私は東京郊外の調布市に住む年金生活5年生の64歳の身であり、
曇り空の中、庭の手入れをする為に9時過ぎに下り立った。
家内は初夏の衣料準備をしているので、お互いに孤軍奮闘する日中でもある。
玄関庭から樹木の剪定をしたり、草抜きをしていたが、
紫露草(ムラサキツユクサ)、秋海棠などこの時節から容姿を現(あらわ)し、
初夏から彩る草花に微笑んだりしていた。
主庭にある小判草(コバンソウ)は、麦穂の色合いのように薄緑色から淡い黄金色に染められ、
半化粧(ハンゲショウ)と唐糸草(カライトソウ)は成長しはじめ、
アメリカン芙蓉(フヨウ)も姿を現して二週間が過ぎ、伸長している。
そして、伊予柚子(イヨ・ユズ)がたわわに白い花を咲かせて折、
私は微笑みながら、この樹木の下とその周辺を草抜きをしていた時、
♪白い花が 咲いていた
ふるさとの 遠い夢の日
【 『白い花の咲く頃』 作詞・寺尾智沙、作曲・田村しげる、唄・岡本敦郎 】
思わず鼻歌を唄っていたのである。
♪さよならと 言ったら
黙って うつむいてた
お下髪(さげがみ)
悲しかった あの時の
あの 白い花だよ
【 『白い花の咲く頃』 作詞・寺尾智沙、作曲・田村しげる、唄・岡本敦郎 】
私が小学校に入学する前の年、ラジオから盛んに流れていて、
幼児なりに心で覚えてしまい、
その後、白い花を見ると、何かしら鼻歌を小声で唄ったり、
或いは心の中で唄ったりしている。
この後、歩道に面した垣根の周囲を草抜きをしながら、
♪白い雲が 浮いてた
ふるさとの 高いあの峰
【 『白い花の咲く頃』 作詞・寺尾智沙、作曲・田村しげる、唄・岡本敦郎 】
と鼻歌を唄っていたら、人影を感じたので、見上げたら、
近所で見かける小学4年生ぐらいの男の子が立ったいた。
『おじさんの唄っている歌・・
うちのお爺ちゃん・・よく唄っているよ・・』
と男の子は私に云った。
『そぉ・・じゃ・・君のお爺ちゃん・心清き人だょ・・
私とお友達になれそうだょ・・よろしく云っていてね・・』
とお調子者の私は男の子に云った。
男の子は少し首を傾げたが、少し微笑みを浮かべて立ち去った。
この後、私は心の中で、
♪さよならと 言ったら
こだまが さよならと
呼んでいた
淋(さみ)しかった あの時の
あの 白い雲だよ
【 『白い花の咲く頃』 作詞・寺尾智沙、作曲・田村しげる、唄・岡本敦郎 】
と唄ったりした。
そして、私は午後4時過ぎに疲労困憊となり、作業は中止とし、
お風呂に入った後、昼食を抜きだったので、早めの夕食としたのである。
そして、居間の食卓テーブルから、わずかに見える伊予柚子の白い花を眺めたりし、
微笑んだりした。
【 『白い花の咲く頃』 作詞・寺尾智沙、作曲・田村しげる、唄・岡本敦郎 】
http://www.youtube.com/watch?v=DGYq9QSq1eQ

曇り空の中、庭の手入れをする為に9時過ぎに下り立った。
家内は初夏の衣料準備をしているので、お互いに孤軍奮闘する日中でもある。
玄関庭から樹木の剪定をしたり、草抜きをしていたが、
紫露草(ムラサキツユクサ)、秋海棠などこの時節から容姿を現(あらわ)し、
初夏から彩る草花に微笑んだりしていた。
主庭にある小判草(コバンソウ)は、麦穂の色合いのように薄緑色から淡い黄金色に染められ、
半化粧(ハンゲショウ)と唐糸草(カライトソウ)は成長しはじめ、
アメリカン芙蓉(フヨウ)も姿を現して二週間が過ぎ、伸長している。
そして、伊予柚子(イヨ・ユズ)がたわわに白い花を咲かせて折、
私は微笑みながら、この樹木の下とその周辺を草抜きをしていた時、
♪白い花が 咲いていた
ふるさとの 遠い夢の日
【 『白い花の咲く頃』 作詞・寺尾智沙、作曲・田村しげる、唄・岡本敦郎 】
思わず鼻歌を唄っていたのである。
♪さよならと 言ったら
黙って うつむいてた
お下髪(さげがみ)
悲しかった あの時の
あの 白い花だよ
【 『白い花の咲く頃』 作詞・寺尾智沙、作曲・田村しげる、唄・岡本敦郎 】
私が小学校に入学する前の年、ラジオから盛んに流れていて、
幼児なりに心で覚えてしまい、
その後、白い花を見ると、何かしら鼻歌を小声で唄ったり、
或いは心の中で唄ったりしている。
この後、歩道に面した垣根の周囲を草抜きをしながら、
♪白い雲が 浮いてた
ふるさとの 高いあの峰
【 『白い花の咲く頃』 作詞・寺尾智沙、作曲・田村しげる、唄・岡本敦郎 】
と鼻歌を唄っていたら、人影を感じたので、見上げたら、
近所で見かける小学4年生ぐらいの男の子が立ったいた。
『おじさんの唄っている歌・・
うちのお爺ちゃん・・よく唄っているよ・・』
と男の子は私に云った。
『そぉ・・じゃ・・君のお爺ちゃん・心清き人だょ・・
私とお友達になれそうだょ・・よろしく云っていてね・・』
とお調子者の私は男の子に云った。
男の子は少し首を傾げたが、少し微笑みを浮かべて立ち去った。
この後、私は心の中で、
♪さよならと 言ったら
こだまが さよならと
呼んでいた
淋(さみ)しかった あの時の
あの 白い雲だよ
【 『白い花の咲く頃』 作詞・寺尾智沙、作曲・田村しげる、唄・岡本敦郎 】
と唄ったりした。
そして、私は午後4時過ぎに疲労困憊となり、作業は中止とし、
お風呂に入った後、昼食を抜きだったので、早めの夕食としたのである。
そして、居間の食卓テーブルから、わずかに見える伊予柚子の白い花を眺めたりし、
微笑んだりした。
【 『白い花の咲く頃』 作詞・寺尾智沙、作曲・田村しげる、唄・岡本敦郎 】
http://www.youtube.com/watch?v=DGYq9QSq1eQ
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