
山の雰囲気を味わってゆっくりしたいのなら、山頂に立つことを目的にせず、山小屋に行くことを目的にしたらいいのでは。
山小屋に早く着いて付近を散策し(あれ?前にも書いた気がする)、山上の夕焼け、朝焼けに染まり、星空を仰ぐのだ(雨でなければ)。
気に入った文庫本持っていって物語世界に浸ってもいいな。

ガッツリ歩くと山小屋に早く着いても疲れちゃってあまり動けない事が多い。
余裕がありすぎるくらいの行程で、山小屋でゆっくりする体力を保持して(なんだそりゃ)到着するのだ。
考えてみれば、写真撮影に時間を取ると当然バッテリーの減りは激しく、長期縦走だと最終日まで持たない。
山小屋で充電できるところは少ないからなあ。
毎日お花畑ばかり見ていたら、きっと飽きるに違いないし。
なら一泊か二泊で十分ではないか。
これに山周辺の観光をプラスして、短くとも充実した夏休みにするのだ。
登山口からそれなりの距離で、花が豊富で、見晴らしのいい山小屋ってあるかな。




今年も夏休みは7月

2017-06-27 23:31:50 | 山行
夏休みはどこへ行こうか。
そう考えた時まず頭に浮かぶのは日本アルプス縦走である。
前回は南アルプスだったから、今回は北アルプスかな。
行くならそろそろ決めないと、と本屋さんで山のガイドブックの背表紙を眺める。
北アルプス南部をまとめたのがあって、買ってしまった。
槍や穂高が最初に紹介されていた。

知らなかったのだが、槍ヶ岳といってもコースを選び槍ヶ岳だけ登る分には難易度は高くないようだ。
ふーん。
穂高岳との縦走路が難路らしい。
行くなら山中に長く留まりたいし、すると縦走になるからやっぱりこの辺は止めておいた方がよさげだな。
梅雨時で雨の中歩く事になるから、さらに難しそうだし。
もう少し平たいところを探そう。

これまで二度した縦走はしっかり歩いたけど、別にガシガシ歩かなくてもいいんだよなあ。
縦走って言っちゃうと距離を歩かねばと思ってしまうが、山の上公園でゆっくりするみたく、撮影メインでお花畑の横でお昼寝して(雨じゃなければ)、二泊三日のコースを四泊五日で歩いてもいいかも。
岩場を歩くスリルを求めているわけで無し、非日常の世界でゆるり時を過ごしたいのが今の気分だ。
まあ、一週間休めないと出来ないんだけど。




望遠レンズを持ってけば良かった

2017-06-25 20:32:55 | その他旅行き
コーヒーを自分で淹れるようになって、当然お店で飲むコーヒーにも今までと違う興味を持つようになった。
いろいろと評判のお店に行ったが、関西でも探すことになろう。
早速、能勢に「ありなし珈琲」なんてお休みの日だけお店を開ける所を連れに教えてもらい、行ってきた。
「野間の大けやき」という天然記念物の袂で営業している出店の小さな屋台だった。

<右下>


大きなけやきの木も見所だけど、アオバズクがその木で?近くで?営巣しており、たくさんの人々が遊びに来るところみたいだ。
バイクのツーリング途中で寄ってる方も多数。
暑い日だったのでアイスコーヒーを頼むと牛乳瓶に入って出てきた。
へえ、面白い。

<ビスケット付>


お昼ごはんも食べたかったが食べ物は提供していなかったので、事前に歩いて行ける近くのパン屋さんでベーコンエピとあんパンを買ってきてあった。
ベンチもあるのだが日なたで暑そうだ。
大けやきの大きく張り出した枝の下の影に入り、側溝脇のうまく階段状になった場所を見つけ、涼しく落ち着いて食べ飲みすることができた。

<あんパンあたたかかった>


大けやきはそれはそれはでっかくて、幹の太さといったらない。
けやきの隣の木にアオバズクの巣があるのか、望遠レンズで写真を撮る人やバードウォッチング用の望遠鏡で観察する人たちの周りに一般の人たちが集まって、何処にいるのか教えてもらっていた。
見つけにくいようで、後で自分も教えてもらいつつ探したが、なかなか見つけられなかった。

<ご神木>


ようやく見つけたのは枝にとまっている一羽だった。
みんなアオバズクの巣を見ていた訳ではないようだ。
一度見つけると見え方が分かるのでもう見失うことはない。
ピクリとも動かず止まっていた。
夜行性だから眠ってたのかな。


白鬚岳で足慣らし

2017-06-21 22:35:19 | 山行
今年初めての山行きは6月になった。
あれあれとっても期間の開いたこと。
登ったのは奈良県は台高山脈前衛の白鬚岳。
どこか山に行こうと思い立ったのは先週になってからで、直前まで行先を決められず。
というのも引越しで関西の山のガイドブックが何処かのダンボール箱に入ったままで、探す時間がとれなかった。
仕方なく本棚に入ってた地図から近場で登ったことのない山を選んだ。
ガイドブックに記載されているような山の特徴、例えば花が多いとか、眺望に恵まれるとかいった情報は少なく、ただただ足慣らしのため適当な登山時間のとこはないかと見つけた山だ。



登山日前夜、山に向かう途中の道の駅に車中泊し、早朝から登り始めた。
登山口は東谷出合。
紀伊山地の山はほとんどが植林で覆われ、尾根にのみ広葉樹が残るイメージがある。
ここも植林帯の上りから始まった。
それでも林床の下生えは多く、長く放置されている感じだ。
咲く花は少ないものの、幾つか目に止まる花があり、写真を撮りつつ進む。
最初傾斜は緩やかだったが、神ノ谷分岐にかけて急坂となり、息を弾ませ上る。



尾根に着くともう脚の筋力がなくなりかけていた。
まだ半分しか来ていないのに、こりゃいかんな。
最近筋肉にあまり負荷をかけてなかったからなあ。
自転車にも乗っていないし、歳をとったから筋力の衰えも激しいのだろう。
しかもバランス感覚も鈍り、狭い足場で脚を開いて立てないと体がふらつく。
こんなでアルプス縦走なんてできるのかしらん。



尾根に出ると植生が変わった。
ブナとヒメシャラの木々らしい。
所々で林がきれると横に並び連なる峰が覗ける。
斜面一面が杉だか檜だかの針葉樹で覆われた眺めだ。
所々にある広葉樹も緑が濃くなって針葉樹に混ざり目立たない。
緑のじゅうたんを立てたみたいだ。



尾根の途中の小白鬚までは上りばかり。
小白鬚で荷物を降ろして汗を拭き、少し腹ごしらえ。
いつからか行動食はカントリーマアムである。
いつもなら2、3枚食べてまた歩き出すのだが、すぐまたお腹が空くので5枚食べてみた。
ら、少し多かったよう。
この後山頂に着いてもすぐお昼を食べたいという気にならず。



小白鬚から山頂までは下ったり上ったりを5回繰り返さねばならない。
結構下る。
うーんまた上るのか、って5回ため息をついた。
4つ目のピークから山頂が見えた。
まだ結構距離があるなと目測し最後の下り上りを頑張ると、思ったより早く山頂の石碑が見えた。



ところでここまで他の登山者に一人も会っていない。
こんなにいいお天気の週末なのに。
ずいぶんと人気薄な山だったようだ。
確かに咲いてる花は少なく、眺望も360°遮るものなし、なんて山ではない。
花の時期は別にあるのかな?
誰もいないのをいいことに、山頂の小さな広場に一人なのにレジャーシートを広げて昼寝したった。



30分ほどして起き出し、お昼にした。
オニギリを喰む。
小さなアブとハエの羽音だけが聞こえる。
青かった空には薄雲が広がっていた。
アリンコがズボンを上ってくる。
汗で濡れたシャツが冷たい。



1時間くらいいたがその後も誰もやってこなかった。
下山することにした。
このまま誰にも会わなかったら、初めての経験になるかもしれない。
と下っていたら、下から二人連れの老夫妻が上って来られた。
その日初めて言葉を発した。
下りはさくさく、撮影に脚を止めることもなく降りてしまった。




今年の初夏は

2017-06-15 01:16:28 | その他旅行き
全国版の天気予報でまず東京に目をやってしまう条件反射がようやく抜け始めた今日この頃。
駐車場を契約して、先週実家から車を持ってきた。
そうか、これで小旅行してたな。
お天気良い日で気持ちよくドライブ。
高速を使ってさっさと帰るより、下道をゆっくり走ることを選択。
三重と奈良の山の中を走り抜けた。

何度も走った道だが2年ぶりくらいだろうか。
田舎はよろしいなあ。
変わっていない景色、変わった景色、覚えていた景色、思い出した景色。
そうそう、名松線が廃線の危機を乗り越え復旧、運行再開していた。
ぼうぼうと生えていた敷石の雑草はきれいに除去され、整備された軌道の向こう伊勢奥津駅には気動車が止まってた。
今度撮影に行こう。

いつの間にか日差しが強くなって、林道に揺れる木漏れ日の陰影が濃い。
こんな木漏れ日の記憶は初夏に残ることが多いような気がする。
コントラストが強いからだろうか。
今回も目に焼き付いた。
盛夏の方が日差しは強いのに、真夏の木漏れ日にあまり記憶が繋がらないのは、葉が生い茂り過ぎて光を通さず木漏れ日ができないからか。

そう、気付けば感覚器官が受容する季節は初夏。
新緑の季節から初夏にかけてなにも遊んでいないが、特に残念な気分がない。
これも引越しのせいか、例年と違う心持ちだ。
ある時地球という星にやってきて、降り立った場所の気候が初夏だった。
って感じ。
過去からの繋がり、未来への繋がりを意識せず、今ある気持ち良い風を受けて時間が過ぎている。



なんにせよ

2017-06-12 03:04:53 | Weblog
ようやくネット環境復活。
通信会社をどこにするか変に迷い、申し込みが遅くなって時間をとってしまった。
まあなんにせよ、投稿再開できたことを祝おう。

新しい部屋は見知った町にあるが、そこで生活していた訳ではないから、毎日が新鮮で面白い。
朝晩通勤で目にする景色は知ってるけど見慣れない。
引っ越したあとも意外と日々が非日常だ。
だからか遊びに出かけていないのに、旅に恋い焦がれるびょーきは影を潜めている。
しかも仕事が忙しくなって、心配事がさらに思考時間を奪う。
そんなこんなで頭の中の遊びに行きたい思いを発する所管は力を失くし、存在感が薄い。

そんな中、ふと7月の休暇予定を見直したら、夏休みの予定を入れてるではないか。
そうだった。
休めるのか?
休めるにしても、なんにも考えていないぞ。
例年なら今頃、あーするかこーするかどーするか検討している真っ最中だ。
引越しのバタバタで飛んでしまってた。
気が付いたから、じゃあ嬉々として検討を始めるのかと思いきや、そんな気にならないのが普通でない。
久しぶりの北アルプス縦走なんてこともできるから、少し足慣らしに山を登っといた方がいいよなあ(気分薄)。

とまあ引越しする前には思いもしなかった毎日を送っているが、なんにせよ自分が今暮らすのは大阪の地だ。
コンビニでビールを物色したら、こんなのがあった。
そう、今はこんな気分。