前回の記事を載せて早々、3Dのアバターを見に行くことが出来ました。
月曜の夕刻からだったんですが、急に時間と機会を得ることが出来たもので。
今回はその感想。
まず、チケット売り場で渡された3Dメガネが小さく見えて、私は眼鏡をしているので、眼鏡の上からメガネがかけられるのか心配になりました。
が、3Dメガネの横幅は大きめに作られていて、自分の眼鏡の外側に掛ける事が出来ました。
一安心。
あと入場料が2100円
普通のより高いんだ。
知らなかった。
さて、大抵本編が始まる前に今後公開される映画の予告上映があるものですが、それがありませんでした。
想像するに、3D映画の上映機材と通常上映のそれとが相容れなくて、通常映画の予告編が映写できないからなんでしょうね。
始まる前に「3Dメガネを掛けてください」と画面上に案内が出て、その後に20世紀FOXのオープニングクレジットが入ります。
社名の巨大構造物と夜空を照らすサーチライトをぐるりと廻る映像は、通常とさして変わりがあるように見えないのですが、後半看板構造物の一部が手前を横切る時、初めて3Dの効果を見せてくれました。
本編が始まって、最初は森の上空を飛行するシーンから。
あれ、なにも変わったところはなし。
立体映像であることを確認できたのは、主人公が人工冬眠(冷凍睡眠?)から目覚めるシーン。
なるほど奥行きがある。
その効果については、全般的に遠景が主な映像では小さく、近景が主な映像で顕著。
私は景色を俯瞰する場面で、すごい奥行き感があるのかなと期待していたのですが、残念ながら逆でした。
広大な空間を写した映像は、通常版とほとんど変わらず、作戦ルーム等室内を撮った映像でその効果が発揮されていました。
あと、被写体の動きが速いと目が追いつかず、立体に見える前にそのシーンが終了してしまう。
獣が跳びかかって来るところ、製作側としては驚いて欲しいんでしょうけど、動きが激しすぎかつ短い。
残念。
面白かったのは字幕が空間に浮かんで見えたこと。
マンガの吹き出しみたく、文字で表した劇中のセリフが文字通り物語の中に存在しているようで、変なところで感心してしまった。
総じて言えるのは、だいぶ3D効果を抑えて作っているなという感じ。
これまで見た3D映像というのは、飛び出すびっくり映像を売りにしていたので、如何に飛び出させるかと言うところに主眼を置いていたと思います。
なので、飛び出し方は凄いのですが、驚かしてそれだけというものでした。
しかし、アバターは普通に面白いアクション映画を、3D効果でさらに臨場感溢れるように作ろうとする意図が見られ、必要以上にいやらしい3D効果を与えようとしていなかったので、好感が持てました。
比較的3D効果が抑えられて見えた原因として、画面の大きさがあるのかなとも思いました。
通常の映画と同じスクリーンサイズで、その範囲に映るものだけ立体に見える。
ここに限界があるのでしょう。
これまで見た3D映像というのは、プラネタリウムみたいな全天周型のスクリーンに映したものがほとんどでした。
何々万博のどこどこパビリオンで上映されたりするもので、3Dの効果が主役の映像です。
ああいうのであれば、視界の全てが映像なので、思うがままに立体イメージの映像を展開させることが出来るのでしょうけど・・。
反対に、普通の劇場のスクリーンで写すことができれば、家庭のTVでも上映できるということで、最近製品化された3DTVに互換性があって、いいんでしょうね。
さて、映画は2回見ても、同じシーンでウルウル来てしまいました。
あのアフリカチックな音楽に私は弱いようです。
サントラ購入が決定してしまいました。