夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

家の外に、一歩に出ない日・・♪

2007-12-20 18:23:00 | 定年後の思い
私は年金生活の四年生の身であるが、
日中のひととき、買物、散歩などで出かける時が多いが、
週に一回程度は、出かけない時もある。

庭の手入れをしたり、大雨の時などもあるが、
本の整理とか本を読んだりした時もある。

本日の場合は、年賀状を仕上げてしまおうと、
一年の近況の綴りを庭に下り立ち思案して、
午後の2時間ばかりで、70数通プリントまでした。

私は多くの人と同様に、宛名ソフトを使用している。

ただ、この一年、転居された知らせ、
喪中などの連絡を受けた場合は、住所録、送付先条件などを直ぐに変更することにしてきた。

昨年までは、まとめてすればよい、としてきたので、
まごつくことが多かった。

それでなくとも、年に一回だけ宛名ソフトを使用することが多かったので、
今年は春先に転居通知を受けた時、
この宛名ソフトの住所録の画面を開き、
こうだっただよね、と心の中で呟(つぶや)いたりし変更をしたりしている。


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『昭和』からの伝言・・♪

2007-12-20 09:15:00 | 定年後の思い
私は本屋に寄るのが好きであるが、愛読している作家の本にめぐり逢えない時、
ときおり古本屋に行ったりする時もある。

古本屋の書棚で目的とした本が探せなかった時など、
偶然にかって愛読した作家の本に逢ったりするのである。

昨日の日中も書棚で、かって熱愛した作家が偶然に目が止まり、
この方、こうした本も書かれていたんだ、と未読の本を手に取ったりした。

著作者は今は亡き小説家の山口 瞳であり、
私は平成の初めの頃に熱愛し、集中的に読んでいた作家のひとりである。

今回、偶然に触れたのは、『同行百歳』(講談社文庫)、
『続・礼儀作法入門』(新潮文庫)の2冊であった。

前者の作品は、昭和51年頃に『小説現代』などに初出誌で、
単行本として昭和54年の夏に刊行された本である。

後者の本は『私流頑固主義』の題目で、
祥伝社より昭和51年の師走時に刊行された本である。

いずれの本ものちに文庫本となり、私が手にした次第である。

作家の山口 瞳は、大正15年(1926年)に東京で生を受け、
平成7年(1995年)の夏に死去されたが、
数多く著作品を残された。

生粋の東京人であり、私は昭和という時代を何時感じて、
この作家からの作品は、昭和からの伝言、
或いは遺言として読んでいる。

今は亡き作家と交遊のあった人々からは、
頑固で偏屈だけれど、心やさしい人生の達人、
と称されている。

私は昭和19年に東京の郊外で生を受けたが、
昭和の終わる時までは、45年の歳月を過ごしているので、
私より20年先に過ごされた昭和のご様子をこの作家から学んでいるのである。

そして、この作家より導かれて、
改めて昭和という時代に愛惜を寄せながら、読んだりしている。


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