自宅から少し離れたチェーン店や大型店で、隣に住む祖母と叔父のための買い物をします。買うのは冷凍食品、シャンプー、ティッシュなどだいたいかさばるもの。もちろん自分の必要なものも一緒に買います。
近くの商店街や駅前スーパーでもそういったものは買えます。けれども品揃えがそれほど多くなく、値段も割高。商店街はほとんどのお店がシャッターを閉めたまま。今年に入ってからも1店舗減りました。営業中のお店にはほとんどお客さんが入っていませんし、仮に入っていても近所の年配の方ばかり。駅前スーパーも夜はお勤め帰りの人で多少混んでいるものの、休日の午前中なんてがらがらです。
たいていの人は車や自転車、または少し歩いて、安い大型のスーパーやホームセンターへ。たとえ単価が数百円でも2割~3割はやはり大きいもの。そういったお店ではショッピングカートいっぱいにまとめ買いしている人を多く見かけます。
けれども高齢になると車の運転は危険ですし、長時間重いものを持つことができません。祖母を大型店へ連れて行きたいのですが、私は車を運転できないので一緒に遠くは無理。80代半ばの祖母にとっては、最寄り駅まで歩くのが精一杯なのです。私は自宅から最寄り駅まで10分かからないのですが、祖母はその倍以上かかってしまいます。祖母と同居する叔父も体が丈夫でなく、しかも仕事が忙しいので、大型店までの買い物は無理に近いです。
やはり大型店と小規模店の共存は難しいのでしょうか。品数や金額のことを考えるとどうしても大型店の方が有利になってしまいます。ただ近所の小規模店がなくなり自宅から多少離れた大型店ばかりになると、ちょっとした買い物ができなくなります。1つ買うだけでも遠くまで足を伸ばさなくてはなりません。それに購入後のアフターケアなどは小規模店のほうが勝っています。顔で覚えてもらえるのも小規模店ならでは。こうしてみると、どちらも捨てがたいですね。