今日も朝の散歩。
同室のS氏と共に出かける。
この方は、市場での売り子のさばきかたも、道路を横断する時の車やバイクのさばきかたも凄い。
まずは市場。
店頭のディスプレーを作っている。
店先に果物を綺麗に並べている。
安いだけでは、ここで生き残れないことが良くわかっているのだ。
肉も冷凍ものはない。
冷凍物は、古いものを売っているとみなされるのである。
瓶詰めの漬物でさえ、ビンの外から見たときに花に見えるように詰めてある。
少女は親の手伝いで、魚の内臓を処理している。
市場の場外に目を向けると、小学生くらいの子どもが親を手伝っている。
経済力がなければ学校に行けないのである。
と思っていたが、本日訪れた学校の校長先生の説明とはかみ合わない。
目の前の現実がある。
日本も明治5年に学制をしいたが、家の手伝いが忙しく、学校に行けない子がいた。
昔、本で見た
ホテルに戻る途中で、初老のご婦人を見た。
写真のように行商中である。
昔、世界の地理の本で見たままの姿がそこにあった。
マリーキュレーハイスクール
学校訪問をした。
ハイスクールだ。
ベトナムの子どもたちが、中学校からどれくらい進学するかはわかった。
しかし、小学校、中学校での就学率が分からなかった。
どの国も事情はあるが、その全てを知ることは、その国の人にならない限りは分からないのだと思う。
サイゴンツーリスト・ホスピタリティ・カレッジ
いわゆる専門学校である。
ここの目的は、即戦力だ。
職場に出たら、すぐ使い物になる人材を育てることが目的である。
日本は思いやりだ、なんだ、かんだといたわりの部分には恵まれているような気がする。
しかし、お金をとって仕事をすることの厳しさについては学校で教わることもない。
また、教えるようにはできていない。
世の中には競争もあることを知る必要はあると思った。
昔、こういう言葉があった。
ゆきたんくも小さい頃から、しょっちゅう言われていた。
「働かざるもの、喰うべからず」