夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

『マンゴー』を求めて三千里・・♪

2007-12-30 15:25:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、快晴であったが、ときおり強い風が吹く中、
私は散策と買物に10時半過ぎに出かけた・・。

家内から、散歩のついでに5品の買物を頼まれたのであるが、
この中で南国の甘味のある果物のマンゴーがあった。

家内の母の好物のひとつで、冷凍されたマンゴーであるが、
昨年は28日頃に確保でき、それなりに美味しい、と評価を頂いたのである。

今年も25日に買い求めに行ったが、売り切れとなったので、
今回は敗者復活戦のつもりで駅前の大型スーパーに、
散策がてら30分程歩いて行ったのである。

結果として品切れであり、少し落胆しスーパーを出た時、
小雨が降りだしてきた・・。

私は川沿いの遊歩道を歩いてきたので、
帰路も歩いて帰るつもりでいたので、
予報は快晴なのに、どうして雨が降るの、
と少し途方にくれたのである。

そして、電車を一区間乗った別の駅前の大型スーパーに向かったが、
やはりこの大型スーパーでも品切れであった。

その後、もしかしたら自宅の最寄の大型スーパーにあるかもしれない、
と気を取り直して、寄ってみたが、
残念ながらマンゴーはなかったのである。

たかが冷凍されたマンゴーであったが、
大型スーパーを3店廻り巡って3時間要したのであり、
『母を訪ねて三千里』のような思いとなったのである。

私は心の反動として、私の好物の『祝い鯛』を買ったのである。
小中学生の時代は劣等生で、今は年金生活の身で、少しひけめ感じるが、
店内で一番高価な祝い鯛を購入したのであるが、程ほどの価格である。

帰宅後、家内に、
『XXちゃんさぁ・・残念ながら・・マンゴー買えなかったょ・・
成果のない買物をして・・申し訳ない・・』
と私は家内に詫びたのである。

その後、着替えて、庭に下り立ち煙草を喫っていたら、
風もなく、穏やかな快晴となった。
私は、天上の気候の神々は一体どうしたの・・、と呟(つぶや)いたのである。


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幼年時代、この時節に唄った歌は・・♪

2007-12-30 07:24:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、昨夜も雨が降り、今朝は雨上がりの澄み切った朝を迎えている。

雨上がりのせいか、何となく暖かいように感じているのであり、
ここ数日はぐずついた天気であったが、これからの1週間の快晴、と報じていた。

庭に下り立ち、55年前以上の幼年期の頃は、
この時節はどのように過ごしていたのかしら、
と思ったりした。

私の父は小学二年、祖父は小学三年で死去されたが、
一年生の時、冬休みの直前は恒例の二学期の終業式があり、
そして何より苦手であったのは通信簿を貰うことであった。

兄2人は優等生で、私は『2』が多い劣等生で、
父にしぶしぶ見せると、やっぱりね、といった表情を感じたのである。

私はいじけた可愛げのない幼児であったが、
やはりお正月が近くになると、人影の少ない農道で、


♪もういくつねると お正月
 お正月には 凧(たこ)あげて
 こまをまわして 遊びましょう
 はやく来い来い お正月

【 『お正月』 作詞・東 くめ 】


とかぼそい声で唄ったりした。

私は元旦になると、お年玉を父、祖父の両方から頂けることを覚え、
そして兄に教えて貰い、凧を揚げたりし、こまも廻したりした記憶があるので、
劣等生なりにお正月を迎えるのが楽しかったのである。

尚、凧揚げを兄に見習い、凧を揚げようとしたが、
私のだけが少し揚がったと思ったら、直ぐに落下するのであった。

兄達は通信簿『5』の多い優等生であり、
僕のだけは『2』が多い頭の良くない児せいか、
僕の凧、どうして揚がってくれないの、
と悲しくなり、そして益々(ますます)劣等感を感じた時でもあった。










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