ゆきたんくのお気に入りの千菓進(ちかしん)。
前に何度か紹介したことがある、行きつけの喫茶店である。
ゆきたんくが子供の頃からの夢の一つは、喫茶店でコーヒーを飲みながら、漫画を見ることであった。
それを初めてかなえてくれたのがこの千菓進なのである。
そして、最初にゆきたんくを釘付けにしたのが、ここのメニューにある「スパゲティ・ナポリタン」だ。
ゆきたんくの実家(東京都品川区大井町)の近くにあった洋食マギー(今はない)で食べることができたナポリタンと味が同じなのである。
大井町を初めて離れたのが、ゆきたんくが15歳の時。
全寮制高等学校に行くことになったからだ。
それから30年近く、その味に会うことはなかった。
また、イタリアンレストランができても「ナポリタン」という名前に会うこともなかった。
それは当たり前で、「ナポリタン」というメニューは日本人が考案したということも後になって知った。
その子供の時に好きだった味が食べれるのも、この千菓進だったのだ。
マスターも70近いが、ゴルフや旅を楽しみ、喫茶店業界でも頼られている。
いつまでも元気でいてほしいと思っている。
祝日には日章旗を掲げる千菓進である。