夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

私の人生の応援歌のひとつ・・♪

2007-05-21 18:25:00 | 定年後の思い
私は定年後の年金生活の3年生の身であるが、
私は時折、口づさむ歌がある。

現役時代に於いては、業務で苦戦した時、
親戚との確執にさいなまれた時など、ときたま唄ったりした。


♪花も嵐も 踏み越えて
 行くが男の 生きる途(みち)

【 『旅の夜風』 作詞・西條八十 】


私が小学三年の春、祖父が亡くなり、
その前年に父に死去されて、母は私を含め五人の子供が残されたので、
母がよく鼻歌を唄ったりしていた。

この頃は、ラジオからよく流れていた、と子供心に記憶がある。

家内は戦前、戦後の歌謡曲は、私より詳しい。
家内の父が歌謡曲が好きで、唄に自信を深めていたので、
家の中、勤務先の交際の折、よく唄っていたらしい。


♪泣いてくれるな ほろほろ鳥よ
 月の比叡(ひえい)を 独(ひと)り行く


時折、私が鼻歌を唄ったりすると、
家内が、NHKの『素人のど自慢』の鐘の音を真似て、
『カァ~ン』と微笑みながら、云ったりしている。

私は人生の苦節の折、よく鼻歌として唄ったりし、
励まされる貴重な唄のひとつである。

尚、この歌が昭和13年に上映された松竹映画の『愛染かつら』の主題歌であり、
原作が小説家・川口松太郎が雑誌『婦人倶楽部』に連載された、
と知ったのは私はここ数年前であった。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『小満(しょうまん)』の時節を迎えて・・♪

2007-05-21 08:24:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、雲ひとつない快晴の朝を迎えている。
朝方の6時に12度近く、日中は23度前後の心身心地よい1日を迎える。

私は5時過ぎに起きだして、朝の陽射しをまばゆく感じたりして、
思わず陽に向かい、感謝の意味で両手を合わせてしまった。

私が愛用している『日本文化いろは事典』のサイトに寄れば、
小満とは秋に蒔(ま)いた麦などの穂がつく頃で、
ほっと一安心(少し満足)するという意味です。
田畑を耕して生活の糧(かて)を稼いでいた時代には、
農作物の収穫の有無は、人の生死にかかわる問題でした。
そのため、麦などに穂がつくと『今のところは順調だ、よかった』と満足したことから、
小満と言う名前が付いたようです。
このように24節気のひとつ時節の『小満』は明示されていた。

先程、NHKの天気予報の時、
陽気がよくなり、草木が繁って天地に満ち始める頃という意味です、
と報じられていた。

いずれにしても、陽射しを受けながら、雨と土に育てられ、
農作物はもとより樹木、草花がめざましく成長する、
と私は現代風に心を寄せる時節である。

先程、庭先に下り立ち、樹木の青葉が日増しに深める色合いを眺めながら、
煙草を喫ったりしていた。
稲穂に近い小判草の群生は揺れ、半夏生(ハンゲショウ)、秋海棠(シュウカイドウ)は日増しに成長し、
どくだみ(ドクダミ)の白い花、雪ノ下(ユキノシタ)の穂が白い花になり、
この時節を教示してくれる。

私は暑い夏の季節は苦手なので、
この時節は、こよなく愛(いと)おしい日々である。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする