さて、引っ越すことになって、一番の難題は部屋の片付けである。
古本を売っぱらってやるんだと息巻いてどれくらい経っただろう。
全く手付かず状態で転勤話が出た。
大仏さんのお尻の様に重かった私の尻を無理やり持ち上げねばならなくなった。
お休みは半分遊ぶのを取り止めて片付けを始めている。
遊ぶのは全部取り止めないと片付け切れない気もするが、遊ばぬ週末はありえない。
まずは本棚の前に山脈を成す、古本古雑誌の山を崩していくことから着手。
山の麓はテレビの番組表やカード会社の情報誌とかなんか。
これは捨てるしかない。
ここ何年か、送られてきても見ることなく山に積むのでビニールの袋が付いたままだ。
なので作業は少し手間がかかる。
袋を剥いで別の山に移し、持てそうな重さまで積み、まとめてくくる。
売れそうな文庫本漫画本は、随分以前に片付けた玄関前のスペースに移す。
埃をかぶっているのでそれを落としながら、ブックカバーを剥がして取り出す。
ブックカバーは本屋さんで巻いてくれる紙製のやつ。
ほぼ全てにブックカバーを付けたままにしていたので、読み終わった時点でその後目に触れることはなくなる。
今回ブックカバーを取って、ああこんなの読んだなあ、と懐かしく思い出した。
しかし漫画の場合は内容を思い出せたのだが、文庫本は記憶に無いものが多い。
ストーリーは忘れたが読んだ覚えのあるものはまだましで、まるっきり読んだ覚えの無いものがわんさか出てくる。
最近また小説を読みたいなと思う様になり、本屋で物色してるのだが、この間買おうかと思った文庫本が山から出てきた。
おっと危ない。
やはり興味の湧くタイプの本は今も昔も変わらないようだ。
山から同じ本が2冊出てきたし。
読んだ本のタイトル一覧を作っておかないといけないな。
記憶に無いのだから新しい本を買わずとも、これらをもう一度読めば安上がりではと思い、残しておこうかとも思う。
が、記憶に無いということはあまり面白くなかったということで、それをもう一度読んでもなあ。
なんて思いながら、カバーを剥いでは積み替え、カバーを剥いでは積み替えする。
手前からばかりだと山が急峻になるので、山頂からも崩しにかかる。
山の下層にいくに従い出てくる化石の時代が古くなるのが道理に適っていて面白い。
とうとう山の向こうの本棚に入った本が顔を覗かせた。
あはは、学生時代に愛読していたお気に入りだ。
何年ぶりかなこの背表紙見るの。
中学生の頃、始めて文庫本を買った。
SF小説だったが面白く、少しづつ本棚に増えていくのを眺めては悦に入っていたものだ。
本棚に綺麗に並べるのは学生時代も同じで、勉強せずに気に入った漫画本を取り出しては何度も読んでたな。
そんなだからあの頃は一度読んだ本を間違えてまた買うなんて考えられなかった。
これらは売る対象にはできない。
引っ越して時間が出来たらまた読み返してみよう。
さて、片付けはまだ道半ば。
玄関前のスペースが無くなったので、次は押し入れ前にスペースを作ろうとしている。
しかしいろんな物が出てくる。
物持ちだったので収納スペースの大きい今の部屋を選んだが、今や部屋の周辺部にある備品は全く使わず生活している。
つまりもっと身軽に暮らす事が出来るということだ。
この引っ越しを機に持ち物をぐっと減らしたいものだ。
古本を売っぱらってやるんだと息巻いてどれくらい経っただろう。
全く手付かず状態で転勤話が出た。
大仏さんのお尻の様に重かった私の尻を無理やり持ち上げねばならなくなった。
お休みは半分遊ぶのを取り止めて片付けを始めている。
遊ぶのは全部取り止めないと片付け切れない気もするが、遊ばぬ週末はありえない。
まずは本棚の前に山脈を成す、古本古雑誌の山を崩していくことから着手。
山の麓はテレビの番組表やカード会社の情報誌とかなんか。
これは捨てるしかない。
ここ何年か、送られてきても見ることなく山に積むのでビニールの袋が付いたままだ。
なので作業は少し手間がかかる。
袋を剥いで別の山に移し、持てそうな重さまで積み、まとめてくくる。
売れそうな文庫本漫画本は、随分以前に片付けた玄関前のスペースに移す。
埃をかぶっているのでそれを落としながら、ブックカバーを剥がして取り出す。
ブックカバーは本屋さんで巻いてくれる紙製のやつ。
ほぼ全てにブックカバーを付けたままにしていたので、読み終わった時点でその後目に触れることはなくなる。
今回ブックカバーを取って、ああこんなの読んだなあ、と懐かしく思い出した。
しかし漫画の場合は内容を思い出せたのだが、文庫本は記憶に無いものが多い。
ストーリーは忘れたが読んだ覚えのあるものはまだましで、まるっきり読んだ覚えの無いものがわんさか出てくる。
最近また小説を読みたいなと思う様になり、本屋で物色してるのだが、この間買おうかと思った文庫本が山から出てきた。
おっと危ない。
やはり興味の湧くタイプの本は今も昔も変わらないようだ。
山から同じ本が2冊出てきたし。
読んだ本のタイトル一覧を作っておかないといけないな。
記憶に無いのだから新しい本を買わずとも、これらをもう一度読めば安上がりではと思い、残しておこうかとも思う。
が、記憶に無いということはあまり面白くなかったということで、それをもう一度読んでもなあ。
なんて思いながら、カバーを剥いでは積み替え、カバーを剥いでは積み替えする。
手前からばかりだと山が急峻になるので、山頂からも崩しにかかる。
山の下層にいくに従い出てくる化石の時代が古くなるのが道理に適っていて面白い。
とうとう山の向こうの本棚に入った本が顔を覗かせた。
あはは、学生時代に愛読していたお気に入りだ。
何年ぶりかなこの背表紙見るの。
中学生の頃、始めて文庫本を買った。
SF小説だったが面白く、少しづつ本棚に増えていくのを眺めては悦に入っていたものだ。
本棚に綺麗に並べるのは学生時代も同じで、勉強せずに気に入った漫画本を取り出しては何度も読んでたな。
そんなだからあの頃は一度読んだ本を間違えてまた買うなんて考えられなかった。
これらは売る対象にはできない。
引っ越して時間が出来たらまた読み返してみよう。
さて、片付けはまだ道半ば。
玄関前のスペースが無くなったので、次は押し入れ前にスペースを作ろうとしている。
しかしいろんな物が出てくる。
物持ちだったので収納スペースの大きい今の部屋を選んだが、今や部屋の周辺部にある備品は全く使わず生活している。
つまりもっと身軽に暮らす事が出来るということだ。
この引っ越しを機に持ち物をぐっと減らしたいものだ。