夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

思わず私は、『早春賦(そうしゅんふ)』の歌を心の中で唄い・・。

2010-02-04 08:31:34 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の6年生の65歳の身であるが、
今朝、6時に起床し、この後はいつものように読売新聞の朝刊を読んだ後、
玄関の軒下で煙草を喫いながら、玄関庭にある白梅の七分咲きを眺めたりしていた。

そして、小鳥が花にまといついて朝食をしているので、私は微笑んだりした。
この小鳥達は、定期便のように日の出の時間と共に飛来し、
私より正確に時を過ごしている、と感心させられたのである。


この後、私はカレンダーを眺めて、立春かょ、と心の中で呟(つぶや)いたりした。
そして地元の天気情報を見ていたら、
朝の6時はマイナス3度、昼下がりは6度前後、そして夜の6時は3度前後、
今年一番の寒さとなりましたが、風もなく、穏やかな冬晴れの日中となります、
と報じていた。

私は雨戸を開けて、まばゆい朝の陽射しが射しこみはじめた主庭のテラスに下り立った。

主庭は隣家のマンション影響で、この時節は半日ほど陽影となっているので、
白梅は膨らんだ莟(つぼみ)であり、紅梅は固い莟の状況である。
そして、一昨日の朝、わずか5センチばかりの積雪があり、
大半解けだして黒土となっているが、庭の片隅にはうっすらと化粧したように雪が残っているので、
微苦笑したりした。

このように凛とした情景を眺めていたら、『立春』は暦(こよみ)の上であることを改めて実感させられ、
心の中でひとつの歌を唄っていた・・。

♪春は名のみの風の寒さや。
 谷の鶯(うぐいす) 歌は思えど
 時にあらずと 声も立てず。
 時にあらずと 声も立てず。

【『早春賦(そうしゅんふ) 作詞・吉丸一昌、作曲・中田 章 】

そして私は、幼年期は農家の児として育ち、この時節は積雪30センチの中を歩き廻ったり、
或いは畑の中の道を霜柱が10センチぐらいを踏みつけながら、走りまわったりしていた・・。

このような思いも重ねて、

♪氷解(と)け去り葦(あし)は角(つの)ぐむ。
 さては時ぞと 思うあやにく
 今日もきのうも 雪の空。
 今日もきのうも 雪の空。

【『早春賦(そうしゅんふ) 作詞・吉丸一昌、作曲・中田 章 】


そして私は少し胸が熱くなり、私は齢をとったのかしらと苦笑したりした。


http://www.youtube.com/watch?v=DfevI6akimY
【『早春賦(そうしゅんふ) 作詞・吉丸一昌、作曲・中田 章、編曲・三枝成章 】




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コメント (1)
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