夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

なぜ冬至の時、カボチャを食べるの・・♪

2007-12-22 13:14:00 | 定年後の思い
冬至の日には、ユズ湯に入いれば、
無病息災で冬が無事に過ごせると古来から云われている。

私も幼児の頃から、ユズの浮んだ湯に入いったりしていた。

そして、夕食の時はカボチャを煮込んだのを食べたりしていた。

私は晩酌している父に、
『近所の友達も・・今晩はカボチャといっていたよ・・
どうして・・カボチャを食べるの・・
去年の今頃でも・・3日に1回ぐらいカボチャがよく食べたのに・・』
と私は云いながら、父を困らせた。

私が小学1年生の頃で、
祖父と父が中心となって農業をしていた。

まもなく父が死去し、祖父も後を追うように亡くなったが、
我家は冬の時節、カボチャの料理が多く、私は食べすぎたせいか、
未(いま)だに私は苦手な食べ物のひとつとなっている。

先程、『冬至』に関して調べたりしていた時、
藤野邦夫・著の『幸せ暮らしの歳時記』(講談社文庫)を読んで、
私なりに苦笑しながら、理解できた。

無断であるが、引用させて頂きます。


・・栄養価の高い緑黄色野菜の代表格。
炭水化物、蔗糖(しょとう)、ブドウ糖のほか、カロチンにも富(と)んでいる。
・・この保存のきく野菜を、栄養が片寄りがちな冬に食べて、
元気をだそうという意味・・

カボチャの優れている点は、
果肉だけでなく、「南瓜仁(なんがにん)」と呼ばれる種までが栄養豊富なことである。
アミノ酸のバランスがよく、リノール酸とオイレン酸を主とする脂肪質も豊富・・
カボチャの種を炒(い)って食べれば、
高血圧症や前立腺肥大症の予防に効果がある・・

このように明記されて折、昭和の28年の頃を思い出したりしている・・。
あの頃は、敗戦後10年を満たない時期であったので、
どの家も食べ物は豊富でなく、
冬の時節にカボチャで空腹を満たし、栄養を補強し、
そして甘味のある香ばしいカボチャを食べられたのだろう。

10年前に亡くなった母は、生前の時、
ショート・ケーキよりカボチャの方が美味しいわ、
と私は度々聴かされたりしていた。

私はカボチャの煮物を見るたびに、亡くなった母を想いだすのである。


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東京の郊外は、どんよりとした曇り空を迎えて・・♪

2007-12-22 07:59:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、朝方3度の寒さとなり、
どんよりとした曇り空で、午後の3時過ぎから雨が予測されて折、
最高気温も10度以下の日となっている。

深夜に一時的に雹(ひょう)が降り、明日の午前中まで雨となっている。

サラリーマンの多くの人達は、本日より3連休が多い、
とテレビのニュースで報じていたので、
私は天上の気候の神々が秘かに采配されたのかしら、
と思ったりしている。

現役のサラリーマンの方たちは、
昨今流行の成果主義の下に、私の現役時代よりも一層激務となり、
忘年会などもこなして、あと何日頑張れば仕事収めを迎えるので、
心身共にお疲れで今朝を迎えているのだろう、
と思っているからである。

こうした状況と思われるので、
せめて雨の降った時、ご家族でゆっくりと過ごされ、
天気の回復した24日のクリスマス・イブを迎える、
とお節介なことを祈願したりしている。


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