長男が家を出て9か月になろうとしている。
たまに帰って来ては、冷蔵庫を綺麗にしてくれる。
さすが人間ディスポーザーである。
そんな長男と一緒に旅をしたのは5年前が最後だ。
気持的にはそんなに経っている感じはしなかったし、その時のことをけっこう鮮明に思い出すことができるからだ。
いつものことではあるのだが、自分にとって象徴的な出来事(笑)は忘れない。
ゆきたんくは旅のさい、いつもカメラを手にしている。
気に入ったものはすぐに撮りたいと思うからだ。
ソウルの南大門市場で写真を撮りながら歩く。
ああ、雑貨屋さんね。
ああ屋台のお店ね。
というように写しながら歩く。
ふと左にカメラを向けた時、反射的にシャッターを押した。
おぉ、随分とリアルなものが置いてあると思ったからだ。
リアルなはずである。
売り物になっていた長男のおーちゃん(笑)