ゆきたんくの夢。
ささやかだと思う。
その一つ。
交通博物館には母が良く連れて行ってくれた。
家は洗濯屋。
定休日は火曜日。
だから日曜日に出かけた思い出はない。
火曜日に学校から帰る。
それから出かける。
母 「どこに行きたい?」
ゆきたんく 「博物館。」
博物館と言えば、交通博物館のことなのだ。
その中で見ただけで終わった展示物・・・
展示物というよりも食堂だな。
新幹線こだま号151系を模したビュッフェ。
新幹線の食堂車はビュッフェと行った。
フランス語で「簡易食堂」のこと。
小さいゆきたんくはそんなことは知らない。
なんだか分からなかったのである。
この交通博物館で食堂車ということを知ったのである。
あんまりいろいろとねだった記憶はない。
しかし、この時はねだった。
ゆきたんく 「ここで食べたい。」
母 「それはだめ。」
母がケチだったわけではなく、食事の時間帯ではなかったことが一つの理由であろう。
次男のつっくんと一緒に食べるチャンスがあった。
ここのカレーを食べたい。
だが、ゆきたんくが次男を遊ばせているのではなく、実は次男が付き合ってくれているのだ(笑)
つっくんの興味はここにはなかったし、ぜひ食べたいんだという親父の気持ちを伝えてもいなかった。
東京ばあちゃんとの果たせなかった思いも、照れくさくて言えなかった。
その時に、撮った写真である。
そして実際に食べたかったのはカレーではなく、800円の新幹線弁当だったのだ・・・